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鍵修理?それとも鍵交換?迷ったときの判断基準をケース別にご紹介!

公開日:2023.4.13 更新日:2024.4.1
鍵修理?それとも鍵交換?迷ったときの判断基準をケース別にご紹介!

鍵に何らかのトラブルが発生したとき、修理してそのまま同じ鍵を使い続けるか、新しい鍵に交換するかの判断は難しいですね。
費用の面から言えば交換よりも修理で済ませた方が安くつく場合が多いです。しかし度々不具合を起こしているようであれば鍵の役割を果たしていませんし、修理が度重なると結果的に交換した方が安くなることもあります。

ここからはケース別の鍵の修理や交換の基準を紹介していきますので、判断に迷われた際の参考にしていただければ幸いです。

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1.自宅の鍵の修理か交換に迷ったら

自宅の鍵を修理した方が良いのか交換すべきかの判断は費用だけではありません

キーリングがついた2本の鍵の写真

自宅の鍵を修理した方が良いケースと交換した方が良いケースを具体的な事例を交えながら紹介していきます。

まずは鍵折れ。鍵を鍵穴に挿入したあと抜けなくなり無理に引っ張った結果、鍵穴の中で鍵が折れてしまうという事があります。つまり鍵穴の中に鍵の先端が残っている状態。

この場合は交換よりも修理をお勧めします。なぜなら鍵が抜けなくなった原因の多くは鍵穴の中の埃やつまりが原因の場合が多いので分解修理で治ることがほとんどです。ただし、15年以上鍵の交換をしていない場合は、今後のことも考えて修理よりも交換をお勧めします。

鍵は入るけど回らない場合も交換ではなく修理で対応できます。鍵が回らないという事は部品の一部に破損やつまりが生じている状態です。こちらも鍵折れと同様に分解して詰まりを解消したりスペアキーで対応することが出来ます。

自宅の鍵を修理するか交換するかの判断基準をケース別に2つ紹介しましたが、これらはあくまでもギザギザの鍵を使用するピンシリンダーやディスクシリンダーの場合のみです。防犯性能の高いディンプルシリンダーやマグネットシリンダー、アンチピッキングピンシリンダーには当てはまりません。自宅の玄関などでそのような鍵をお使いの方は修理・交換の判断を専門業者に委ねることをお勧めします。

2.車の鍵の修理か交換に迷ったら

車の鍵を修理することは非常に困難!ほとんどのケースで交換になります

鍵を使って遠くから車の解錠を行っている写真

車の鍵を修理することは極めて難しいと言わざるを得ません。理由はいくつかあるのですが、その中でも大きいのが車の鍵特有の性質です。

車の鍵はドアを開ける事とエンジンを始動する事の2つの役割があります。摩耗した鍵の使用やピッキング被害などでドアシリンダーもしくはイグニッションシリンダーのどちらかが破損した際、修理で対応してしまうと後にドアの鍵とイグニッションキーの間で不具合が起こることがあります。

とは言え修理出来ない訳ではありません。防犯性能の高い内溝キーなどは別ですが、普通のギザギザした鍵を使用するピンタイプでしたら、ピンの部分やそのピンを押し戻すリターンスプリングのみを交換修理することが可能です。ただし、鍵を分解修理した場合そのお車の防犯性能は確実に低下します。

鍵の交換作業は1週間程度必要になる事がありますので、そのような時間がとれない方のみ一時的に修理で対応されることをお勧めします。

車の鍵の修理は自分で部品を取り寄せて作業することも可能ですが、素人の目で見てもどこが破損しているか、どの部品を交換すればいいのか分からないことがほとんどですので、ディーラーや鍵の専門業者などに見て判断してもらいましょう。下手に触ると結果的に修理費用や交換費用が高額になるケースもあります。

