窓ガラスの交換はホームセンターでできる?費用相場・依頼の流れ・DIY手順を解説
公開日:2026.8.12
窓ガラスの交換はホームセンターでできるのか解説します。持ち込みと出張施工の違い、依頼の流れや費用相場、火災保険・補助金の活用法、自分で交換する手順と注意点まで、事前に知っておきたい情報をまとめました。
「窓ガラスが割れてしまったけれど、ホームセンターで交換してもらえるのだろうか」「ガラスを買って自分で直したほうが安く済むのか、ガラス工事店に頼むべきか判断がつかない」と迷っている方も多いのではないでしょうか。ホームセンターの対応範囲は店舗ごとに大きく異なるため、状況によっては取り寄せ待ちで交換までに何日もかかったり、購入したガラスがサッシに入らず買い直しになったりすることがあります。
そこでこの記事では、ホームセンターで窓ガラスの交換ができるかどうかの判断基準はもちろん、依頼の流れや費用相場、自分で交換する場合の手順と注意点までを詳しく紹介します。
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ホームセンターで窓ガラスの交換はできるかは店舗によって異なる
ホームセンターで窓ガラスの交換ができるかどうかは、店舗ごとに対応が分かれます。
対応内容は、ガラスの販売のみの店舗から、出張施工に対応している店舗までさまざまです。同じチェーン店であっても、店舗の規模やリフォームカウンターの有無によって対応範囲が変わるため「このチェーンなら大丈夫」と決めつけないようにしましょう。
なお、出張施工を依頼する場合、実際に手配されるガラス工事店はホームセンター側が決めるため、依頼者側はガラス工事店を比較選定できません。
また、すべてのホームセンターが窓ガラス交換を受け付けているわけではないため、まずは最寄り店舗で対応可否や持ち込み・出張どちらになるのかを確認しておくことが大切です。
ホームセンター持ち込み交換と現地(出張)施工の違い
ホームセンターに窓ガラスの交換を相談する場合、対応方法は「サッシごと店舗へ持ち込む方法」と「自宅まで来てもらう現地(出張)施工」の2つに分かれます。
持ち込みが選べるのは、自分でサッシを取り外して運べるサイズの窓です。現地施工は、提携するガラス店の職人が自宅で採寸から取り付けまで行うため、大きな窓や2階の窓にも対応できます。
持ち込みの場合、運搬中にガラスやサッシが破損しても店舗の補償対象外となる可能性が高いため、持ち運びには十分注意し、念のため補償内容も確認しておきましょう。
ガラスの入ったサッシを車の座席に立てかけて運ぶと、急ブレーキで倒れて割れる危険があります。毛布や段ボールで養生したうえで寝かせて運ぶのが基本です。
ホームセンターで窓ガラスを交換する流れ
ホームセンターで窓ガラスの交換を依頼する場合、次の3ステップで進みます。
- 来店・電話で相談し見積もりを取る
- 持ち込みか現地採寸かを選ぶ
- 現地施工または店舗引き渡しで完了
あらかじめ流れを把握しておくと、必要な情報を先にそろえられるため、見積もりから施工までの日数を短縮しやすくなります。それぞれ見ていきましょう。
1.来店・電話で相談し見積もりを取る
最初に行うのは、ガラスの情報を伝えたうえでの見積もり依頼です。以下の情報を用意しておくと、やり取りが1回で済みやすくなります。
- ガラスの寸法(幅・高さ)と厚み
- ガラスの種類(透明・型板・網入り・複層など)
- サッシ全体と割れた箇所の写真※割れた場合
- 窓のある階数と搬入経路
ガラスの厚みは、サッシの溝から確認できます。ガラスの種類が不明の場合は、ラベルの情報や見た目・手触りの特徴を伝えるようにしましょう。
なお、総額表示のみだと他社との比較が難しくなるため、見積もりを受け取ったら「ガラス代」「施工費(工賃)」「出張費・加工費」の内訳が分かれているかを必ずチェックしましょう。
関連記事:窓ガラスの種類一覧|名前・材質・記号の違いから選び方まで解説
2.持ち込みか現地採寸かを選ぶ
次に、サッシを店舗へ持ち込むか、自宅へ採寸に来てもらうかを決めます。判断基準はシンプルで、「サッシを自分で外して運べるかどうか」です。
2階の窓や雨戸・網戸と一体になっている窓は、無理をせず現地採寸を選びましょう。
採寸は数mm単位の精度が求められるため、自信がない場合は多少費用がかかっても職人に測ってもらうほうが、結果的に安く収まる可能性が高いです。
3.現地施工または店舗引き渡しで完了
