換気扇からゴキブリが侵入してくる?!予防策や対処法などについて詳しく解説します
公開日:2023.6.26 更新日:2024.4.19
部屋で度々見かけるゴキブリは、換気扇が侵入経路となっている可能性があります。とは言っても、換気のために必要な穴を塞いでしまうことはできません。
この記事では換気扇からのゴキブリ侵入を防ぐ方法や、既に侵入されてしまった時の対処法を紹介します。
部屋で度々見かけるゴキブリは、換気扇が侵入経路となっている可能性があります。とは言っても、換気のために必要な穴を塞いでしまうことはできません。
この記事では換気扇からのゴキブリ侵入を防ぐ方法や、既に侵入されてしまった時の対処法を紹介します。
家で遭遇すると嫌なゴキブリですが、一体どこから入って来るのか考えたことはありますか。
玄関や窓といった開け閉めする場所はもちろんですが、実は換気扇が侵入経路になりやすいのです。
ふとキッチンを見るとゴキブリがたまたま入ってきているのを見たり、料理の最中に上から降ってきたという経験があるといった声もよく聞きます。
ではなぜゴキブリは換気扇を侵入経路として選ぶのでしょうか。
それは以下のようなゴキブリにとっての好条件が揃っているからです。
・隙間が開いている
まず隙間が開いていなければゴキブリは入って来ることができません。彼らは数ミリの隙間があれば通ることができるので、動いていない換気扇は絶好の侵入口となります。
・大好物が付着している
換気扇の掃除をする際、油によるべたつきがまず目に入ることが多いのではないでしょうか。その油こそがゴキブリの大好物なのです。
さらに換気扇の特性上、匂いを外に出してしまうので、それを嗅ぎつけたゴキブリが集まってきます。
もちろん料理や生ごみの匂いにも同じことが言えます。
・水気がある
ゴキブリは水気が多いところを好みます。換気扇はキッチンやお風呂などの水回りに設置されており、湯気などを外に逃がす役割があります。
つまり、換気扇自体に水気があり、水の匂いを拡散してしまうのです。
・暖かい空気が出てくる
ゴキブリは暖かい場所を好みます。室内の温度は外に比べて高いことが多く、キッチンでは火を使うのでなおさらです。
外にいるゴキブリは暖を取るために暖かい空気が出てくる換気扇に寄ってくるのです。
ではゴキブリが換気扇から侵入してくるのを防ぐにはどうしたらよいでしょうか。
すぐにできる対策をご紹介します。
・換気扇を回しっぱなしにする
換気扇は止まっていると隙間がありますが、回っている状態ですとゴキブリは入ってこられません。
そうなると気になるのは電気代ですが、24時間つけっぱなしにしても月数百円ほどです。
24時間換気モードがついている場合、月に100円未満になる場合もあります。
カビなどを防ぐ効果があるので、お風呂場などには非常に有効な対策となります。
・フィルターを取り付ける
換気扇を回しっぱなしにすると、どうしてもエアコンの効果が薄れてしまいます。
キッチンはダイニングやリビングと同じ空間にあることが多いため、お風呂のようにはいきません。
そんな時はフィルターを付けることでゴキブリの侵入を防ぐことができます。金網タイプのものなど色んな種類がホームセンターやドラッグストアなどで手に入ります。
・ベイト剤や忌避剤を使用する
ベイト剤と呼ばれる毒餌タイプの殺虫剤や忌避剤を排気口近くに設置するのも効果があります。
ゴキブリが換気扇の中に入ってくる前に駆除してしまえば侵入のリスクも激減します。
設置方法や効果もさまざまなので、用途に合ったものを選んでください。
・三角コーナーの匂いに気を付ける
排水溝のゴミ受けや三角コーナーの匂いにつられてゴキブリが来ないように、匂いを消すよう心がけましょう。
基本はゴミをこまめに袋に入れ口を縛って、蓋つきのゴミ箱に捨てるようにして下さい。
また、生ゴミに直接吹きかけて消臭できるスプレーも市販されています。
換気扇のゴキブリ侵入対策をしていても、室内で出会ってしまうことがあるでしょう。
