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【ムクドリの巣の駆除!】家に巣作りされた場合の対処法についてご紹介します

公開日:2021.1.14 更新日:2024.4.15
【ムクドリの巣の駆除!】家に巣作りされた場合の対処法についてご紹介します

都市部での大量繁殖によるトラブルがメディアでも取り上げらることが多くなったムクドリですが、意外と身近な場所に巣が作られています。
産卵前でしたら取り除くこともできますが、卵があったりヒナがいたりする場合は鳥獣保護法により勝手に巣を駆除することはできません。一番大切なことは巣を作られない状況にしておくことです。

今回は自宅にムクドリの巣が作られたときの駆除方法や費用相場、習性などの情報を分かりやすくご紹介します。ぜひ参考にして下さい。

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1.ムクドリの巣に関する習性とは?

ムクドリの巣の習性は外敵から身を守ることができる場所に作っていることです

草原を歩くムクドリの写真

この鳥が巣作りする上で大切にしているのが外敵から身を守ることができるかどうかです。
ムクドリは体長約24㎝と鳥の中では比較的小さな部類に属しています。そんなムクドリにとっての天敵はカラスや鷹。特にカラスとはたえず喧嘩をしている印象があります。
産卵直後は温めなくてはいけませんし、卵がかえるとヒナにエサをあげなくてはいけませんから、巣を開けることもしばしば。そこを狙っているのが天敵のカラスです。見晴らしの良い場所に巣を作ると簡単に食べられてしまいます。

そこでムクドリは戸袋や、雨戸と窓の隙間などの場所に巣を作ります。雨戸の奥でしたらカラスが入ってくる心配もありませんし、雨風もしのぐことができますから、ムクドリにとっては安全な場所と言えます。

戸建て住宅にお住まいの方で、2階の雨戸を閉めっ放しにしている場合は注意が必要です。

この鳥は意外に賢いことでも有名ですね。巣を作る場所を見つけたら、本当に安全な場所か見定めるために一週間程度は周囲で観察する習性があります。
大丈夫と判断した場合、巣作りを開始し、完成するとすぐに出産へと移行します。新しく生まれたムクドリのヒナが飛べるようになるまでの3週間は手を出さないようにお願いします。

2.ムクドリの巣の駆除事例

ムクドリの巣の駆除事例として紹介するのは、そのままにしていたケース

雨戸が設置された住宅の写真

家の中に大量の羽虫が飛んでいたのでおかしいと思い、使用していなかった2階の部屋を調べに行くと、さらに大量の羽虫が湧いていました。窓を開けている訳でもないのになぜだろうと疑問に思いながらも、仕方なく羽虫を駆除してくれる業者に依頼したところ、雨戸の隙間にあったムクドリの巣が原因であることが判明しました。

この事例のようなケースは数多くあります。
ムクドリは木の枝や藁、枯草で巣を作り、そこで出産・子育てを行います。

3週間程度で巣は使われなくなりますが、問題はその残った巣です。
すぐに撤去しておかないと、今回の事例にように羽虫が湧く原因になったり、ダニが大量繁殖することも・・・。家の中にまで被害が及ぶことになりますから注意が必要です。
また、今回巣があった場所は雨戸でしたが、窓にシャッターを取付けていらっしゃるご家庭でも注意が必要です。

この鳥による被害が報告されている地域にお住まいの方は、定期的に戸袋のチェックを行って下さい。
例えば一日に一回、雨戸やシャッターを開け閉めするだけで、ムクドリは巣を作らなくなります。
また、ご近所に空き家や使っていない倉庫がある時は、ガムテープなどで戸袋を塞いでおくことです。

それでもムクドリが巣作りする時は、専門業者やお住まいの地域の保健所に相談することをおすすめします。

3.ムクドリの巣の駆除方法

ムクドリの巣を駆除するには自身で行う方法と専門業者に依頼する方法があります

ムクドリが作った巣の写真

この鳥の巣を駆除する方法として最初に紹介するのは自分で行う手順です。
ムクドリの巣を自身で駆除するのに必要になる道具は、ゴミ袋、ゴム手袋、マスク、ダニ用スプレー、燻煙剤です。
マスクとゴム手袋を装着してムクドリの巣を壊しながらゴミ袋に入れて下さい。ひとつの巣を解体すると、45Lのゴミ袋が半分以上うまります。

巣の撤去が完了したあとは、巣のあった部分に殺虫スプレーを吹き付け、部屋の中で燻煙剤を焚きましょう。その後は窓を全開にしてお部屋の換気を行って下さい。

注意点として、ムクドリには鳥獣保護管理法が適用されますから、産卵後の卵やヒナがいる状態で駆除してしまうと罰せられる可能性があります。
自分で駆除するのであれば、巣の中が空っぽになったのを確認してから作業して下さい。

ムクドリの巣を駆除するもう一つの方法が専門業者に依頼することです。
手順は簡単。お住まいの地域にある駆除専門業者を調べて連絡するだけです。 この鳥の巣の駆除を行っている業者は沢山ありますので、少なくとも2、3社から見積もりを取ることをおすすめします。

自身で行う駆除と業者による駆除の違いは、再発防止対策ができるかどうかです。
専門業者はムクドリの習性を理解していますから、巣が作られやすい場所も知っています。そこに防鳥ネットやバードスパイクを設置して、二度と巣が作られないようにしてくれます。

4.ムクドリの巣の駆除費用はいくら?

ムクドリの巣の駆除費用は約100,000円が目安、内訳も紹介します

費用相場のイメージ写真

戸建て住宅にお住まいの方が、この鳥の巣の駆除を専門業者に依頼した時の費用は10,000円が相場です。
場所別に詳しく紹介すると、戸袋の中やソーラーパネルの下が103,000円、エアコンダクトにできた巣でしたら109,000円、換気扇の内部は107,000円、天井裏では113,000円となっています。

天井裏に出来ているムクドリの巣を例として、費用の内訳を紹介します。
まず巣が出来ている部分の断熱材の撤去費用が1,500円、巣自体の撤去費用が25,000円、ノミやダニの繁殖を抑えるための消毒費用が37,500円、侵入口を塞ぐ費用が25,000円、高所作業と諸経費として24,000円です。

新聞に入っている折り込み広告やインターネット広告では、30,000円~などと書いていることもありますが、鵜呑みにしてすぐに依頼しないようにして下さい。

この巣の駆除費用は紹介した通りですが、依頼する業者を選ぶ際はいくつかのポイントがあります。
最初のポイントは、ホームページで作業内容および費用明細を表示しているかどうか。
次のポイントとしては、見積もり後にキャンセルしてもOKかどうか。3
つ目のポイントとは、アフターフォローや保証期間の有無です。
これらのポイントと相場を踏まえた上で、数社から見積もりを取ることをおすすめします。

5. まとめ

ムクドリの巣の駆除に関連する情報のまとめとポイントのおさらい

木の枝にとまっている2羽のムクドリの写真

この鳥の巣の駆除に関するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

ムクドリが巣を作りやすい場所は、雨戸やシャッターの戸袋です。ハクビシンやタヌキがいない地域では天井裏に作ることもあります。

巣を放っておくと、ダニ・ノミ・羽虫などが大量繁殖することも。自分で簡単に駆除できそうですが、感染症や鳥獣保護管理法の関係もありますから、専門業者に依頼することをおすすめします。

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