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パソコンウィルスに関する情報を紹介します

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.10
パソコンウィルスに関する情報を紹介します

パソコンウィルスのトラブルに関するさまざまな情報を紹介します。このトラブルの大きな特徴としては、被害が広範囲に及ぶ可能性があるという事です。アドレス帳に登録している方に向けてウィルス付きのメールを大量送信したり、パスワードを盗み取られたり、遠隔操作されたり等々。ウィルス対策ソフトやワクチン、ファイヤーウォールでも対抗できますが、新種が出現すると対処しきれないことも。ここからはウィルストラブルの原因や対処方法などを、事例を交えながら紹介していきますので参考にして下さい。

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1. パソコンウィルスの感染事例①

パソコンウィルスの感染事例その①英語のメールが大量に届いたケース

メールが大量に届いているパソコンの写真

このトラブルの事例として最初に紹介するのが、突然大量のメールが届いたケースです。

パソコン内のデータを保存するためにハードディスクを購入しようとしていたのですが、友人が無料でくれるというので受け取ることにしました。パソコンに接続し、データを移行したのですが、次の日から身に覚えのないメールが一日200通以上届くように。

メールアドレスが流出したことが原因だと考え、変更したにもかかわらず、再度大量の英文メールが届きました。さすがにおかしいと思い、パソコン修理の専門業者に電話相談したところ、ウィルスに感染していることが判明しました。

今回のケースでは、友人からもらった外付けハードディスクをチェックせず使用していたことが原因です。ウィルス感染と聞くと、ダウンロードファイルばかりに目が行きがちですが、実は外部メモリからの感染も意外と多いのが現実です。この方は、結局パソコン修理業者に依頼して必要なデータだけを抽出し、その他を初期化することで対応することができました。仮にこのウィルスの攻撃性が高かった場合は、メール送信や遠隔操作などで、その他のパソコンにも感染が及んでいた可能性があります。町で拾った外部メモリなどは中身に興味があるかと思いますが、安易に自分のパソコンに差し込まないようにして下さい。

2. パソコンウィルスの感染事例②

パソコンウィルスの感染事例その②犯罪加害者として疑われたケース

パソコンを操作している写真

今回紹介するのは実際に事件化した事例です。

どういうことかというと、まず犯人は某掲示板に思わずクリックしたくなるようなURLを書き込み、それを見た複数の方が実際にクリックしてしまいました。まさかそれがコンピューターウィルスだとは思うはずもなく、その後、普通の生活をしていたら、いきなり逮捕されたということです。

詳しく説明すると、URLをクリックした時点でウィルス(正確にはマルウェア)に感染。それにより自身のパソコンがいつでも遠隔操作される状態に。真犯人がその人のパソコンを操作して犯罪的な書き込みを行い、警察が使用したパソコンを特定し、身に覚えのないまま逮捕という事態に。

つまり知らないうちに自分のパソコンが犯罪に利用されていたという事です。同様の事例は世界中で数多く発生していますので、かなり注意が必要です。では、なぜいつでも遠隔操作できる状態になったかというと、マルウェア特有の仕組みがあります。パソコンウィルスと同じように説明されることが多いマルウェアですが、バックドア(勝手口)を作ることが主な役割です。つまり感染してしまうと、いつでもパソコンの中に勝手に侵入されて、今回のケースのように遠隔操作されたり、パスワードを盗まれたりする被害が発生します。

3. パソコンがウィルスに感染する原因とは?

パソコンがウィルス感染してしまう原因は複数ありますので個別にご紹介

パソコンのダウンロードのイメージ写真

まず、パソコンが勝手にウィルスに感染することはありません。必ず何か操作をした段階で感染してしまいます。最も多いと言われている原因が、インターネット上にあるフリーソフトのダウンロードです。もちろん多くのフリーソフトが無害なのですが、成人向け動画や画像、著作権を無視したアニメ動画などにウィルスが仕込まれていることがあります。

昔のパソコンウィルスは、ダウンロードした時点でフリーズしたり、全てのプログラムが消えたりと、分かりやすかったのですが、現在のウィルスは非常に分かりにくくなっています。マルウェアなどは擬態しているので、初期の段階で気づくことはないと思われます。事例②で紹介したのが、まさにこのケースです。

次に紹介する原因はハードディスクやフラッシュメモリーなどの外部メモリです。すでに感染しているものを、自身のパソコンとつなぐことで二次感染してしまいます。

このトラブルの原因として最後に紹介するのがメールです。ウィルスが仕込まれたメールを開封し、ダウンロードすることで感染してしまいます。特に最近では取引先に擬態して送信されてくる、Emotet(エモテット)というウィルスの被害も報告されていますので、名前だけ確認して安易に開けないようにして下さい。

4. ウィルスに感染した時の対処方法

パソコンがウィルスに感染した時の対処方法。まずはネットワークの切断

パソコンにLANをつなぐ写真

このトラブルへの対処として、まず最初に行って頂きたいのが、ネットワークの切断です。有線の場合はコードを抜いて下さい。無線LANの場合はモデムやルーターの電源を落としましょう。そうしておかないと、解決策を考えている間に他のパソコンが被害に合う可能性があります。

次にセキュリティソフトを使ってパソコンがウィルスに感染しているか調べます。最近のセキュリティソフトはウィルスの種類まで特定してくれるので、その後の対処がしやすくなっています。感染していることが確定した場合は、セキュリティソフトの指示に従って駆除して下さい。

駆除の方法が分からない、駆除できなかった、そもそもセキュリティソフトをダウンロードしていない、といった方はパソコン修理店や専門業者に相談して下さい。間違っても自分でリカバリーしないように。

理由としては、リカバリーするためには現在のデータを外部のハードディスクに移行する必要がある訳ですが、その際にハードディスクがウィルス感染を起こしてしまう危険があるからです。それと、パソコンウィルスは感染して対処するよりも、事前に対策しておく方が安心です。ご使用中のOSを最新版にしておく、セキュリティソフトを使用する、プロバイダのセキュリティ機能を有効にしておく、たったこれだけで、ある程度は防ぐことができます。

5. パソコンウィルスに関する情報まとめ

パソコンのウィルス感染に関する情報のまとめとポイントのおさらい

パソコンのセキュリティのイメージ写真

ここまでこのトラブルに関連するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まずセキュリティソフトは必ず有効にしておくことです。次に、よくわからないメールは開封しないこと。最後に、よくわからないサイトからのダウンロードは極力控えることです。

ウィルス感染してしまうと別の方にも被害が及ぶ可能性がありますので、十分にお気をつけ下さい。

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