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電気のトラブルで起きやすい状況とは?vol.2

公開日:2022.4.28 更新日:2024.4.10
電気のトラブルで起きやすい状況とは?vol.2

ある日突然インターネットができなくなったり、家にいたはずなのに宅配便の不在票が入っていたりすると困りますね。
電気は目に見えるものではありませんので、異変に気づくのが遅れることがままあります。LAN配線やインターホンのトラブルでしたら困るだけで済みますが、防犯器具やブレーカーの場合は早急に対処しておかないと大変なことになることも。

この記事では、インターホンやLAN配線などで起こりやすいトラブルについて紹介します。これらの対処方法などを解説していきますので、ぜひ考にして下さい。

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インターホンで起きやすいトラブル状況とは?

インターホンで起きやすい電気トラブルは押しても音が鳴らないケース

玄関に設置されたインターホンの写真

ここでのトラブルとして最も多いのが、ボタンを押したのにインターホンが鳴らなくなったケースでしょう。しかもその多くが、他の人からの指摘によって故障が判明します。

例えば、自宅に居たにも関わらず宅配便の不在通知がポストに入っており、クレームを言おうとした結果、インターホンのトラブルに気づくことがあります。特に一人暮らしの場合は、自分で自宅のインターホンを押すことがありませんから、当然と言えば当然ですね。

また、多くのインターホンが、電池によって作動していることを知られていないことも原因のひとつです。現代の生活において防犯上インターホンはなくてはならないものですので、少しでも不具合を発見したら早急に対処することをお勧めします。

このトラブルに関する詳しい対処方法は別で紹介していますが、電池切れが原因でしたら、いたって簡単に解決できます。マイナスドライバーを使ってカバーを開けて、電池を新しいものと交換すれば完了です。一方で電源直結式や熱感知器連動式の場合は、電気工事士でないと対処してはいけない決まりになっていますので、専門業者に相談する必要があります。その際は、高額請求トラブルに巻き込まれないためにも、見積もり後に契約して下さい。

LAN配線で起きやすいトラブル状況とは?

LAN配線で起きやすい電気トラブルは経年劣化やホコリによる接続不良

巻かれたLANケーブルの写真

モデムとルーター、モデムとPC、PCとプリンターなどをつなぐのに使用されているのがLAN配線です。

最近では無線LANが主流になっていますが、オフィスなどでは依然としてLANケーブルが使用されています。無線LANでしたら万が一データを盗まれる危険がありますし、何十人が同時に使用すると通信速度も安定しません。その点、有線LANでしたら通信途中でデータを傍受されることもありませんし、通信速度も安定しています。

カチッと差し込むだけでパスワードもなくインターネットに接続できるので大変便利な一方で、耐用年数を超えて使用していると、接続不良などのトラブルが起きやすくなります。特にLAN配線は、隙間や机の裏側などのホコリが溜まりやすい場所に置かれていることが多いので、定期的に掃除をしておかないと、トラブルの原因になります。

それ以外で多いLANトラブルが接続ミスです。オフィスでのLANケーブルは適当につないでいるわけではありません。使用スタイルや通信規模によって、ブランチ型、ループ型、ツリー型などで構築されています。適当に抜き差ししていると、通信システムが崩れトラブルに発展します。一度でもLAN配線のトラブルを起こすと、素人では原因すら特定できませんので、契約しているシステム会社か専門業者に相談して下さい。

防犯器具で起きやすいトラブル状況とは?

防犯器具で起きやすい電気トラブルは電池切れ。原因はメンテナンス不足です

壁に設置された防犯器具の写真

今ではさまざまな防犯器具が販売されていますね。カメラはもちろん窓センサーや防犯ブザー、センサー付きライト等々。取り付けたり身につけておくことで一定の安心感を得ることができますし、犯罪を未然に防ぐ意味でもかなり有効です。

しかし、いざという時に機能しないでは何の意味もありません。普通に生活をしているとなかなか『いざ』というトラブルに巻き込まれないのですが、それが理由で防犯器具の故障に気づいていない方が大勢いらっしゃいます。

例えば防犯ブザー。防犯ブザーの中にはリチウムコイン電池が内蔵されています。この電池の寿命は平均5年です。さらにテスト用の電池でしたら長くて2年程度。窓センサーに使用されている電池も同様です。仮にバッテリー式の電池でも、繰り返し充電することで使用できる時間は短くなります。

いざという時の電気トラブルを防止するためには、定期的に作動させてみることです。センサーが有効な状態で窓を開けてみたり紐を引っ張るなどして、確実に動くか確かめてみましょう。防犯カメラでしたら、録画した映像に乱れなどがないか確認しておくことが必須。これは住宅に限ってではなく、車に取り付けあるイモビライザーなどにも言えることです。

ブレーカーで起きやすいトラブル状況とは?

ブレーカーで起こりやすい電気のトラブルは頻繁に落ちることです

壁上部に設置されたブレーカーの写真

最近の住宅ではあまり起こらなくなりましたが、一昔前まではブレーカーが良く落ちていました。エアコンをつけた状態でドライヤーのスイッチを入れた瞬間に、バチーンと音がして真っ暗になる。昭和生まれの方は、一度ならず経験されたことがあるのではないでしょうか。

現代では部屋ごとに細かく回路用ブレーカーが取り付けられていますし、家電の省エネ性能も高くなっているので、ブレーカーが落ちるというトラブルはあまり起こらなくなっています。ですが、ブレーカーのトラブルは火災に発展するケースもありますので注意が必要です。

特に、漏電ブレーカーが頻繁に落ちる時は、迷わず専門の業者に相談して下さい。アンペアブレーカーが落ちた時は、一度に大量の電気を消費しすぎ、というサインです。少しづつ使用するか、契約電力量を大きなものに変更して下さい。

また、ブレーカー自体も経年劣化などで故障し、発煙・発火することがあります。不具合がある状態で使い続けることは非常に危険ですから、定期的に新しいものに交換することをお勧めします。少なくとも設置から10年が経過したブレーカーは、専門の業者に一度点検してもらいましょう。電気は目に見えるものではありませんので、少しの異常も見逃さないように日頃から注意しておくことが大切です。

電気トラブルに関する情報まとめvol.2

さまざまな電気トラブルに関する情報のまとめとポイントのおさらい

電気工事に必要な道具の写真

今回はインターホン、LAN配線、防犯器具、ブレーカーで起こりやすいトラブルを紹介してきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まずトラブルの原因として多いのが電池切れを含むメンテナンス不足です。これは日頃から気をつけておけば防ぐことができる事です。

トラブルに対処する際、配線を触る作業に関しては、絶対に電気工事士に依頼して下さい。

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