1.落雷で給湯器が故障する原因とは?
電圧スパイクや電磁波が原因
落雷で給湯器が故障する主な原因には、電圧スパイクや電磁波の干渉が挙げられます。落雷によって発生した電圧スパイクが配線を通じて通常より高い電圧を流し、給湯器内部の部品に不具合や故障を引き起こすのです。
また、給湯器は精密機器であるため、雷が放つ強力な電磁波によっても故障する可能性があります。さらに、雷による過電流や漏電を検知してブレーカーが作動し、給湯器の電源が落ちるケースもあります。この場合は給湯器そのものの故障ではなく、ブレーカーが落ちただけの可能性が高いため、ご自宅の分電盤を確認しましょう。
加えて、電圧スパイクや電磁波の干渉で給湯器が壊れた場合は、他の電子機器も影響を受けている可能性があります。落雷が収まった後は、給湯器以外の家電製品についても点検することをおすすめします。
なお、こうした電圧スパイクや電磁波は、落雷が直撃しなくても近くで発生するだけで給湯器に影響を及ぼすことがあります。「直撃しないから大丈夫」と油断せず、雷の音が聞こえたら早めに給湯器を守るための対策を行いましょう。詳しい対策については次の章で解説します。
2.落雷から給湯器を守るための対策方法
給湯器の電源を切っておく
落雷から給湯器を守るための基本的な対策は、あらかじめ給湯器の電源を切っておくことです。雷が遠くで鳴り始めた段階で、早めに電源を落としましょう。
電源を切る際は、コンセントのプラグを直接抜くのが有効です。屋外設置の給湯器には落雷対策の安全装置が備えられている場合もありますが、近くに雷が落ちると一時的な過電流が電子回路を伝わり、内部の制御基板などを破壊してしまうおそれがあります。プラグを抜いておけば電気が遮断され、雷による過剰な電流が流れても故障のリスクを抑えられます。また、給湯器が分電盤と直結しているタイプであれば、ブレーカーを落とす方法でも電源を遮断できます。
ただし、雨が降っている状態でコンセントに触れると感電の危険があります。雷対策のつもりで感電してしまうのは本末転倒ですので、必ず雨が降っていないタイミングで行ってください。
雷が収まったら、電源プラグを差し直しましょう。その際、給湯器内の時計がリセットされている可能性があるため、時刻の再設定が必要です。さらに、プラグやコンセント部分が濡れた状態で抜き差しするのは危険です。必ず乾いていることを確認してから挿入してください。
3.落雷で給湯器が故障した際の症状や確認ポイント
まずは電源のオンオフを切り替えてみる
落雷で給湯器が故障した場合に備えて、チェックすべき症状や確認ポイントを把握しておきましょう。
まず、落雷後に電源は入るのに給湯器が動かないときは、一度電源を切ってから再度入れ直してください。雷による一時的な停止であれば、再起動だけで復旧することがあります。ただし、ブレーカーが落ちていると再起動しても動かないため、先に分電盤を確認してブレーカーを上げておきましょう。
それでも起動しない場合は、コンセントを差し直して再起動を試みます。コンセントの抜き差しは必ず電源オフの状態で行い、故障や感電のリスクを避けてください。
次に、給湯器のリモコンに表示されるエラーコードを確認しましょう。給湯器は不具合が起きるとエラーコードを表示する仕組みになっており、番号ごとに原因と対処法が異なります。メーカーごとに表示方法が異なるため、取扱説明書で確認してください。
電源の入れ直しやエラーコードの確認を行っても復旧しない場合は、内部部品が落雷の影響で故障している可能性があります。この場合は自力での対応は危険であり、漏電や感電のリスクを伴うため、必ず専門業者に修理を依頼しましょう。
4.落雷で給湯器が壊れたら修理業者に依頼を
見積もり金額の内訳も確認しよう
落雷で給湯器が壊れてしまった場合は、修理業者へ依頼するのが最も確実です。電源が入らない状態でも専門業者なら適切に診断・修理が可能です。依頼する際は、必ず現地に来てもらい、実際に給湯器を確認してもらいましょう。
見積もりを取る際には、金額の内訳を詳細に確認することが大切です。「数量一式」とまとめられてしまうと、どの作業にどの程度の費用がかかっているのか分からず、不当な高額請求をされるリスクがあります。
悪質な業者を避けるためには、複数の業者から相見積もりを取るのが基本です。目安として3社程度に依頼し、費用やサービス内容を比較しましょう。作業内容や部品交換の有無、アフターサービスの有無などを具体的に見比べることで、適正価格で信頼できる業者を選ぶことができます。
特に、同じ修理内容でも費用には業者ごとに差が出やすいため、サービス内容と費用のバランスを重視して判断することが重要です。信頼できる業者を選べば、落雷による給湯器トラブルも安心して解決できます。