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冬は給湯器が壊れやすい?故障の原因と対策を紹介

公開日:2023.12.27 更新日:2024.4.22
冬は給湯器が壊れやすい?故障の原因と対策を紹介

冬は給湯器が故障しやすいと言われています。寒い冬に給湯器が壊れてしまうと本当に困りますよね。身体を温めることができず、体調を崩すことにもなりかねません。

この記事では、冬に給湯器が壊れやすい原因や、対策などについて紹介します。

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1.冬に給湯器が壊れやすい原因とは?

給湯器の稼働が増えると壊れやすくなる

木に積もった雪の写真

給湯器が壊れる原因には、以下のようなものが挙げられます。

・給湯器に負荷がかかるから
冬になると給湯器が壊れやすいのは、給湯器の稼働が増えるからです。夏場に比べると、水温も低くなるので、どうしても給湯器の熱交換器はたくさん燃焼しなければなりません。

水をお湯に変えなくてはならないのは、夏も冬も同じですが、実際の水温と求めている湯温の差が大きいからです。年間の水道水の温度は最高で23.5℃、最低で16.0℃となっています。
水道水の変動幅は約8℃ですが、気温の変動幅は夏と冬でかなり大きくなっており、地域によっては30℃以上になることも珍しくありません。

給湯器も夏場はあまり稼働していませんが、冬場になるとたくさん燃焼することになるため、給湯器部分にどうしても負荷をかけてしまいます。

・給湯器が凍結して壊れることも
冬になると、外気温が極端に寒い日もあります。
一般的な給湯器は、内部に配管を温めるためのヒーターが装備されています。そのため、凍結するのは給湯器ではなく、給水管や給湯管、追い炊き管、水抜管であり、保温材などを使って凍結対策がされていない場合は可能性が高まります。

・北側に設置してあると凍結しやすい
ただでさえ冬場は外気温が低くなる時期です。さらに、建物の北側はどうしても日当たりが悪く、気温がさらに下がりやすくなっており、この場所に給湯器が設置してある場合は凍結する可能性が高まります。

2.冬に給湯器が壊れてしまったら

まずは簡単にできることをやってみる

給湯器のリモコンの写真

給湯器が壊れてしまった場合に簡単にできることがいくつかあるので紹介します。

メーカーや専門事業者に問い合わせる前にできることがあるので、これらの方法を行っても解決しない場合は業者に相談するようにしましょう。

給湯器の種類にもよりますが、エラーコードに従って不具合を解消するようにしてください。エラーコードの意味は、取扱説明書に記載されています。
もしくは、使用している給湯器のエラーコードについて、インターネットで調べてみる方法もあるでしょう。

賃貸にお住まいの場合は、管理会社もしくは大家さんに連絡する方が解決がスムーズです。それでも解決しない場合は、以下の方法を試してみるのもおすすめです。

・給湯器のリモコンスイッチが付かないとき
一旦、電源プラグを抜き、10秒経ったら差し込んでみてください。

・シャワーやお湯の出が悪いとき
一旦、リモコンの電源を切り、しばらくしてから再度リモコンの電源を入れます。

・点火しないとき
給水元栓とガス元栓を全開にしてみましょう。

・お湯が出ないとき
まずは、給水元栓とガス元栓を全開にします。電源プラグを一旦抜いて、10秒後に再度差し込んでみましょう。

・お湯の温度が安定しないとき
浴槽の中に循環アダプターがあり、そのフィルターに毛髪やゴミが詰まっている可能性が高いです。

3.冬に給湯器が壊れないようにするための対策

水を出しっぱなしにして給湯器の故障を防ぐ

水を出しっぱなしにしている蛇口の写真

冬に給湯器が壊れやすい理由の一つが、給湯器の凍結といわれています。お住まいの地域によっては、外気温が低くなることで、給湯器が凍結してしまう可能性があります。

凍結トラブルに見舞われるとお風呂に入れなくなるため、事前に予防対策を行うようにしましょう。
特に寒さが厳しくなる日には以下のような方法を実践するようにしてください。

