ウォシュレット交換は自分でできる?業者に依頼する費用やどこに頼むべきかも解説
公開日:2026.6.26
ウォシュレットを自分で交換しようと考えているものの、具体的なやり方が分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ウォシュレットを自分で交換する際は、作業ミスによる水漏れや破損、想定外の高額な修理費用が発生するリスクもあるため、事前に交換手順や注意点を確認しておくことが重要です。また、ウォシュレット交換を自分で行うのが難しいと判断した場合には、信頼できる業者選びが交換後の安心感を大きく左右します。
本記事では、ウォシュレットを自分で交換する際の注意点や正しい手順をはじめ、気になる費用相場や業者の選び方まで詳しく解説します。最後まで読むことで、ウォシュレットを安全に交換できるようになるはずですので、ぜひ参考にしてみてください。
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ウォシュレット交換は自分でできる?
ウォシュレットの交換は、必要な工具を用意して正しい手順を踏めば自分で行えます。しかし、少しでも手順を間違えると深刻な被害を招く恐れがあるため、作業を自分でできるかどうかの見極めが必要です。
自分で作業を行う場合には、以下のリスクが伴うことを知っておきましょう。
- 水漏れによる被害:配管をつなぐ際に水漏れを防ぐパッキンを入れ忘れたり、接続が不十分だったりすると、水漏れが発生する場合がある
- 便器の破損:接続部のナットがサビて固着している場合、無理に力を入れると便器を破損させる恐れがある
- 漏電や火災の危険性:トイレは水や湿気が多い場所であるため、作業前に電源プラグを抜かないと、感電や漏電、最悪の場合は火災につながるリスクがある
- 適合しない製品の購入による出費:お使いのトイレに合わない製品を購入してしまうと、結局取り付けられずに無駄な出費となる可能性がある
自分で交換すれば作業費用を抑えられますが、上記のように失敗した際のリスクが高いです。そのため、少しでも作業に不安を感じる場合やリスクを避けたい場合には、無理せず業者へ交換を依頼しましょう。
なお、EPARKくらしのレスキューでは電気工事業者も紹介しているので、併せて参考にしてみてください。
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参照元:「温水洗浄便座による火災」独立行政法人 製品評価技術基盤機構
ウォシュレット(温水洗浄便座)の交換時に注意すべきこと
ウォシュレット(温水洗浄便座)を安全かつ確実に交換するためには、購入前の確認が重要です。自宅のトイレに合わない製品を購入してしまうと、取り付けができずに無駄な出費となってしまうため、事前に以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 新たに購入するウォシュレットが今のトイレに合うか確認する
- コンセントの有無を確認する
- 隅付トイレタンクの場合は給水管の長さも確認する
- 便器のタイプを確認しておく
- 補足:ウォシュレットの名称について
それぞれ詳しく解説します。
新たに購入するウォシュレットが今のトイレに合うか確認する
ウォシュレットを購入する際は、お使いのトイレのサイズやトイレ室内の寸法に適合するかを確認しましょう。サイズが合わないウォシュレットを取り付けてしまうと、不格好になったり機能が正常に働かなかったりするためです。
トイレのサイズには、大きく分けて大型(エロンゲートサイズ)と標準(レギュラーサイズ)の2種類が存在します。現在販売されているウォシュレットは、どちらのサイズにも取り付けられる兼用サイズのウォシュレットが主流です。しかし、標準サイズのトイレに兼用サイズのウォシュレットを取り付けると、便器の先端からウォシュレットが少しはみ出してしまうことがあります。
そのため、購入前には以下のサイズを測っておきましょう。
- ウォシュレットをトイレに固定する穴から便器の先端までの長さ
- 便器の中央からトイレ横の壁までの距離(左右)
- 便器の中央からトイレ前方の壁までの距離
特に、人が近づくと自動でフタが開閉する機能がついたウォシュレットは、前方に十分なスペースがないとセンサーが誤作動を起こす原因になります。
コンセントの有無を確認する
