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害虫を追い出すための対策その②

公開日:2021.11.18 更新日:2024.4.4
害虫を追い出すための対策その②

害虫を追い出すための具体的な対策を分かりやすく紹介します。この虫の追い出し対策について『害虫を追い出すための対策その①』で説明しましたが、そこでは紹介しきれなかった害虫がまだまだいますので、それらの追い出し方法について説明します。今回紹介する害虫はアレルゲンであるダニ、噛まれる危険性があるムカデ、ガーデニングに悪影響のバッタ、強烈な臭いのカメムシ、寄生虫を媒介するナメクジです。どれも不快なだけでなく生活に支障をきたす害虫ですので、正しい対策法で早めに追い出しましょう。

ダニを追い出すための対策方法とは?

ダニを追い出すための具体的な対策法を分かりやすくお伝えします

布団掃除機をかけている絵

この害虫を追い出すための対策法で始めに紹介するのが、布団掃除機の使用です。布団の中には生きているダニや死骸が多く潜んでいます。一昔前は布団を干すだけでダニはいなくなると言われていましたが、そんなことはありませんので、布団掃除機を使用しましょう。

専用の掃除機でなくてもアタッチメントとして普通の掃除機につけることが出来るものがありますので、それで十分です。

生きているダニは掃除機で追い出すことは出来ませんので、スプレーなどで退治してから再度掃除機で吸い取りましょう。

次に紹介する対策法は、2種類の燻煙剤です。ひとつは畳に差し込むものと、もう一つは薬剤を噴霧してお部屋全体のダニを追い出すものです。普通の燻煙剤でしたら、畳の中のダニには十分な効果が期待できませんので、ひとつ目のタイプの燻煙剤をご使用ください。その他にも置くだけでダニを吸い寄せ退治してくれる、ダニ取りロボという商品も販売されています。

この害虫を追い出すための対策として最後に紹介するのが、ダニが潜んでいる布団やぬいぐるみを乾燥させることです。簡単に出来るのが、布団乾燥機なのですが、よりダニを追い出したいのであれば、コインランドリーにある乾燥機かクリーニング屋です。もちろん一番いい方法はクリーニング屋さんに出すことですが、費用のことを考えると毎月出すわけにもいきませんね。クリーニングは年に一回にして、あとは一週間に三度布団乾燥機を使用することをお勧めします。

ムカデを追い出すための対策方法とは?

ムカデを追い出すための具体的な対策法を分かりやすくお伝えします

ムカデの絵

この害虫を追い出すためにまず出来る対策は、燻煙剤の使用と家の中を乾燥させることです。よく昔からムカデは、つがいで行動するなんて言いますね。一匹発見したら必ず二匹目も近くにいるみたいな。ムカデは基本的に単独行動ですので、このような迷信はほぼ嘘なのですが、実際のところすぐに二匹目が現れることがあります。

これは家の床下や天井裏がムカデにとって快適空間になっているからです。したがって初めに紹介する対策は、乾燥させることです。床下でしたら換気システムを取り付けたり、天井裏にはシリカゲルを置いておくなどの対策が効果的です。

その他にも、除湿シートや除湿マットも効果が期待できます。晴れた日に家の中の押し入れや食材庫を開けておくこともムカデを追い出すための対策の一つです。

それと共にして頂きたいのが、燻煙剤の使用です。煙状の薬剤なので目に見えない隙間のムカデを追い出したり退治してくれたりします。

ムカデにだけ効果があり、人間には無害とされている燻煙剤ですが、小さなお子様やペットがいるご家庭では念のため、使用をお控え下さい。徹底的にムカデを追い出したいという方には、専門業者に依頼する方法もあります。もちろんそのためのお金は必要ですが、プロに任せると自分で対策するよりは効果が期待できます。

バッタを追い出すための対策方法とは?