3.バイクの鍵の修理か交換に迷ったら

バイクの鍵の修理が必要になるケースと対応方法をまとめてお知らせします

バイクに刺さった鍵の写真

バイクの鍵の修理が必要になるケースとして一番多いのが鍵穴の破損です。そして鍵穴の破損原因の多くはイタズラによるものです。

鍵の連続使用や摩耗による破損ではキーシリンダーの中のピンやリターンスプリングを交換することで修理が可能です。しかし鍵穴の中にガムを詰められていたりマイナスドライバーでこじられていた場合はキーシリンダー全体を交換修理することになります。

ここで知っておいていただきたいことは中型や大型バイクのキーシリンダーの交換修理は比較的簡単なのですが、スクータータイプのキーシリンダーの交換は非常に困難ということです。

その理由としてはスクータータイプのキーシリンダーを外すにはカウル(周りを覆っているプラスチックのカバー)を全部取り外さなければいけないからです。

スクーターのカウルは車体のいたる所にネジで固定され複数の部品がかみ合っていますので少しづつ外さなくてはいけませんし、強引に引きはがそうとすると簡単に割れてしまいます。

バイクの鍵の修理がイタズラなどにより必要になった場合はまずは警察署に連絡したあと販売店や鍵修理の専門業者に連絡しましょう。鍵の修理をする際は防犯性能の高いカバー付きの鍵穴へ交換しておくと再度イタズラ被害に合いづらくなります。

4.一戸建ての鍵の修理か交換に迷ったら

一戸建ての鍵の修理が必要になったケースでは防犯用を検討するチャンスです

家の模型と鍵を持つ男性の写真

一戸建ての鍵の修理が必要になるケースとして多いのが経年劣化です。長年の開け閉めにより鍵自体が摩耗したりシリンダーの中が破損することもあります。

玄関においてはラッチボルトやデッドボルトが動きずらくなる事もあります。ラッチボルトやデッドボルトの動きが悪くなった場合は、一度分解して古い汚れを取り除き鍵用のグリスを塗布することで修理が可能です。

鍵が回らないときはギザギザの部分が摩耗していることもありますので新しいものと交換しましょう。ギザギザの部分がきれいにもかかわらず鍵が回らない場合は鍵穴(シリンダー)の中のピンが破損している可能性があります。その場合は鍵の部分にあるネジを全て外し本体を分解する必要があります。

シリンダーを分解して中の部品だけ修理交換することが出来るのですが、プロでないと破損箇所が分からないのが実状ですので鍵の専門業者に相談してみましょう。

一戸建ての鍵を修理する必要がある場合はそれなりの年数が経過していますので、防犯上の観点からも新しい高性能の鍵へ変更することをお勧めします。鍵というのは一度つけてしまえば普段から気に掛けることはありません。ですが、窃盗犯の約18%が玄関から屋内に侵入していますので対策は必要です。費用だけでなく安全のことも考えて修理か交換か判断する必要があります。

5.マンションのケースの鍵の修理か交換に迷ったら

マンションの鍵を修理する時は管理組合の許可を取ってからにしましょう

鍵を渡している男性の写真

マンションの鍵を修理する際は規約をきちんと確認してからでないと後々とんでもないトラブルに発展することがあります。賃貸マンションの鍵を修理する際はオーナーや不動産会社の許可が必要なことは容易に想像できますね。しかし分譲マンションでも管理組合の同意がないと鍵の修理が出来ないことをご存知の方は意外に少ないです。

自分で購入した物件なのだから何をどうしようが自分の勝手だと錯覚するのですが、一般的に扉の外のノブや鍵は共用部分ですので、ほぼ全てのマンションで鍵を修理したり変更する際は管理組合に届を提出して許可を得ないといけないと、管理規約や細則によって定められています。

管理組合によっては認可が出るまで2~3週間必要になる事もありますので、業者に依頼する前にしっかりと確認しておきましょう。

マンションの鍵を修理する際、オートロックでしたら指定業者が決まっていますので必ずそちらに依頼するようにしましょう。また中古マンションを購入された方はリフォーム工事と合わせて鍵の交換修理を検討されることと思いますが、その際は防犯性能の高い鍵も検討しましょう。一戸建てと違いマンションは玄関からの侵入被害が約52%と高いので対策は必須となっています。

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