エコキュートに雪囲いは必要?DIYで手作りする方法も解説
公開日:2025.2.12![エコキュートに雪囲いは必要?DIYで手作りする方法も解説](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/pxLvdse7NTJHNX0S23dYfRpKdKtuln3y970GWyXm.webp?v=1739154596)
屋外に設置することが多いエコキュートですが、雪の多い地域では雪囲いが必要なのでしょうか。
本記事では、エコキュートに雪囲いが必要な理由やおすすめの雪対策をご紹介します。雪囲いをDIYする方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
屋外に設置することが多いエコキュートですが、雪の多い地域では雪囲いが必要なのでしょうか。
本記事では、エコキュートに雪囲いが必要な理由やおすすめの雪対策をご紹介します。雪囲いをDIYする方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
エコキュートのヒートポンプユニットや貯湯タンクは屋外に設置されているため、寒冷地では屋根からの落雪による被害に遭いやすいです。
屋根に積もった雪が一気に落下すると、その重量は数百キログラムに達することもあり、落雪の衝撃が室外機に加われば破損や変形など故障の原因となります。
実際に、九州地方のような雪が少ない地域でも、落雪が原因でエコキュートが破損した事例が報告されています。
また、冬の低温下はエコキュートのヒートポンプに霜が付着しやすい環境です。ヒートポンプに霜が付くと空気の吸排出が妨げられ、熱効率が大きく低下します。その結果、正常に稼働しなくなったり、給湯に支障が出たりする恐れがあります。
そのため、雪囲いを設置してエコキュートを雪や霜から直接的に保護することが求められます。雪囲いを設置することで落雪の衝撃や降り積もった雪の圧力からエコキュートを守ることができます。
一般的な雪囲いには木材やアルミ素材のものが使用されますが、豪雪地帯ではより耐久性の高い素材を選ぶのがおすすめです。
雪囲いはDIYで作成する方法もありますが、安全性を確保したいなら専門業者に設置を依頼しましょう。
雪や霜の影響を受けやすい寒冷地では、エコキュートに対する雪対策が欠かせません。ここでは、おすすめの対策を3つご紹介します。
①防雪架台を設置する
防雪架台を設置して、雪からエコキュートのヒートポンプを守る方法があります。室外機を高い位置に設置することで、雪に埋もれるリスクが軽減されるほか、雪が直接吹き込むのを防ぐ効果も期待できます。
また、屋根付きで高さがあるので、多少の積雪ならヒートポンプの底に直接雪が付きません。ただし、積雪の多い地域では周辺の雪かきや雪下ろしが必要です。
②防雪フードを取り付ける
ヒートポンプの吸入口や排出口に雪や霜が付くと、吸気や排気の流れが妨げられてしまいます。そこで、防雪フードを取り付けて雪や霜の付着を防ぎましょう。防雪フードを取り付ければ、熱効率の低下や故障リスクを軽減できます。
なお、防雪フードはメーカーによって異なるため、取り付けやその後のメンテナンスを考慮して、エコキュートの販売店や専門業者へ依頼するのがおすすめです。
③雪囲いや保護カバーを活用する
エコキュートに雪囲いや保護カバーを設置すると、ヒートポンプを雪などから保護できます。木製やアルミ製の雪囲いならDIYでも作成できますが、豪雪地帯では耐久性を考慮して材料を選びましょう。
単管パイプを使用したものであれば耐久性が高く、豪雪地帯でも安心して使用できます。
なお、周囲からの落雪には注意が必要です。エコキュートは建物に接する形で置かれることが多く、屋根からの落雪の影響を受けることが多くあります。また、カーポートに近い場合も同様です。
屋根やカーポートからの落雪が予想される場所にエコキュートがある場合、雪囲いの強度を高めるなどの対策を取りましょう。
雪囲いの設置費用を抑えたいなら、DIYで作成する方法があります。雪囲いをDIYするメリットや、作るときに知っておきたいポイントを見ていきましょう。
■雪囲いをDIYする手順
エコキュートの雪囲いをDIYする手順は次の通りです。
1.木材や単管パイプなどでエコキュートを囲むように支柱を作る
2.木材や金属波板などで屋根を設置する
支柱や屋根に使用する材料は、雪の重みに耐えられる強度があるものを選びましょう。
■木材で雪囲いをDIYするメリット
雪囲いを木材でDIYするメリットは材料費の安さです。木材はホームセンターで手軽に入手でき、店舗によってはカットなどの加工サービスも提供しています。必要なサイズを調整しやすく、自宅のエコキュートの設置状況に合わせて作成可能です。
■DIYで作るときのポイント
雪囲いをDIYするときは、積雪対策として屋根に傾斜をつけたデザインにするのが一般的です。ある程度の傾斜をつけておけば雪が自然に落ちて、雪の重みによるダメージを軽減できます。
ただし、木材は耐久性があまり高くありません。
また、積雪量が多い地域では定期的なメンテナンスが必要です。劣化や破損を防ぐために防水塗料を塗布しておくと良いでしょう。
■DIYの注意点
木材で作った雪囲いは、アルミ製や単管パイプ製のものよりも耐久性が劣ります。豪雪地帯でDIYする際は、十分に補強し、倒壊を防ぎましょう。
また、雪囲いを設置する際は、ヒートポンプの吸気や排気の流れを妨げないようにすることが重要です。
冬場の生活に欠かせないエコキュートは、寒さや積雪の影響で故障することがあります。特に、雪囲いで対策していなければ、エコキュート本体に雪が積もるなど、故障のリスクが高まるでしょう。そのような場合には、専門業者に修理を依頼してください。
■相見積もりのメリット
エコキュートの修理を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。修理にかかる料金は業者によって異なり、予算と比較しながら選択できます。
また、同じ料金でも作業内容や使用する部品が異なる場合もあるため、内訳を十分確認するようにしましょう。不必要な追加料金を避けるためにも、オプションの有無についてもチェックすることが大切です。
■業者選びの注意点
修理業者を選ぶときは、口コミや過去の実績を確認しましょう。エコキュートの修理実績が豊富な業者なら、状況に合わせたアドバイスを受けられます。
なお、エコキュートの故障を未然に防ぐためには、雪が降り始める前に雪囲いを設置することが大切です。積雪や強風からエコキュートを守るために、どのくらいの耐久性が必要かを修理業者と相談しながら決めることをおすすめします。