バッタを追い出すための具体的な対策法を分かりやすくお伝えします

葉っぱにとまったバッタの絵

この害虫を追い出すための対策として紹介するのが虫取り網です。かなり原始的な対策方法になってしまうのですが、しているのとしていないのとでは大違い。

100円ショップでも売られている虫取り網を使って、敷地や家の中に入り込んだバッタを一匹づつ捕まえていきましょう。その際に可哀そうかなと思い、生きて敷地の外に追い出すとまた戻ってきますので、確実に潰して下さい。

次に紹介する対策方法は、薬剤の散布です。インターネットやホームセンターで害虫専用の液体薬剤を購入し、雨が降った次の日に敷地全体に散布しましょう。薬剤に抵抗のある方は木酢液の使用をお勧めします。市販の木酢液は濃いので、そのまま散布してしまうと植物まで枯れてしまいます。100円ショップで売られているスプレーの中に水400ccと木酢液0.4gをいれて、周辺の土や葉っぱの裏などに吹き付けましょう。

この害虫を追い出すための対策として最後に紹介するのが、防虫ネットの使用です。お住まいの近くに森や林、原っぱがあるご家庭では、いくら薬剤を散布しても次々にバッタが侵入してきます。それらから植物を守るためには、防虫ネットで囲っておきましょう。それでも隙間から侵入される可能性がありますので、薬剤か木酢液も吹きかけておきましょう。

カメムシを追い出すための対策方法とは?

カメムシを追い出すための具体的な対策法を分かりやすくお伝えします

葉っぱにとまったカメムシの絵

この害虫を追い出すための対策として最初に紹介するのは凍結スプレーです。家の中にいるカメムシを追い出そうとして、手やお部屋全体が臭くなってしまった経験を持つ方は非常に多いと思います。カメムシは刺激により強烈な臭いを放ちますので、いかに刺激しないようにするかが大切です。

そこで役に立つのが凍結スプレー。メーカーにより若干異なりますが、マイナス85度で瞬間冷却しますので、カメムシが臭いを放つ間もなく、退治することが出来ます。カメムシが多く出没する地域の方は前もって準備しておきましょう。

スプレーがない場合は、ティッシュを2枚重ねにしてカメムシの背後からそっとつかんで外に逃がしましょう。間違っても潰したり、室内のゴミ箱には捨てないように。お部屋全体に無数のカメムシがいる状態でしたら、燻煙剤を使用するしかありません。場合によっては室内に臭いが残る可能性がありますが、個別に追い出すよりは早く片付きます。

この害虫を追い出すための対策として最後に紹介するのが、忌避剤です。全てのカメムシに効果があるわけではないのですが、洗濯物と一緒に吊るしておくだけで、この害虫を寄せ付けない効果があります。それと併用して網戸に吹き付ける防虫スプレーもご活用下さい。そうすることで少しでもベランダからカメムシを追い出す効果があります。

ナメクジを追い出すための対策方法とは?

ナメクジを追い出すための具体的な対策法を分かりやすくお伝えします

ナメクジのシルエット絵

この害虫を追い出すための対策として最初に紹介するのは、木酢液と竹酢液の使用です。

小さいお子様がいらっしゃるご家庭や大切な植物を育てている方の中には、ナメクジ駆除のためとはいえ防虫剤の使用をためらわれる方が多くいらっしゃいます。木酢液や竹酢液を使う事で植物や人体に影響を及ぼすことなく、この害虫を追い出すことが可能です。

使用方法は至って簡単。市販のスプレー容器の中に、500倍から1,000倍に薄めた液を入れ、葉の裏や土の表面に吹き付けておくだけです。繰り返し使用することで効果が徐々に現れます。

次の対策として紹介するのが、塩を撒くことです。この対策は少数のナメクジに有効で、塩をかけるとナメクジは外に水分を放出し、やがて死に至ります。お風呂場やベランダでナメクジを発見したら是非ともお試し下さい。

この害虫を追い出す対策で最後に紹介するのが、容器入りの駆除剤の使用です。お庭全体にナメクジ駆除剤を撒いても良いのですが、近所の野良猫やペットが誤ってなめてしまうと中毒症状を起こすことがあります。容器入りでしたら、ナメクジだけが薬剤に触れるように設計されていますので安心です。

その他の対策は、ビールでおびき寄せる方法もあります。2ℓのペットボトルを底から5㎝以上残して切断し、その中にビールを入れておきましょう。そうすることでナメクジをおびき寄せ、溺れさせて退治することが出来ます。ただしベランダに設置した場合は、ハチが寄ってくる可能性がありますのでご注意下さい。

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