【寒い時期に大活躍】水道管の凍結防止に役立つグッズを紹介!
公開日:2024.1.11 更新日:2024.10.30
寒い時期になると水道管の凍結が心配ですよね。水道管が凍結すれば、水が出なくなったり、水道管が破裂してしまったり、生活に大きな支障をきたします。
この記事では、水道管の凍結防止に役立つグッズを紹介します。
寒い時期になると水道管の凍結が心配ですよね。水道管が凍結すれば、水が出なくなったり、水道管が破裂してしまったり、生活に大きな支障をきたします。
この記事では、水道管の凍結防止に役立つグッズを紹介します。
水道管が凍結する主な条件は、以下の2つです。
この条件を覚えておき、当てはまるようであればしっかりと凍結対策をしましょう!
①外気温が氷点下になる場合
水は0度になると氷になりますが、水道管が凍結する温度の目安はマイナス4度だといわれています。
ただし、風当たりが強い場所の水道管はマイナス1~2度でも凍結する恐れがあります。さらに日最高気温が0度未満の真冬日も水道管が凍結する可能性が高まりますので注意が必要です。
雪が降る北日本や日本海側は当然ですが、雪が降らない地域であっても寒波に覆われているときは要注意です。天気予報やニュースを見て、気温が低くなるようであれば水道管の凍結対策をおこなってください。
②長期間水道を使わなかった場合
温度のほかに水が氷る理由は、水に動きがないためです。水道管内に水が流れている状態であれば、外気温が氷点下になっても凍結しにくくなります。
長期間使用されない水道管では、水に動きがないため、凍結しやすくなります。
年末年始の帰省や旅行などで家を空ける場合は、水道管の凍結防止のために、水抜きを行っておくことをおすすめします。
関連記事:冬場の水道凍結を防ぐには水抜き(水落とし)がおすすめ!やり方をご紹介
寒波に覆われている日や、長期間家を空けるときは、水道管が凍結しやすくなります。凍結のリスクがある際は、あらかじめ対策をおこないましょう。
ここでは、水道管の凍結防止に役に立つグッズを紹介いたします。
・保温テープ(保温材)
保温テープは、その名の通り、水道管に巻き付けることで水道管を保温してくれるテープです。テープを巻きつけて保温するため密閉性が高く、保温効果が高まります。
保温テープの使い方は、半分ずつ重ねるように巻くだけです。
また、上にキャンパステープを巻くと、保温効果を高められます。キャンパステープとは、保温材に巻く、包帯のようなテープです。保温テープの劣化を遅らせられるため一緒に使うことをおすすめします。
ちなみに、保温テープを巻くと物理的接触からも水道管を守ってくれます。強度が上がるため、風によって物が当たったときも、耐えてくれる可能性が高まります。
・凍結防止カバー
凍結防止カバーとは、水道管や蛇口自体を覆うカバーです。
保温テープは冷気や衝撃から水道管を守ってくれますが、劣化した際はテープを貼り変えなくてはいけません。しかし、テープは1度貼ると付け替えが面倒です。一方で、凍結防止カバーは、取り外しが簡単にできるメリットがあります。
ただし、蛇口付近しかカバーできない製品が多いため、おもに保温テープとあわせて使います。
凍結防止ヒーターは、電気で水道管を保温して凍結を防ぐグッズです。凍結防止帯とも呼ばれますが、同じアイテムを指します。
一口に凍結防止ヒーターといっても、材質や運転方法によっていくつかの種類に分かれるため、注意してください。
■材質による違い
材質では、以下の2つの違いがあります。
①金属配管用
②樹脂配管用
水道管の材質と違う商品を使うと保温効果を得られないため、自宅の水道管の材質に合っているものを選びましょう。間違った材質のものを使うと、水道管を傷つけたり、発火や感電につながったりする恐れがあるので注意が必要です。
■運転方法による違い
凍結防止ヒーターは、運転方式によって以下の2つに分かれるので、覚えておいてください。
①ニクロム線ヒーター型
②自己温度制御型
ニクロム線ヒーター型は、水道管の温度と外気温を検知して、自動で運転したり停止したりします。
もう一方の自己温度制御型は基本的に通電しています。通電している時間が長いため、電気代が高くなる点に注意してください。
■重ね巻きと保温テープ併用に注意
凍結防止ヒーターは巻いて使うものですが、多くの製品では重ね巻きが禁止されています。重ね巻きをおこなうと、火災につながるおそれがあるからです。
保温テープを使う場合は、付属しているテープや、メーカーが指定している商品を使ってください。
水道凍結防止帯(給湯・給水管兼用) 1m
先に紹介した凍結防止グッズの他にも、身近なもので保温できます。グッズをそろえるのが面倒くさかったり、費用をかけたくなかったりする場合は、身近なアイテムを水道管の凍結防止カバーとして代用しましょう。
ここでは2点を紹介しますが、どちらも簡単であるため、試してみてください。
・アルミシート
アルミシートは、たくさんの空気の層を膨らませたシートで、熱の伝達を遅らせて断熱効果を発揮してくれます。
レジャーシートとしてもよく使用され、ホームセンターや家具用品店、さらには100円ショップでも販売されているため、揃えるのも簡単です。
・気泡緩衝材(プチプチ)
気泡緩衝材も、凍結防止シートの代わりとして使用可能です。気泡緩衝材とは、ダンボールで荷物が送られてきた際に間を埋める緩衝材であり、梱包材としてもよく使われます。よく「プチプチ」と膨らんでいる部分を潰したり、エアーバックやエアキャップと呼ばれたりするシートです。
また、気泡緩衝材の上からガムテープを巻きつけると、強度が増す上に凍結防止効果が高まります。気泡緩衝材も、ホームセンターや100円ショップで販売されているため、用意するのも簡単です。
いくら市販の凍結防止グッズを使って対策をおこなっても、天候や外気温など外的要因によって水道管の凍結が起こるかもしれません。
いざ水道管が凍結してしまって、急を要するのに水が使用できない場合は、解氷を専門事業者に対応してもらうのがおすすめです。素人はどのように工事をすればいいのか分からない上に、下手に手を出すと水道管が破損するケースもあるからです。
ただし、専門事業者に依頼するとなると、費用が気になります。ここでは、業者に依頼した際の費用を紹介いたします。
■水道管の解氷工事の費用相場
多くの場合は、電気解氷機や高温スチーム機を使いますが、双方に費用の差はありません。費用相場は、8,000~15,000円程度です。
ただし、この金額は凍結場所と作業時間によって変わります。時間がかかったり作業が難航したりすると、30,000円程度まで費用が膨れ上がる可能性があります。
作業時間によって費用が決まる事業者も存在するため、依頼前に確認しておいてください。
■水道管が破裂している場合
凍結によって水道管が破裂しているケースがあります。こうなると水道管を修理しなければならないため、費用が高くなります。
作業しやすい場所であっても、20,000~30,000円程度は覚悟しなければなりません。さらに、水道管が壁や床に埋まっている場合は作業しづらいため、30,000~50,000円程度まで費用が増える可能性があります。
■夜間は追加料金が発生する
夜間の修理には注意してください。水道管の破裂は早急な対応が必要ですが、発生したのが夜間だと費用が上がってしまいます。
ただ、追加費用は10,000円以内で済む場合が多いため、早急に修理しなければならない事情がある場合は、時間帯を気にせず相談してみましょう。夜間であっても対応してくれる事業者は存在します。
水道管が凍結したり破裂したりしたときは、専門事業者に依頼して対応しましょう。