最後に、発注したガラスが入荷したら施工または引き渡しとなります。現地施工の場合、ガラス1枚あたりの交換にかかる作業時間は、おおよそ30分〜1時間程度(一般的な窓の場合)です。
持ち込みの場合は、店舗でサッシにガラスをはめ込んでもらい、後日引き取って自分で窓枠に戻します。このとき、外れ止めを元の位置まで戻していないと、サッシが外れて落下する危険があるため注意が必要です。
引き渡しや施工完了の際には、ガラスの種類・厚みが見積もり通りか、ゴムパッキン(ビート・グレチャン)に浮きや隙間がないかを確認しておきましょう。
ホームセンターで窓ガラス交換を依頼するメリット・デメリット
ホームセンターへの依頼には、次のようなメリットとデメリットがあります。
- メリット:相談しやすさ・DIYでの費用の抑えやすさ
- デメリット:即日対応が難しい・日数がかかる・ガラス工事店を選べない
急いでいるかどうか、自分で作業するかどうかで向き不向きが変わります。それぞれ確認していきましょう。
メリット:相談しやすさ・DIYでの費用の抑えやすさ
大きなメリットは、実物を見ながら相談できる点です。ガラスのサンプルと工具、部材がそろっているため、「どの型板ガラスの柄が近いか」「必要なコーキング材はどれか」をその場で確認できます。
DIYを前提にガラスの販売とカットだけを頼めば、施工費や出張費がかからない分、費用を抑えられます。
料金体系もあらかじめ示されていることが多く、店頭で大まかな金額を聞けるため、初めて依頼する方でも取り掛かりやすいです。
デメリット:即日対応が難しい・日数がかかる・ガラス工事店を選べない
一方で、割れた窓をすぐ直したい状況には向いていません。在庫のない種類は取り寄せとなり、見積もりから施工完了まで数日かかることも珍しくないためです。
さらに、施工するガラス工事店はホームセンター側が手配するので、どの職人が来るかを自分で選べず、施工トラブルが起きても窓口はホームセンターの担当者に限られます。
網入り板ガラスや複層ガラスは対応外となる店舗も多いため、結果的にガラス工事店へ直接依頼するケースも見られます。割れて雨風が入っている状況であれば、最初からガラス工事店へ直接相談したほうが、手間や時間を抑えやすいです。
ホームセンターで交換する場合の費用相場
ホームセンターを利用する場合の費用は、以下の2つのパターンで大きく変わります。
- ホームセンターでガラスを購入して自分で交換する場合
- ホームセンターでガラス工事店に交換を依頼する場合
いずれの金額もあくまで目安であり、ガラスの種類・サイズ・厚みによって変動します。順番に見ていきましょう。
ホームセンターでガラスを購入して自分で交換する場合
ガラスを購入して自分で交換する場合、かかるのはガラス代と工具代のみです。
費用相場は以下の通りです。
すでに必要な工具を持っている場合は、ガラス代だけで交換できるため、DIYの費用を大きく抑えられます。
一方で、初めて工具を揃える場合は、その分の費用も見込んでおくことが大切です。
関連記事:窓ガラス交換はDIYでできる?交換方法と業者費用の目安
ホームセンターでガラス工事店に交換を依頼する場合
ガラス工事店に施工まで依頼する場合は、ガラス代に施工費(出張費)が加わります。
費用相場は以下の通りです。
ガラスの費用は、種類・サイズだけでなく以下の要因でも金額が変動します。
- ガラスの交換枚数
- 設置階数や足場の要否
- 夜間・早朝対応の割増料金
同じ大きさの窓でも条件次第で金額が変動するため、現地調査を伴う見積もりで確定金額を確認するようにしましょう。
なお、ホームセンター経由は受付・手配の手数料が含まれる分、ガラス工事店へ直接依頼するより割高になる場合もあります。
窓ガラス交換の費用を抑えるポイント
窓ガラスの交換費用は、依頼の仕方や制度の活用によって抑えられます。主なポイントは以下の3つです。
- 火災保険・補助金が活用できるか確認する
- 複数のガラス工事店で見積もりをして比較する
- 自分で窓ガラスを修理する
すべてに取り組む必要はなく、ご自宅の状況に合うものから試すだけでも負担は軽くなります。それぞれ解説します。
火災保険・補助金が活用できるか確認する
まず確認したいのが、火災保険と補助金の活用可否です。火災保険では、台風や竜巻による風災・雹災・雪災が原因のガラス破損はもちろん、荷物が当たった、脚立が倒れたといった不測かつ突発的な事故による破損も、契約プランによっては補償対象になります。
