《便座が割れた!》便座の修理・交換に関する情報をご紹介します
公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.2
便座に座っている時に違和感を感じてカバーを外してみると、割れていたとなんて経験をされた方も多いはず。そのままでも使用できなくも無いですが出来れば修理や交換をしたいですよね。
そこで今回は便座が割れた原因や修理・交換方法、業者に依頼した際の設置費用などを分かりやすく紹介していきます。ぜひトラブル解決の参考にして下さい。
便座に座っている時に違和感を感じてカバーを外してみると、割れていたとなんて経験をされた方も多いはず。そのままでも使用できなくも無いですが出来れば修理や交換をしたいですよね。
そこで今回は便座が割れた原因や修理・交換方法、業者に依頼した際の設置費用などを分かりやすく紹介していきます。ぜひトラブル解決の参考にして下さい。
このトラブルの主な原因としてまず考えられるのが経年劣化です。
一戸建てやマンションなどの集合住宅を問わず、故障しない限り便座を交換することはなかなかありません。強いて言えば普通のトイレをウォシュレットに変更する時ぐらいです。
便器の本体は陶器で出来ていますので比較的耐用年数が長いのですが、便座の多くはプラスチック製ですので10年程度で劣化してしまいます。
特に座った際の左右にある部分には最も重量がかかりやすいので割れることがまれにあります。
便座の破損原因として次に考えられるのが無理な負荷です。特にトイレ掃除の時に気を付けて頂きたいのですが、棚の上に手が届かないからと便座に乗る方がいらっしゃいます。一般的に便座の耐荷重は100kgなので問題ないように感じますが、上に立った場合は局部的に圧力が加わりますので簡単に割れてしまいます。
そしてお子様がいらっしゃるご家庭で多い原因が、乱暴な取り扱いによる破損です。便座を上げて用を足した後にバンッと無造作に下ろす方がいらっしゃいます。確かに便座は汚い印象がありますが、だからと言ってこのように乱暴に取り扱っていると、故障してしまいます。
今回紹介した原因に気を付けて頂くだけで、故障のリスクは大幅に減少します
まず最初にご理解いただきたいのですが、便座が割れた時に修理で対応することはほぼ不可能です。かと言ってそのままにしておくことは出来ません。
そこで便座の交換までの間の応急処置方法を紹介します。
その為に必要なのが木材などの硬い板とテープです。便座の割れている部分の上下に板を合わせテープで巻いておきましょう。骨折した時の応急処置に近いイメージです。
便座は薄い割に荷重がかかりますので瞬間接着剤やボンドで固定することが出来ません。応急処置を施したら早めに便座を交換しましょう。失敗しないコツはガムテープではなく布テープを使用することです。
便座が上がりづらくなった時は修理が可能です。便座の付け根の部分の埃や汚れを取り除いて、潤滑スプレーを吹き付けて何回か上下に動かしてみましょう。それでも動きが悪い場合は、シャフトの部分が歪んでいる可能性がありますので、交換する方が無難です。
ウォシュレットの便座の修理方法はいささか複雑です。例えば自動で便座が上がらない場合はセンサーの故障も考えられますし、モーターの不具合の可能性もあります。あとギアの破損も多いです。
このような場合はメーカーや販売店に問い合わせることをお勧めします。保証期間内でしたら無償で修理や交換をしてくれる場合があります。
まず交換方法をご説明する前に新しく取り付ける便座の選び方について説明しなくてはいけません。
なぜなら便器に合った便座を購入していないと交換することが出来ないからです。便座にメーカーと型番が記載されている場合は同じ物か互換性があるものを購入して下さい。それらが分からない場合は便座を固定しているボルトから便器の先端までの長さを計って下さい。44㎝と47㎝の二種類があります。
次にボルトの長さです。この二つがあれば交換に最適な便座を用意することが出来ます。用意出来たら念のため止水栓を締めてから作業に取り掛かりましょう。
新しい便座に付属している専用の工具を使用して、古い便座を取り外し新しい便座を取り付ければ完成です。感染症などが怖いのでゴム手袋をつけて作業して下さい。古い便座はお住まいの地域の取り決めにそって処分しましょう。
ウォシュレットの便座の場合も交換方法は上記で紹介した普通の便座とほぼ同じです。違う点と言えば、便座の外し方です。便座の根元にピンが横向きにささっていますので、それを引き抜くと外れます。
ただしウォシュレット付きの便座はパーツが多いので、ホームセンターなどで交換用の部品が手に入りづらいことがあります。そのような場合はメーカーのホームページでネット注文出来ますので、そちらをご利用下さい。
そこで気になるのが便座の代金ですがノーマルでしたら3,000円~5,000円、温水洗浄便座でしたら13,000円~50,000円となっています。つまり便座を設置する料金は11,600円~58,600円が目安になります。
なおリモコン式の便座を設置する場合にはさらに3,000円程度高くなります。
8,600円の内訳は配管も含めた工事費と古い便座の処分費となっています。しかし業者によっては処分費を別で請求する業者も存在します。その場合は自分で処分した方がお得ですので業者に依頼しない方が無難です。
またある業者ではメーカー保証以外にも独自の保証を付けてくれるところもあります。依頼する上で大切なことは、業者の見極めです。表面では低価格を謳っている業者でも色々な費用を加算していくと高額になってしまったという事は少なくありません。
ここからは失敗しない為のポイントを紹介します。まずは料金についてのポイントです。『〇〇円~』という業者は選ばないようにしましょう。それよりも定額&追加費用一切ナシなどの表示している業者の方が無難です。また工事を依頼する前には必ず書面での見積もりを2社以上から取りましょう。口頭の場合あとでトラブルになる事もあります。
最後のポイントは、対応が丁寧な業者を選ぶことです。せっかくお金を払って便座の設置を業者に依頼する訳ですから、少しでも良い業者をお選び下さい。
ここまでの情報で特に重要なポイントをおさらいも兼ねてまとめて紹介します。
まず便座が破損した時は応急処置を施して早めに交換するようにしましょう。普通の便座から温水洗浄便座に交換する場合は少し難しいですが、そうでない場合は簡単ですので、自分で行う事をおすすめします。
業者に依頼する際は今回紹介した料金を目安に優良業者をお選び下さい。