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猫がいる家でもできるゴキブリ対策とは?猫にとって危険なゴキブリ対策についても解説

公開日:2024.9.3
猫がいる家でもできるゴキブリ対策とは?猫にとって危険なゴキブリ対策についても解説

猫を飼っているお宅でゴキブリが発生すると、猫がゴキブリを食べてしまわないか心配になりますよね。猫に見つかる前に早く駆除しようとしても、殺虫剤を使うと猫に害があるのでは…とためらってしまう方も多いでしょう。

この記事では、猫がいる家でもできるゴキブリ対策の方法をご紹介します。猫にとって危険なゴキブリ対策についてもあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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1.猫はゴキブリを食べても平気?

いくつかのリスクがあるため猫がゴキブリを食べないように注意しよう

ボールで遊ぶ子猫の写真

本能的にハンターの性質を持っている猫にとって、小さくて動きの速いゴキブリはとても魅力的な獲物です。
そのため、猫が遊び感覚でゴキブリを追いかけて、時には捕まえて食べてしまうこともあり得ます。
しかし、猫がゴキブリを食べるのはあまり良いことではありません。

まず、ゴキブリはさまざまなバクテリアや寄生虫を持っている可能性があります。猫がゴキブリを食べることで、それらのバクテリアや寄生虫に感染するリスクがあるため、猫の健康に影響を与える可能性があります。

また、市販のゴキブリ駆除剤を使っている家庭では、ゴキブリが毒を含んでいる場合があります。
猫がそのようなゴキブリを食べると、駆除剤に含まれる毒素により中毒を起こすことも考えられます。
中毒の症状には、嘔吐、下痢、食欲不振、けいれんなどがあり、これらの症状が現れた場合はすぐに動物病院に連れて行く必要があります。

ただし、猫が一度ゴキブリを食べたからといって、必ずしも健康に問題が出るわけではありません。ゴキブリを食べた後も元気で、異常な行動や症状が見られない場合は、大きな問題はないことが多いです。
それでも、猫の健康を守るためには、猫がゴキブリを捕まえたり食べたりしないようにするのが一番安全です。
万が一、猫がゴキブリを食べてしまった場合は、しばらく様子を見て、何か体調の変化があればすぐに獣医さんに相談するようにしましょう。

2.猫がいる家でおすすめできないゴキブリの対策方法

駆除方法によっては猫の命にかかわる可能性がある

駆除スプレーでゴキブリを退治しているイラスト

猫がいる家では、ゴキブリ対策として殺虫剤や毒餌、粘着トラップを使うのはおすすめできません。

スプレータイプの殺虫剤の害虫を仕留める成分のピレスロイドは、強い駆除効果があるためゴキブリ駆除には有効です。
ただし、猫がピレスロイドの影響を受けると、アレルギー反応が起こります。
殺虫剤でゴキブリを仕留めたい場合は、猫を違う部屋に移動させてから使ってください。殺虫剤を使って駆除したときは、退治したゴキブリを猫が食べないように、仕留めたあとは素早く処理しましょう。また、空気中に駆除剤の成分が残らないようしっかりと換気を行ってください。

毒餌で代表的なホウ酸団子は、猫が口にすると脱水症状を起こして、命を落とすおそれがあります。
猫がいる家でホウ酸団子を使用したい場合は、猫が絶対に食べないように棚の中や入り込めない隙間に設置するようにしましょう。

また、 ゴキブリにとって忌避効果を持つラベンダーやミントなどは、猫にとっても有害です。精油の成分が猫の皮膚や呼吸器系に刺激を与え、中毒を引き起こすことがあるため、猫がいる家庭での精油の使用は避けるべきです。

粘着シートもゴキブリ対策に使われますが、猫が引っかかってしまうおそれがあります。
粘着シートの粘着力は強いため、一度くっつくとなかなか取れず、無理に取ろうとすると毛が抜けてしまいます。
もし粘着シートを使う場合は、設置した部屋に猫が入れないようにしなければいけません。

そのほか、ゴキブリ駆除に使う方の多い燻煙タイプは、しっかり換気を行えば、猫のいる家でもトラブルなく使えます。

飼い猫への対策に無理がある場合は、猫への影響が少ない方法を試すか、ゴキブリの駆除を請け負っている業者に依頼してください。

3..猫がいる家でもできるゴキブリ対策は?

