一戸建ての給湯器を交換するときの費用は?費用を安く抑えるコツも解説
公開日:2024.11.13
一戸建てに住んでいて給湯器が壊れてしまったら、賃貸マンションと違って基本的に自分で対応しなければいけません。
この記事では、一戸建ての給湯器を交換するときの費用の相場や、費用を安く抑えるコツについて解説します。
一戸建てに住んでいて給湯器が壊れてしまったら、賃貸マンションと違って基本的に自分で対応しなければいけません。
この記事では、一戸建ての給湯器を交換するときの費用の相場や、費用を安く抑えるコツについて解説します。
一戸建ての給湯器はおもに3種類あり、種類によって費用が異なります。
ここでは、タイプ別の給湯器の費用相場を解説するので、購入時の参考にしてみてください。
ちなみに給湯器は、給湯のみや、追い焚きができるかどうかなど、機能によっても差があります。
・壁掛けタイプ
壁掛けタイプは、外壁に固定されている給湯器です。地面から離して設置されており、給湯器の下から配管が伸びているのが特徴です。給湯器が宙に浮いているため、雪が多く降る地域でもトラブルが起こりづらいメリットがあります。
そんな壁掛けタイプの給湯器の交換にかかる費用相場は、100,000円から110,000円程度です。
・据え置きタイプ
屋外に据え置きで設置されている給湯器です。給湯器の側面から配管が接続されているのが特徴です。
浴槽にお湯が出てくる丸い部分(循環金具)が1つしかない場合は、据え置きタイプになります。
据え置きタイプの交換にかかる費用相場は、130,000円から150,000円程度です。
・浴槽隣接タイプ
浴槽隣接タイプも、地面に据え置きで設置されています。横から配管が出ている点も、据え置きタイプと同じです。
据え置きタイプと違う点は、給湯器の背面からも配管が出ている点です。背面から出ている配管は、浴槽に隣接する形でつながっています。
また、浴槽内に循環金具が2つある場合は、こちらのタイプです。
浴槽隣接タイプの交換にかかる費用相場は、150,000円から280,000円ほどです。
ここでは、戸建ての給湯器を交換する流れを説明いたします。
①使っている給湯器の設置タイプを確認する
まずは、既存の給湯器の設置タイプを確認してください。先ほど解説しましたが、設置タイプには壁掛けタイプ・据え置きタイプ・浴槽隣接タイプの3つがあります。
設置タイプによって費用が異なるので、確認しておきましょう。
②今の給湯器のメーカー名と品番を確認
給湯器を交換する際、給湯器のメーカー名と品番を伝える必要があります。後継機種を案内したり、見積もりをスムーズに進めたりするためです。
見積もりをもらうために、メーカー名と品番は確認しておいてください。
③実際に工事を行う
実際に業者が来て、給湯器を交換してくれます。給湯器の交換が終了するまでは入浴ができないため、近くに銭湯があるかの確認や、近所に頼れそうな人がいれば、お風呂を使わせてもらえないかの相談を事前にしておくことをおすすめします。
一戸建てで給湯器を交換するのであれば、以下の5つに注意しましょう。
・給湯器の号数を把握しておく
給湯器には、16号・20号・24号の3つの号数があります。不便な点がない場合は、号数が同じものを選ぶのがおすすめです。
ただし、今の給湯器ではお湯が少ない、複数の蛇口でお湯が出ないなどの不具合がある場合は、号数を変えてみましょう。
・法令の基準を満たす必要がある
一戸建てで給湯器を設置する場合は、法令による設置基準を満たさなくてはいけません。法令によって排気口や給湯器本体と可燃物との距離が定められています。
わかりやすくいえば、給湯器のすぐそばに燃えるものを置いてはいけないわけです。業者が修理したり点検したりする距離も必要であるため、気をつけてください。
・気候や環境に合う機種を選ぶ
一戸建ての場合は、給湯器は屋外に設置します。そのため、その土地の気候に合う機種を選ぶべきです。
たとえば、積雪が多い地域は給湯器が雪に埋もれるのを防ぐため、壁掛けタイプを選ぶといった具合です。
潮風による塩害が心配な環境であれば、風が吹きにくい箇所に給湯器をおく必要があります。
このように、住んでいる地域の環境や気候に適した機種を設置しましょう。
・ドレン配管工事が必要な場合もある
給湯器の機種によっては、燃焼時にドレンが発生します。給湯器でのドレンとは凝縮水であり、このドレンを排水するための配管工事が必要です。
・給湯器の設置は素人がやらない
ガス給湯器の設置は、ガスや水道工事、電気工事を行う必要があります。こういった作業を素人が行うと、ガス漏れや漏電などの事故につながりかねません。そして
ガス栓の開閉などの作業を無資格者が行うと、法律に違反します。
給湯器の設置は、専門業者に任せましょう。
一戸建てで給湯器を交換するのであれば、保証やサービスについても注意しましょう。
給湯器は設置して終わりではなく、アフターサービスがあるかどうかによって長く使えるかどうかが違います。
長い間保証してくれれば、その間に不具合が起きても安価や無償で修理してくれるため安心です。
メーカーや量販店で購入してもメーカー保証しかないケースが多いものですが、給湯器専門業者に設置してもらえば、独自の保証制度を利用できます。
そのため、手厚い保証を用意している業者を選ぶのがおすすめです。
給湯器の設置では、アフターサービスの有無に注意が必要です。アフターサービスには、以下のサービスが含まれています。
①定期メンテナンス
②相談窓口の設置
③部品の交換
④緊急時の対応
給湯器を長い間使い続けるには、定期的なメンテナンスが必要です。年に1回定期メンテナンスを契約に含めている業者もいるため、アフターサービスの内容をチェックしておくのがおすすめです。
また、24時間365日サポートを提供している業者も存在します。夜間にトラブルが起こった場合も、すぐに連絡できるので安心です。
交換費用を安く抑えるのであれば、相見積もりを取りましょう。なぜなら、複数の業者から見積もりを取れば、費用相場がわかるからです。
見積もりを取ったのが1社だけだと、その業者が不正に値段を釣り上げても、その費用が相場なのだと勘違いしてしまいます。複数の業者から見積もりを取れば、どの業者が安いのかがわかります。
また、相見積もりを取るのであれば、同じ条件で依頼してください。条件が違うと、それだけで費用が変わってしまうからです。
相見積もりのメリットは、費用に関することだけではありません。相見積もりを取れば、保証内容やアフターサービスの内容も比較できます。
費用が安い業者を選ぶのもおすすめですが、安いからといって保証もアフターサービスもないのであれば、トラブルが起こった際に不便です。
安いだけではなく、保証やアフターサービスが充実している業者を選べば、設置したあとも安心できます。
費用が安いからといって対応が雑な業者では、しっかり設置してくれるのか不安が残ります。そのため、相見積もりで業者の対応も比較してください。具体的には、以下の2点を比較するべきです。
①電話やメールでの態度
②見積もりを依頼した際の返信スピード
良心的な費用でサービスや態度も良い業者を選び、給湯器を交換してもらいましょう。