もしゴキブリに侵入されてしまったら、ベイト剤を使用するのが効率的です。
■ベイト剤とは
ベイト剤とは毒エサで害虫を駆除する殺虫剤です。
これはどこにいるか分からないゴキブリや侵入してきたゴキブリに効果があります。
ゴキブリ専用のベイト剤は、彼ら好みの匂いや味になっています。しかしその匂いで外からゴキブリを寄せ付けることは基本的にないので、安心して下さい。
■効果的な設置場所
ベイト剤を設置するのは侵入経路と隠れ場所の近くが効果的です。
侵入経路として考えられるのは換気扇・排水口・窓などが挙げられます。
隠れ場所はシンク下・冷蔵庫の裏や下・食器棚・戸棚・コンロやレンジの近くなどです。
個数は侵入経路と隠れ場所に1~2つずつがよいでしょう。
■効果的な設置時期
ゴキブリは5~6月頃、活発に動き始め室内に侵入してきます。
彼らは侵入後、すぐに水と餌を探し始めるので、そこでベイト剤が活躍するというわけです。
一度繁殖してしまうと大変なので、早い段階で駆除できるように5月には設置しておきましょう。
換気扇だけを対策しても、ゴキブリ侵入のリスクはまだあります。
以下の点に気を付けて予防して下さい。
・侵入経路すべてに対策をする
ドアやサッシの隙間、排水溝など、換気扇以外の考えられる侵入経路にも対策をして下さい。
すき間がある場合はすき間テープを貼り、置き型の殺虫剤やベイト剤を設置すると効果的です。
・餌を置かない
三角コーナーや排水溝のゴミ受けに生ごみを放置するのはやめましょう。
こまめに袋の口を縛って捨てるよう心がけるのが大事です。
使った食器も放置せず、なるべく早く洗うよう心がけて下さい。
また、ペットの餌にも注意が必要です。食べ残しを置いておかないようにしましょう。
・掃除や整理整頓をして風通しよくする
日頃から整理整頓を心掛け、ゴキブリの大好きな暖かくジメジメした環境を作り出さないようにして下さい。
物を減らすことで風通しが良くなり、暖かい空気や湿気がこもりにくくなります。
冷蔵庫や食器棚の裏なども定期的に掃除しましょう。
また、段ボールを放置していると産卵場所になってしまう可能性があるので、こまめに処分するのが大切です。
・燻煙剤などを使用
市販の燻煙剤や霧タイプの殺虫剤も効果的です。1匹でもゴキブリが残っていたり、知らないうちに侵入していると、繁殖してしまいキリがありません。
まずは全滅させてしまうのが何より大事です。
また、ダニなどの害虫も一気に駆除できるので一石二鳥となります。
季節の変わり目など、定期的に使用するのがおすすめです。
どんなに換気扇のゴキブリ対策をしても、個人の力ではなかなか解決が難しい場合があります。
また、ゴキブリは特定の時期にピンポイントで発生するわけではないため、一年中対策をし続けるのも大変です。
そんな時は業者に依頼するのがおすすめです。
■業者にゴキブリ対策を依頼するメリット
一戸建てやマンション・アパートなど、家の形状はさまざまです。
また、それぞれの家庭でゴキブリの侵入経路や引き寄せてしまった原因は異なります。
業者はゴキブリ駆除に関する専門知識や経験が豊富なので、状況をしっかり調査し的確な対処をしてくれます。
■業者による作業内容
一回のみの駆除と、定期的な訪問による予防を選ぶことができます。
駆除の作業内容はベイト剤などを使用した方法が基本です。
一度ベイト剤を設置して終わりではなく、きちんと駆除が完了しているか確認をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
定期コースを依頼した場合、一戸建てなら他の害虫も含めて時期ごとにピッタリの対策をしてくれるのでおすすめです。
■業者に任せた時の相場
技術や使用する道具・薬剤などによって変わってきますが、1R:1万〜2.3万円、1LDK:1.27万〜3.9万円、2LDK:1.9万〜4.5万円ほどが相場となっています。
ゴキブリは一回も姿を見たくないし駆除も怖くてしたくないという人も多いため、お得な定期管理も非常におすすめです。
ぜひ一度検討してみて下さい。