ウォシュレットを交換する前にトイレ室内にコンセントがあるか確認しておきましょう。ウォシュレットは、水を温めるヒーター、水を噴射するポンプ、ノズルの作動、便座の暖房といった、すべての快適機能を電動で制御しているためコンセントが必要です。
トイレ室内にコンセントがない場合は、トイレの外から延長コードを使用してはいけません。水を扱う場所で延長コードを使うと、水滴によって漏電や発火を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。コンセントがない場合は、専門の資格を持った業者にコンセントを新設する電気工事を依頼しましょう。
参照元:「電気工事士法の概要」経済産業省
隅付トイレタンクの場合は給水管の長さも確認する
トイレの角に三角形のタンクがある隅付トイレにウォシュレットを取り付ける際は、事前に給水管の長さを確認しておきましょう。
ウォシュレットを設置するとき、止水栓に水を分けるための分岐金具を新たに取り付けると、止水栓とタンクの位置関係が変わり、既存の給水管では長さが合わなくなる場合があります。そのため、事前に止水栓からタンクまでの距離を測り、合わない場合は適切な長さのフレキシブル管(※1)の購入が必要です。
また、ウォシュレットへ繋ぐ給水ホースも長さが足りないと接続できなかったり、無理に引っ張ることで水漏れの原因になったりします。したがって、隅付トイレタンクの場合は事前に給水管とウォシュレットの給水ホースの長さを確認しておくことが大切です。
※1 フレキシブル管:手で自由に曲げられる給水管
便器のタイプを確認しておく
ウォシュレットを交換する際は、事前に便器のタイプを確認しておく必要があります。ウォシュレットを交換できるのは、便器とタンクが別々に分かれている「組み合わせトイレ」に限られるためです。組み合わせトイレは、便座部分を独立して取り外せる構造になっています。
一方で、以下のタイプの場合はウォシュレット部分を自分で取り外せません。
- 便器とタンクが一体化している「一体型トイレ」
- 水を溜めるタンクがない「タンクレストイレ」
- 手洗い場や収納棚などとセットになった「システムトイレ」
上記のタイプの場合、トイレを丸ごと交換するか、メーカーや専門業者による特殊な修理対応が必要です。したがって、お使いのトイレがウォシュレットのみを交換可能な「組み合わせトイレ」であるかどうかを事前に確認しておきましょう。
補足:ウォシュレットの名称について
一般的に広く浸透している「ウォシュレット」という名称は、TOTO株式会社が登録している商標(ブランド名)です。ウォシュレットの正式な総称は「温水洗浄便座」と呼ばれます。そのため、製造しているメーカーによって固有の製品名が付けられています。
具体的には、
- LIXIL(旧INAX)の製品:シャワートイレ
- Panasonic(パナソニック)の製品:ビューティ・トワレ
- 東芝の製品:クリーンウォッシュ
という名称で販売されています。
新しくウォシュレットを購入する際や、お使いのトイレと合うか確認する際には、スムーズに製品探しができるよう名称の違いを理解しておきましょう。
ウォシュレット(温水洗浄便座)を自分で交換する手順
ウォシュレット(温水洗浄便座)の交換は正しい手順に沿って作業を行えば、自分でできる場合があります。自分で交換する場合は、以下の手順で行いましょう。
- 商品を選ぶ
- 止水栓を閉める
- 既存の給水管を取り外す
- 今の便座を取り外す
- ベースプレートを設置する
- 新しいウォシュレット(温水洗浄便座)を取り付ける
- 給水管と分岐金具を取り付ける
- 水が出るか確認する
それぞれの手順を詳しく解説します。
商品を選ぶ
ウォシュレットを購入する際は、まずお使いのトイレに適合する製品を選ぶことが重要です。サイズや仕様の合わない製品を購入すると、無理な取り付けによる水漏れや故障を招くほか、設置できずに費用が無駄になってしまう恐れがあります。
商品を選ぶ際には、前章でも紹介した下記の事項を確認しましょう。
- 今のトイレサイズに合うか
- トイレ室内にコンセントがあるか
- 隅付トイレタンクの場合は給水管の長さを確認しておく
- 今のトイレは組み合わせトイレか
- 購入するメーカーの温水洗浄便座の製品名は何か
特に、トイレ室内にコンセントがない場合は電気工事が必須となるため事前の確認が欠かせません。正しい寸法を測り、確実に設置できる商品を選びましょう。
