イタチの駆除にかかる費用は?料金相場や業者の選び方について
公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.16
可愛らしい見た目をしているイタチですが、近年では害獣として注意しなければなりません。
民家に侵入することもあり、そのままにしておくと健康面での被害などを及ぼす危険性があります。
今回はそんなイタチの駆除にかかる費用および業者の選び方についてご紹介します。
可愛らしい見た目をしているイタチですが、近年では害獣として注意しなければなりません。
民家に侵入することもあり、そのままにしておくと健康面での被害などを及ぼす危険性があります。
今回はそんなイタチの駆除にかかる費用および業者の選び方についてご紹介します。
イタチを駆除する際に気になるのがその費用。
業者による主な作業内容と依頼した際にかかる費用は次のようになります。
・イタチの捕獲、処分:50,000円前後(1匹あたり)
屋根裏や外壁の内側などイタチが現れやすい場所に罠を仕掛けておき、イタチの駆除を行います。
1匹単位での価格ですので、ご自身の家にどれくらいのイタチが潜んでいるのかによって料金は異なっていきます。
・追い出し作業:30,000円
家に潜んでいるイタチを追い出す作業になります。
業者が行っている方法としては、イタチの嫌いな光を放つ、イタチが嫌っているにおいの燻製剤を使用するなどがあります。
・殺菌、消毒:30,000円(6畳あたり)
イタチの駆除作業は追い出したり、捕獲したりするだけではありません。
イタチは溜め糞をする習性があり、現場を汚しています。 そのため、きちんと現場を清掃しておく必要があります。
・天井や断熱材の修復:10,000円(1坪あたり)
イタチに傷つけられた天井や断熱材を修復したり、交換したりします。
・侵入経路の封鎖:20,000円(1箇所あたり)
一度イタチを追い出したとしても、しばらくして現場に仲間がやって来ることもあります。
被害の再発を防ぐためにも、侵入経路となりやすい箇所をしっかりと塞いでおきます。
素早い動きで駆除するのに手間取るイタチですが、存在を確認したらすぐに対処しておくことが重要。
そのまま放置しておくと、健康や経済面での被害を及ぼすことになります。
イタチによってもたらされる被害は次の通り。
・騒音被害
イタチは夜行性の生き物です。夜遅くに何やら天井から怪しい物音が響いてくると、その音はイタチによるものである可能性があります。
イタチは民家の天井裏や屋根裏といった暗い場所を住処にしているため、知らない間にご自宅に侵入されているというケースが多いです。
もし立て続けに不審な物音が聞こえてくるようであれば一度調べておきましょう。
・悪臭の被害
野生動物であることから、イタチには特有の獣臭があります。
また、住宅に住み着くと、自分が住み着いたエリアの周りに糞尿を撒き散らしていきます。
・経済面の被害
イタチは溜め糞をする習性があるので、それによって蓄積されていった糞尿が原因で天井や屋根裏が腐食してしまいます。
・健康被害
野生の生き物であるため、イタチにはダニのような害虫だけではなく、病原菌まで宿っています。
もしイタチに侵入されてしまえば、アレルギー症状や命にかかわるような病気を発症してしまう可能性があります。
健康面、経済面での被害を拡大させないためにイタチの駆除は必要ですが、個人が勝手に作業していいということはありません。
民家に侵入してくる害獣といえど、自然の営みを構成している生き物であることから、捕獲ないしは駆除を行う際には行政による規制をクリアする必要があります。
イタチなど多くの野生動物は鳥獣保護法によって保護されています。
この法律は自然界で生活している生物の多様性や自然環を守っていくために制定されたもの。
万が一鳥獣保護法を無視して素人が駆除作業をするようであれば、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられてしまいます。
もしイタチの駆除作業をやっておきたいのであれば、事前にお住まいの自治体の役所まで捕獲許可をもらいに行く必要があります。
自治体から捕獲許可がもらえるようになるには、猟銃免許を提示しておかなければなりません。
また、申請をしたらすぐに駆除作業を開始できるというわけではなく、許可が降りるまでには最短で数日、長いと1カ月近くかかることもあります。
なお捕獲したイタチについては捕獲者した人が処分しなければならないと定めている自治体が多いです。
こうしたことから、多少の費用がかかってもイタチ駆除は業者にやってもらうのが得策です。
イタチ駆除の際に頼りになる専門業者ですが、業者によっては優良とされるところとそうでないところがあります。
そこで優良とされる業者を見極めるためのポイントについてご紹介します。
・専門資格を保有している
イタチをはじめ、野生動物の駆除を行う場合には「狩猟免許」が必要となります。
この免許の有効期間は3年と定められていて、年度ごとに作業場所の都道府県に申請する必要があります。
イタチの駆除業者には専門資格のあるスタッフが在籍しています。
・実績を確認する
業者選びにおいて重視しておきたいのが作業実績。
業者の公式ホームページにはこれまでの作業実績が掲載されています。
・業者の口コミを確認する
一般的に優良業者と呼ばれているところは、依頼された方から高く評価されています。
インターネットの口コミサイトに一度目を通しておくことをおすすめします。
・スタッフの対応が丁寧である
顧客に対して丁寧な対応を心掛けている業者ほどしっかり作業してくれます。
電話でのやり取りや担当者の現場訪問などで対応に問題がないか確認しておきましょう。
・アフターフォローが充実している
業者には作業後の定期点検や無償駆除など、さまざまなアフターサービスがあります。
具体的なサービス内容や保証期間は業者によって違うため、事前に調べておきましょう。
前述の通り、業者によるイタチ駆除はある程度の費用がかかりますが、それを少しでも安く抑える方法があります。
一つは見積もりを比較すること。
見積もりには作業ごとの内容とその費用が詳しく記載されています。
作業の詳細をきちんと確認しておけば、後になって不要なオプション費用が発生する心配がありません。
駆除にかかる費用が高いほど、正確な相場を知っておくことは重要です。
もし業者から提示された費用に納得がいかない時は、その場でお断りすることが可能です。
3社以上から見積もりをとって比較すれば、お住まいのエリアで最も安い業者を見つけられます。
もう一つは自宅近くにある業者を選択すること。
業者では駆除作業の費用以外にも、交通費、駐車場代、移動経費などが別途加算されることもあります。
こうしたことから、自宅からなるべく近いところにある業者に頼んでおくのがいいでしょう。
この他には割引キャンペーンを実施している業者を見つけることも大切です。
業者によっては期間限定の割引料金やオンラインで申し込みされた方の限定割引などが利用できる場合があります。
お住まいの地域を調べてみて、利用可能な割引キャンペーンをやっている業者があるかどうか調べておきましょう。