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カビによるふすま張り替えを紹介します

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.9
カビによるふすま張り替えを紹介します

襖にカビがついた時の張り替えタイミングに関する情報を紹介します。例えば、訪問したお宅の襖にカビがついていたらいい気分にはなりませんね。逆もまた然りで、自宅の襖にカビがついていたら衛生面だけでなく健康的被害も心配されます。カビは放っておくと拡がる一方ですので、早めに対処することが大切です。そこで今回は、襖にカビが生えてしまう原因や対処法、予防策、張り替えのタイミングなどを紹介していきますので、参考にして下さい。

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1. 襖にカビがつく原因とは?

襖にカビが生える原因は室内の湿度が高いから!!特に梅雨には要注意

加湿器をつけている写真

このトラブルの原因として最初に紹介するのは『湿度』です。カビにとって最も快適な環境は気温20℃~30℃、湿度60%以上です。実は現代の住宅ではそのほとんどが年中カビにとっての快適空間になっています。昔は冬になるとカビが生えにくかったのですが、最近では多くのお宅でインフルエンザ対策として加湿器を使用して湿度を下げないようにしていますね。これが結果的にカビが繁殖する原因となっているのです。

冬場だけでなく夏場にも襖にカビが生える危険があります。エアコンを使用している室内は乾燥しているので基本的には問題ないのですが、掃除や換気の際に窓を開けると湿度が上昇するので注意が必要です。特にゲリラ豪雨後に窓を開けると湿度が急上昇します。梅雨時期も外の湿度が常に高い状態にありますので気を付けましょう。

次に紹介する原因は放置です。襖に黒ずみを発見した時に少しだからと放っておくと、あっという間に拡がります。

また、目に見えている部分だけにカビがあるとは限りません。ふすま紙を張り替える時に、剥がしてみたら内部はカビだらけだったというケースは結構あります。カビは自然界に存在する菌ですので、事前の対策をしておいたとしても発生や繁殖の可能性をゼロにすることは出来ません。しかし、今回紹介した原因を踏まえて対策しておくことで、リスクを減らすことは出来ます。

2. 襖にカビがついた時の対策方法

襖にカビが生えてしまった時の対策方法は素材によって大きく異なります

カビがついている襖の写真

このトラブルの根本的な対策方法は襖を新調することです。とは言え少しのカビを発見しただけで買い替えていては勿体ないので、可能であればすぐに襖紙を張り替えることをお勧めします。少しのカビだから自身で何とかしたいという方はこれから紹介する方法をお試し下さい。

まず襖紙が和紙の場合の対策方法を紹介します。このタイプの襖は水拭きすることが出来ませんので、よく晴れた日が3日以上続いた時にベランダや窓に立てかけて乾燥させましょう。ただし、日光に直接当ててしまうと日焼けしてしまいますので、風通しの良い日陰で1~2時間程度干して下さい。表面についている黒ずみは優しく消しゴムで擦ると落ちます。

次に襖紙がビニールクロスの場合。こちらは和紙と違って水に強いので、消毒エタノールをスプレーで吹き付けて揮発したら乾いた布で拭き取りましょう。

今回使用した消毒エタノールは無水エタノールと精製水を4:1で混ぜることでも作ることが出来ます(そちらの方がお得です)。消毒エタノールはあくまでも殺菌ですので、襖に黒ずみが残っている場合は酸素系の漂白剤を使用して落としましょう。今回紹介した方法を実践される方は、必ず目立たない箇所で一度試して色落ちなどがないか確認後に作業して下さい。

3. カビがつかなくするための改善方法

襖にカビが生えないようにする色々な改善方法を簡単に紹介します

窓を開けて換気している写真

押し入れとお部屋を仕切っているふすまの場合は内部の湿気に気を付けなくてはいけません。湿気対策としてホームセンターやドラッグストアで購入できる除湿剤をいくつか置いておきましょう。特に梅雨時期はすぐに水がいっぱいになりますので、こまめに取り換えて下さい。

次にカビの栄養源になるホコリを取り除くことです。襖は真っすぐ立てているにもかかわらず、かなりのホコリが表面に付着しています。週に一度はたきや乾いた布で掃除して下さい。

あとはお部屋の中をこまめに換気すること。梅雨時期やゲリラ豪雨のあと以外は、風通しを良くしてお部屋全体に湿気を溜めないようにして下さい。ビニールシートタイプの襖紙でしたら防水スプレーも有効な対策方法です。消毒エタノールでスプレーした後に防水スプレーを吹き付けておけば、ホコリがつきにくくなります。最近では和紙に使用できる防水スプレーも販売されています。

襖紙に和紙を使用している場合は張り替えのタイミングで、簡単にお手入れできるビニールシートやビニールクロスに変更することをお勧めします。和紙とビニールでは風合いに若干の違いがありますが、カビ対策なら後者一択です。ここまでいくつかの改善方法を紹介しましたが、自身では難しいと判断された時は専門の業者に相談して下さい。

4. カビによる襖張り替えのポイント

カビが原因で襖を張り替える際に気を付けたいポイントを紹介します

カビがついている襖の写真

本ぶすまの場合でしたら、襖紙を全て剥がしてから張り替えますので全体にカビが発生していても問題ありません。ですが、ダンボールふすまや板ふすまの場合は上から襖紙を重ね張りしますので、カビが全体に拡がっている時は新調して下さい。そうしないとすぐに表面にカビが浮き出ますし、襖の強度が落ちるので非常に危険です。さらにアレルギーのリスクも高くなってしまいます。

襖を張り替えるタイミングですが、出来るだけ乾燥している日を選びましょう。雪が積もらない地域にお住まいの方でしたら、お正月にも間に合う11月から12月がおすすめです。逆に梅雨時期には張替え時に襖が湿気を吸ってしまうので出来るだけ避けるように。

慣れてくれば大丈夫ですが、初めて襖の張り替えをする場合は2人以上で作業することも大切なポイントです。ひとりでしたらシワやたるみが起こりやすいのでお気をつけ下さい。

それとカビが原因で襖を張り替える場合は、衛生面を考慮して作業用手袋と防塵マスクを着用して下さい。もし張り替えを専門の業者に依頼する場合は、高額請求トラブルなどを防ぐ意味でも数社から見積もりをとるか、古くからある地元の襖屋に相談して下さい。いずれにしても、このトラブルでの一番のポイントは出来るだけ早く対処することです。

5. カビによる襖張り替えタイミングのまとめ

カビによる襖の張り替えタイミングに関する情報のまとめとおさらい

カビがついていない襖の写真

襖にカビが生えたことを確認したらすぐに張り替えを検討しましょう。汚れやカビを隠す和紙やシールもありますが、一時しのぎにしかならず、かえって被害を深刻化させてしまいます。

事前に出来る対策としては、防湿剤の活用、梅雨時期や雨の前後で換気しない、襖の表面をこまめに掃除することです。

襖を手で押した時に、柔らかくなっていたら内部にカビが発生している可能性がありますので、張り替えではなく新調して下さい。

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