・水を出しっ放しにする
給湯器を使用しない時間帯で特に気温が下がる夜間から朝方にかけては、少量の水を流し続けるようにしましょう。
この方法は水道管の凍結予防でよく実践されている方法ですが、実は給湯器にも効果があります。
水を出しっ放しにする方法は、リモコンの運転スイッチをOFFにし、給湯側の蛇口をひねって少量の水を出します。

もし、給湯器が凍結した場合は、自然に解凍するのを待つようにしてください。

・しばらく留守にする場合は給湯器の水抜きをする
給湯器の水抜きの手順について
①ガス栓を閉める
②リモコンの電源をOFFにする。リモコンがない場合は、室内のお湯が出る蛇口を全開にする。(どこの場所の水道でも可)
③給湯器の電源プラグを抜く。リモコンがない場合は、蛇口を開けた後、2分以上経過してから行うようにする。
④止水栓を閉める
⑤すべてのお湯の蛇口を開ける
⑥給湯器本体の水抜き栓を開ける

順番どおりに行うことでスムーズに水抜きができます。

4.冬に給湯器が壊れてしまったときの注意点

慌てて給湯器にお湯をかけたりしない

給湯器の配管の写真

冬に給湯器が壊れてしまうことは寒い地域ではよくあることです。壊れると慌ててしまいますが、気温が低いからといって、必ずしも給湯器が凍ってしまっているわけではありません。

確かに、水は0℃になると氷になることから、外の気温が低いと「凍っているのかも」と思ってしまいがちです。実際に凍ってしまった経験のある方もいることでしょう。
もちろん、給湯器が凍ってしまう可能性はありますが、その際に慌てて給湯器にお湯をかけないようにしてください。

お湯をかける前に行わなければならないことがあります。それは、リモコンの運転をOFFにし、給湯器本体のコンセントは抜かないようにするということ。

その後、対処法を実践しましょう。給湯器で凍る可能性があるのは、以下の部分です。
①給湯配管部分
②給湯器本体内の配管部分
③追い炊き配管部分

■給湯器が凍ってしまうとどのようなことが起こる?
給湯器が凍ってしまうと、配管が破裂する恐れがあります。とくに凍った水が溶けたときが危険であり、漏電や故障につながることもあります。

■お湯をかけない方がいい理由
お湯をかけるというのも一般的な対象法の一つではありますが、熱湯ではなく、ぬるま湯にしましょう。お湯をかけることによって、温度差により配管が破裂してしまう可能性があるからです。

5.冬に給湯器が壊れたら信頼できる修理事業者に相談しよう

自分で直そうとするよりも安全

給湯器の修理をしている事業者の写真

冬に給湯器が壊れたら、「お湯が出ない」ことで慌ててしまい、自分でどうにかして直そうとしてしまいがちです。
しかし、下手に取り扱うことで、本来ならば簡単に直せる状態の給湯器を壊してしまっては意味がありません。
安全性も考慮して、給湯器が壊れた際には信頼できる修理事業者に依頼するようにしましょう。

冬の時期は給湯器の使用頻度があがるため、壊れてしまう可能性がその他の季節よりも高くなってしまいます。そのため、すぐに修理にきてもらえないこともあるかもしれません。その場合は、しばらくの間給湯器が使用できないことになってしまいます。

■給湯器が壊れる前のサインを見逃さないようにしよう
給湯器が壊れる前にはなんらかの前触れがあります。起きやすい前触れは下記のとおり。
・お湯の温度が不安定になる
・お湯が出なくなる
・追い炊きが使えない
・給湯器から煙や水が出る
・異音や異臭がする
・給気口や排気口まわりが黒ずむもしくは錆びている

■壊れる前兆を放置するとどうなる?
上記のような壊れる前兆がありながらも、そのまま使用していると、ある日急にお湯が全く出なくなる、もしくは火災などの事故が発生する可能性が高まります。
給湯器の調子が悪いときは、専門の業者にすぐに見てもらうことが必要です。

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