お部屋を清潔にして、ゴキブリを発生させない環境を作ろう

掃除をする猫の写真

猫の健康を守るためにも、そもそもゴキブリが発生しにくい環境を作るのが大切です。以下の方法を実践することで、ゴキブリの発生を防ぎやすくなります。

・清潔を保つ
ゴキブリは食べ物の匂いに引き寄せられます。食べこぼしやこぼれた液体を放置せず、すぐに拭き取るようにしましょう。
特にキッチンやダイニングエリアは清潔に保ち、食器を使った後はすぐに洗い、シンクや排水口もこまめに掃除することが大切です。

また、 ゴキブリは埃や髪の毛、ペットの毛なども栄養源として生き延びることができるので、毎日の掃除を怠らないようにしましょう。

・ゴキブリの餌になるものを排除する
ゴキブリは食べ物の匂いに引き寄せられます。食べ物は密閉容器に入れ、生ゴミは蓋付きのゴミ箱に捨てるようにしましょう。台所や食卓を清潔に保ち、食べこぼしや水滴はすぐに拭き取ることが大切です。
また、猫の餌も出しっぱなしにしないようにしましょう。

・水分源を断つ
ゴキブリは生存する上で水を必要とするため、水漏れや湿気の多い場所を好みます。水道管やシンクの下、エアコンのドレインなど、水漏れがないか定期的にチェックし、修理するようにしましょう。
また、濡れた布巾やスポンジを放置しないようにし、使用後はしっかりと乾かすことも大切です。

ペットの飲み水にも寄ってくることがあるので、定期的に水を交換したり、飲み水の周りを清潔に守ったりしてできる限り対策してください。

・定期的に家の中を整理整頓する
ゴキブリは暗くて狭い隙間や乱雑な場所に隠れるのが好きです。家の中を整理整頓し、不要な物を処分することで、ゴキブリの隠れ場所を減らすことができます。
また、定期的に家具や家電の裏を掃除することも効果的です。

・ゴキブリの侵入経路を塞ぐ
ゴキブリは小さな隙間から家に侵入します。窓やドアの隙間をしっかりと塞ぐために、パテやシーリング材を使って壁の亀裂や配管の隙間をふさぎましょう。ゴキブリの侵入を物理的に防ぐことが、最も確実な対策です。

4..猫がいる家でゴキブリが出たときの対処法

猫がいる家で安全にゴキブリを駆除する方法

冷却式スプレーによるゴキブリ駆除のイラスト

猫がいる家でも、安全にゴキブリ対策ができる方法があります。

一番おすすめなのが、冷却式スプレーによる駆除です。殺虫剤の成分を使わないため、直接吹きかけなければ飼い猫への影響も心配はありません。
ただし、噴射威力が強力なため、小さなゴキブリだと吹き飛ばしてしまう可能性があるため注意です。

また、ゴキブリは熱に弱いため60度以上のお湯をかければ駆除が可能です。
熱湯によるやけどに注意しなければいけませんが、ホウ酸団子や粘着シートと比べて、飼い猫への影響が少なくて済みます。

さらに、ゴキブリに食器洗い用洗剤をかける方法も有効です。ゴキブリに洗剤をかけると呼吸をするための気門をふさぐため呼吸できなくなり、窒息死させられます。
ただし、ゴキブリが窒息死するのに20秒程度かかるため、その間に見逃さないようにしましょう。仕留めたかわからなくなるうえ、見逃したあとに偶然ゴキブリの死体を発見すると、驚いてしまうリスクもあるからです。

そのほか、ゴキブリを掃除機で吸い込む方法も有効ですが、掃除機で吸い込んだあとも生きている可能性が高い点に注意しなければいけません。ゴキブリを吸い込んだあとは、速やかに紙パックを交換してください。
また、掃除機でゴキブリを吸う方法は、サイクロン掃除機には使えません。なぜなら、サイクロン掃除機で吸うと、ゴキブリが掃除機の中でバラバラになってしまうからです。

5.猫がいる家で安全にゴキブリを駆除したいときはプロの業者に相談しよう

相見積もりで業者を比較する

害虫駆除の専門事業者のイラスト

猫がいる家で安全にゴキブリを駆除したい場合、ゴキブリ駆除の専門に相談するのは非常に有効な選択肢です。
プロの駆除業者は、猫や他のペットの安全を考慮しながら、効果的にゴキブリを駆除する方法を提供してくれます。

また、一度駆除してもまたゴキブリが発生するリスクがありますが、業者が定期的にチェックしてくれるサービスもあるため安心です。

ゴキブリの駆除を業者に依頼するときは、相見積もりで業者を見比べてみてください。料金だけでなく、アフターフォローなどサービスも含め比較できます。
高額な料金を請求する悪質業者がいても、その1社からしか見積もりをもらっていなければ、悪質だとわかりません。
複数の業者から見積もりを取り、料金を見比べて見れば、高額な料金だとわかります。

また、複数の業者のサービスを見比べれば、丁寧なサービスを提供してくれる業者が見つかりやすいのも、おすすめする理由です。

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