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【害獣駆除】タイワンリスによる被害事例や生態などの情報をご紹介!《鳴き声など》

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.11
【害獣駆除】タイワンリスによる被害事例や生態などの情報をご紹介!《鳴き声など》

タイワンリスによる被害についての事例や対策費用などを紹介します。見かけると思わず写真を撮りたくなるほど愛くるしい姿のタイワンリス。ですがこのタイワンリスも農作物などに被害を及ぼしている立派な害獣です。年間500匹以上駆除されていると言われていますが、依然として被害が確認されています。

そこで今回は、タイワンリスの習性や被害状況、対策に必要な費用について紹介していきますので、ぜひ参考にして下さい。

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1. タイワンリスの習性を理解しよう

タイワンリスの習性は昼間に活動することと何でも食べてしまうこと

木に登っているタイワンリスの写真

この害獣は昼間に行動していることが多いです。鎌倉などの観光地では、レストランのテラス席にまで姿を現すこともあります。ペットとしても人気でしたので、人間に慣れるのも早いと言えるでしょう。

主な餌としては木の実や種子ですが、基本的には雑食ですから、花や昆虫、鳥の卵なども食べています。タイワンリスの好物は樹液です。発達した長く丈夫な歯で、ミカンの木などの樹皮を剥ぎ取り、内部の樹液を舐めます。

リスと聞くと冬眠しそうなイメージがありますが、冬場でも活発に活動しています。それどころか、一年中繁殖活動することができ、生後一年が経過すると性成熟し、新たな繁殖活動に移ることが可能と言われています。

タイワンリスの天敵としてはワシやタカ、ハヤブサなどの猛禽類やヘビなのですが、国内での生息数は少ないので、結果としてタイワンリスの個体数が増加しています

この害獣は人間の家に住み着く習性もあります。戸袋などに住み着かれると、鳴き声や糞による異臭に悩まされることも。どうしても被害が治まらない場合は、自治体に許可を頂き箱罠を設置するか、専門の業者に依頼することになります。

タイワンリスの駆除専門の業者でしたら、習性を利用した罠を仕掛けることも可能ですから、すぐに対処したいのであれば専門業者をおすすめします。

2. タイワンリスによる被害事例①

タイワンリスによる被害事例その①樹木が完全に枯れてしまうことも

タイワンリスが樹皮を剥いだ木の写真

この害獣によるトラブルで最も深刻なのが、樹木が枯れてしまうケースです。
前項でも紹介した通り、タイワンリスは樹皮を剥いで樹液を舐める習性があります。

樹皮を剥がれた木は驚くほど弱くなり、すぐに枯れてしまいます。せっかく10年かけて育てたミカンの木が1年も経たずに折れてしまうこともあります。

タイワンリスによって一定のエリアの木が全て枯れてしまったという事例も報告されています。特に手入れされていない造林は、巣にもなりますし、エサである昆虫や樹液も豊富なため、被害が大きくなる傾向が見られます。

もし、ご自宅や果樹畑の木の表面が白くなっているようであれば、タイワンリスの存在を疑ってください。一度でも樹皮を剥がされた木を元に戻すことは、苗から木を育てるよりも困難な作業ですから、被害が拡大する前に早めに対策することが重要です。

この害獣によるトラブル事例として次に紹介するのは、噛まれたケースです。
タイワンリスは見た目が可愛いので、つい触りたくなりますね。多くの場合、こちらが手を出すと逃げていくのですが、ごく稀に噛まれたり引っ掻かれたりすることがあります。

タイワンリスの体内には狂犬病の原因になるような細菌もいますから、近くで見かけても絶対に触ろうとしないで下さい。

3. タイワンリスによる被害事例②

タイワンリスによる被害事例その②農作物だけでなく電話線なども

トマトを食べているタイワンリスの写真

この害獣によるトラブル事例として紹介するのは、家庭菜園などの農作物が食害にあったケースです。

タイワンリスは基本的に雑食ですので何でも食べるのですが、被害にあった作物の中で多いのがミカンやプチトマトです。タイワンリスが多く生息する地域とミカンの生産地が重なっているので、被害が大きいという説もあるのですが、一度味を占めてしまうと手当たり次第にかじられて出荷できなくなってしまいます。

家庭菜園の被害で多いのがプチトマト。やはり手軽に食べられるのが、タイワンリスにとっても良いのでしょうか。
それ以外にも大根もタイワンリスに人気となっています。せっかく心を込めて育てた農作物が食べられているとかなりがっかりしてしまいます。

次に紹介する事例は電話線や光ケーブルです。タイワンリスは身軽ですから、電線の上などにも簡単に上ります。
また何でもかじる習性があり、突然ネットにつながらなくなったなどのトラブルが確認されています。一度切れてしまったケーブルは全交換になってしまいます。私たちユーザーが負担する訳では無いですが相当の被害額となっています。また、テレワークの最中にネット回線が切断されてしまうと、仕事にも大きな影響が出てしまいますね。

ここまで紹介したように、タイワンリスは観賞用としては可愛い存在ですが、害をもたらすこともありますから、見かけたり被害を確認したら早めに対処することです。

4. タイワンリスのトラブルを解決するために必要な費用とは?

タイワンリスによるトラブルを解決するための費用は0円から8,800円

費用相場のイメージ写真

まず0円でタイワンリスによる被害を解決する方法を紹介します。お住まいの地域により若干異なる場合があるのですが、自治体に連絡すると0円になることがあります。

例えば横浜市の場合は、タイワンリスの被害を確認したら市役所に連絡して下さい。すると捕獲許可証を交付してくれますし、捕獲罠も無料。捕まえたタイワンリスも無料で回収してくれます。ただしどこに設置してもタイワンリスを捕獲できる訳ではありませんので、効果が表れるまでは一定の期間が必要となりますし、捕獲出来ないこともあります。

自身で罠を購入する場合の費用としては10,000円~15,000円、忌避剤で対処する場合は4,000円前後です。ちなみに自分で罠を購入して設置する場合でも市の捕獲許可証が必要となります。この一連の作業を専門業者に依頼する時の費用は8,800円です。
対策が必要なエリアの面積によっては、さらに高額になるケースもあります。

ここまで紹介した費用はあくまでも一例です。例えば業者に依頼した場合、上記の金額以外にも雑費や出張費などが加算されることがあります。

タイワンリスの肉はヨーロッパでは高い人気があるのですが、国内ではほぼ食用として流通していません。つまり、捕まえて回収はしてくれるが、イノシシやシカのように売ることができないということです。これによりタイワンリスのトラブルに対応している業者も少ないのが現状です。

5. タイワンリスのトラブル情報まとめ

タイワンリスによるトラブルについての情報のまとめとポイントのおさらい

木に登っているタイワンリスの写真

ここまでこの害獣トラブルに関するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず、タイワンリスを見かけても決して触らないこと。被害を確認したら自治体に連絡して自分で駆除するか、専門の業者に連絡して下さい。

タイワンリスは鳥獣保護法に登録されていますから、無許可で捕獲や駆除を行うと処罰されることがありま す。

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