止水栓を閉める
交換作業に入る前には、壁や床にある止水栓を閉めて給水を遮断しておきましょう。止水栓を閉めないと、配管を外した際に水が勢いよく噴き出し、トイレが水浸しになる恐れがあるためです。
止水栓を手で回せないタイプは、マイナスドライバーで時計回りに回すと、水が止まります。なお、回した回数をメモしておくと作業後に元の水圧へ戻す際にスムーズです。
既存の給水管を取り外す
止水栓を閉めた後は、タンクへつながる給水管を取り外しましょう。ウォシュレットに水をおくるための分岐金具を取り付ける前に必要な工程です。
給水管を取り外すには、モンキーレンチなどの工具を使って給水管を固定しているナットを緩めます。取り外す際、給水管の中に残っている水が床にこぼれ落ちる可能性があるため、あらかじめ給水管の下に雑巾やバケツを設置しておきましょう。
今の便座を取り外す
給水管を外したら、現在設置されている古い便座を取り外しましょう。古い便座を取り外さないと、新しいウォシュレットが取り付けられません。
まず、すでにウォシュレットを使用している場合は、便座を取り外す前に漏電を防ぐためのアース線や電源プラグを抜いておきましょう。
便座を取り外すには、便器の裏側を覗き込み、固定しているナットを工具を使って適度な力で緩めます。ナットがサビて固着している場合は、無理に力を入れると破損する恐れがあるため注意が必要です。ナットが外れたら、便座を真上に持ち上げることで取り外せます。
関連記事:トイレの便座を交換する方法!かかる費用や自分で交換する流れも紹介
ベースプレートを設置する
古い便座を外して便器の表面をきれいに掃除したら、新しい便座を固定するためのベースプレートを設置しましょう。ベースプレートは、ウォシュレットを便器の正しい位置にしっかりと固定するために重要です。
設置方法は、便器の穴に専用のゴムブッシュを差し込み、ベースプレートを乗せてから付属のネジを用いてプラスドライバーで締め付けます。ただし、ネジを強く締めすぎるとネジ山が潰れてしまう恐れがあるため、適度な力で左右均等に締めましょう。
新しいウォシュレット(温水洗浄便座)を取り付ける
ベースプレートの設置が完了したら、新しいウォシュレット(温水洗浄便座)を取り付けましょう。
取り付け方は、先ほど設置したベースプレートの溝に合わせて、手前から奥に向かってウォシュレットをゆっくりとスライドさせます。「カチッ」という音が鳴るまで押し込めば、ウォシュレットの取り付けは完了です。
なお、ウォシュレットが正しく固定されていないと、座った際に便座がずれて転倒や水漏れを引き起こす恐れがあるため注意しましょう。
給水管と分岐金具を取り付ける
ウォシュレットを取り付けた後は、水を分けるための分岐金具と、新しい給水管を取り付けましょう。ウォシュレットとタンクの両方に給水できるようにするため、分岐金具の取り付けが必要です。
取り付けは以下の手順で行いましょう。
- 止水栓に分岐金具を取り付ける:ナットは締めすぎに注意して適度な力で固定する
- タンクと分岐金具をフレキシブル管でつなぐ:フレキシブル管が破損しないようゆっくり曲げて形を合わせ、ナットを締めて接続する
- ウォシュレットへ水をおくる給水ホースを分岐金具と接続する:給水ホースを無理のない自然なカーブになるよう調整し、ナットを締めて分岐金具と接続する
なお、各配管のつなぎ目には新品のパッキンを挟んでから設置する必要があります。パッキンを入れ忘れたり古いパッキンを入れたりすると、後で水漏れする恐れがあるため注意しましょう。
水が出るか確認する
すべての部品の接続が完了したら、最後に水が正常に出るか、水漏れがないかを確認しましょう。確認作業を怠ると後から水漏れする可能性があるため、ウォシュレットを安全に使い始めるには重要な工程です。
確認方法は、止水栓をメモした回数分ゆっくりと開き、配管の接続部を乾いたトイレットペーパーなどで拭いてみましょう。ペーパーが濡れなければ、水漏れはありません。水漏れがないことを確認した上で電源プラグをコンセントに差し込み、実際にノズルから温水が出るか試運転して、問題がなければ交換作業はすべて終了です。念のため、翌日にも問題がないか確認しておくと安心できます。
関連記事:ウォシュレットの水漏れ原因とすぐにやるべき応急処置!修理費用も紹介
ウォシュレット(温水洗浄便座)交換をプロに頼むならどこに頼む?
ウォシュレット(温水洗浄便座)の交換をプロに依頼する場合、状況や目的に合わせて最適な依頼先を選ぶことが大切です。主な依頼先として水道修理業者、リフォーム会社、トイレメーカー、家電量販店の4つが挙げられます。
それぞれの依頼先のメリットとデメリットは以下のとおりです。
すでに追加工事の心配がなく、ウォシュレットの交換のみを手軽に行いたい場合は「家電量販店」、総費用が高額になっても公式の確実な施工と手厚い保証を優先する場合は「トイレメーカー」が適した選択肢です。
また、ウォシュレット交換のみの依頼では工事費用が割高になりやすいものの、内装の改修も含めてトイレ空間全体を一新したい場合には「リフォーム会社」が適しています。
一方で、事前の出張見積もりでご自宅のトイレに適合する製品や費用総額を把握し、作業中の予期せぬ問題への対応から手厚いアフターフォローまでトータルでの安心感を求めるなら、「水道修理業者」への依頼が最適です。それぞれの強みと注意点を比較し、ご自身の条件に適した依頼先を選択しましょう。
ウォシュレット交換にかかる費用
ウォシュレットの交換にかかる全体の費用は、作業を自分で行うか専門の業者に依頼するかによって大きく変動します。それぞれのケースにおける具体的な費用の内訳と金額の相場を確認しておきましょう。
自分でウォシュレットを交換する場合
自分でウォシュレットを交換する場合に発生する費用は、業者へ支払う作業費用を節約できるため、安く抑えられるのがメリットです。基本的には、製品代と作業に必要な工具や部品の購入代のみに抑えられます。
費用目安は、以下のとおりです。
※上記はあくまで想定となります。
ただし、作業手順の誤りによる水漏れや便器の破損などトラブルが発生した場合、後から高額な修理費用がかさみ、結果的に業者に依頼するよりも高額になるリスクがあります。
業者にウォシュレット交換を依頼する場合
一方で、水道修理業者などの専門業者に交換を依頼する場合の費用総額は、製品代に加えて基本の交換工事費や出張費、古い便座の処分費などの諸経費が合算されます。
一般的な相場としては、以下のとおりです。
※上記はあくまで想定となります。
なお、トイレ室内に電源コンセントがない場合の電気工事や、給水管の劣化による交換などが必要な場合は、1,000円から5,000円以上の追加工事費が別途かかります。
業者に依頼すると自分で交換するよりも工事費用はかさみますが、得られるメリットも多いため、次の章で詳しく見ていきましょう。
業者にウォシュレットの交換を依頼するメリット
ウォシュレットの交換を専門の業者に依頼すると、安全かつ確実に設置できるだけでなく、以下のような多くのメリットがあります。
- 最適な製品を選定してもらえる: ご自宅のトイレの形状や寸法に合う製品を提案してもらえるため、サイズ違いによる無駄な出費を防げる
- 短時間で作業が完了する: 交換作業がスムーズなため、トイレが使えない不便な時間を最小限に抑えられる
- 水漏れのリスクが低く安心: プロの技術で施工するため、設置不良による水漏れの心配がない
- コンセントがない場合も対応可能: 電気工事の手配もスムーズで、コンセントの新設から一括で任せられる
- 古いウォシュレットを回収してもらえる: 取り外した便座の処分まで任せられるため、捨て方に困らない
- 保証やアフターフォローが手厚い: 充実した保証体制があるため、設置後の万が一の故障や不具合の際も安心できる
業者への依頼には一定の費用がかかりますが、製品選びの失敗や水漏れのリスクがなくなります。設置後も長期間にわたって安全・快適に使い続けられるという安心感を考慮すると、業者への依頼は非常に価値のある選択肢です。
ウォシュレット(温水洗浄便座)の交換に関するよくある質問
ノジマやエディオンなどの家電量販店にも依頼できる?
ノジマやエディオンなどの家電量販店でも、ウォシュレット(温水洗浄便座)の交換を依頼できます。多くの家電量販店では実店舗で製品を直接比較でき、購入から設置の手配までを一度に済ませられる手軽さが魅力です。
ただし、基本工事費とは別に古いウォシュレットの取り外し・処分費用が追加されるケースがあります。また、コンセントの新設や配管の延長が必要な環境では当日追加費用が発生するリスクもあるため、事前の見積もり確認が欠かせません。
賃貸でもウォシュレット(温水洗浄便座)の交換はできる?
賃貸物件であってもウォシュレット(温水洗浄便座)の交換はできます。ただし、交換する前には管理会社や大家さんへ許可を取る必要があります。賃貸物件に元々設置されているトイレの設備は物件所有者の資産であり、無断で交換すると退去時のトラブルに発展する恐れがあるためです。
また、退去時は入居時の状態に戻すのが原則として求められます。そのため、取り外した古いウォシュレットは絶対に捨てず、退去時まで大切に保管しておき、引っ越しの際に元の状態へ戻すようにしましょう。
ただし、トイレにコンセントがない場合は、壁への穴あけや配線を伴う電気工事は許可が下りないケースが多くあります。
参照元:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」国土交通省
ウォシュレット(温水洗浄便座)交換はプロに依頼するのが確実!
ウォシュレットの交換は自分で行うことも可能ですが、少しでも作業に不安がある場合は専門業者へ依頼しましょう。
一見自分でもできそうな交換作業に見えても、不慣れな作業は水漏れや部品の破損を招く恐れがあります。また、パッキンの扱いを誤ると、後からじわじわと水漏れする原因になりかねません。特に、トイレに専用のコンセントがない場合は、有資格者による電気工事も必要です。
専門業者に依頼すれば、リスクをなくして安全に交換できるほか、万が一の際の工事保証も受けられます。自分で交換した際に失敗するリスクや高額な修繕費を考慮すると、無理せずプロに任せるのが安心です。
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