一方で、経年劣化によるひび割れは対象外とされているほか、修理金額が免責金額以下の場合も自己負担になるため、契約内容と免責金額をあらかじめ確認しておきましょう。
また、断熱性の高い複層ガラスへ交換する場合は、国の「先進的窓リノベ2026事業」などの補助金を利用できる可能性があります。年度ごとに補助単価や要件、予算上限が変わるため、公式サイトで最新情報を確認しましょう。
参照元:先進的窓リノベ2026事業(環境省)
関連記事:火災保険で窓ガラスの熱割れは補償される?適用の条件や申請方法を解説
複数のガラス工事店で見積もりをして比較する
次に有効なのが、2社以上からの相見積もりです。ガラス自体の仕入れ価格に大きな差はなくても、施工費・出張費・運搬費・夜間早朝料金といった追加費用の設定はガラス工事店ごとに異なるためです。
比較する際は、以下の条件をそろえて依頼すると金額のブレがなくなります。
- ガラスの種類・厚み・寸法
- 希望する施工日
- 作業する窓の階数と枚数
総額だけでなく、見積もり後に追加費用が発生する条件や保証の有無まで確認しておくと、当日の想定外の請求を防げます。
関連記事:窓ガラス交換費用、値上がりは本当?価格相場と最新見積もり事例を紹介
自分で窓ガラスを修理する
特に費用を抑えられるのは自分で交換する方法です。材料費や道具費だけで済むため、ガラス工事店に依頼した場合より大幅に安くできる可能性があります。
ただし、自分で修理できるのは手が届く高さにある小さめの単板ガラス(透明ガラス・型板ガラス)に限られます。強化ガラス・網入りガラス・複層ガラスは加工や取り付けに専門的な判断が必要で、無理に作業するとサッシごと破損させ、かえって費用がかさむ可能性もあります。
また、割れたガラスを扱う以上、必ずケガのリスクが伴う点も踏まえたうえで判断するようにしましょう。
自分で窓ガラスを交換する場合の手順
自分で交換する場合は、次の4ステップで進めます。
- 必要な道具をそろえる
- 窓のサイズ・ガラスの種類を確認し購入する
- サッシを窓枠から取り外してから古いガラスを外す
- 新しいガラスをサッシに取り付けてサッシを戻して完了
順番を飛ばすと採寸ミスやケガにつながるため、ひとつずつ確実に進めましょう。
1.必要な道具をそろえる
作業前に、道具と保護具を一式そろえます。DIY交換に必要な基本的な工具は、以下の通りです。
- プラスドライバー
- ニッパー
- 厚手の軍手
- ゴムハンマー
- 段ボール(厚手の毛布でも可)
- ゴムパッキン(グレチャン)
- メジャー
- 保護メガネ
ガラスの破片は鋭利なので、作業時は厚手の軍手に加えて保護メガネも着用しておきましょう。ゴムパッキンは古いものを再利用できないケースも多いため、新品を用意しておくと安心です。
作業スペースには段ボールや毛布などを敷いて破片の飛び散りを防ぎ、工具が不足したまま作業を始めて中断することがないよう、事前にすべてそろっているか確認しましょう。
2.窓のサイズ・ガラスの種類を確認し購入する
道具がそろったら採寸に移ります。ガラスのサイズは、サッシ枠の内寸に上下左右それぞれ6mmずつ、合計で縦横各12mmを足した寸法が目安です。
サッシを窓枠から外したうえで直接寸法を確認すると、交換後の収まりが悪くなるミスを防げます。
ガラスの厚みは、割れた破片を重ねるか、厚み測定用のカードを使えば確認できます。交換用のガラスは、種類・厚みとも元の仕様に合わせるのが基本です。
3.サッシを窓枠から取り外してから古いガラスを外す
採寸と購入が終わったら、まず窓枠上部にある「外れ止め」を解除します。多くの場合、上部のネジを緩めてストッパー部品を下方向にずらすとロックが外れます。
解除できたら、サッシを持ち上げてから手前に傾けて引き出します(ケンドン式)。取り外したサッシは、段ボールや布を敷いた床に寝かせて置きましょう。
その後、サッシ枠を固定している4カ所のビスをドライバーで外します。既存のゴムパッキンを切らないよう注意しながら、古いガラスを取り除きます。
4.新しいガラスをサッシに取り付けてサッシを戻して完了
古いガラスを外したら、新しいガラスの周囲にゴムパッキンを巻き付けます。四隅に切り込みを入れながら巻きつけ、最後は重なった部分が下になるように差し込むのがポイントです。
チャンネルで包んだガラスをL字に開いたサッシ枠へはめ込み、元通り4カ所のビスでしっかり固定します。
サッシを窓枠上部のレールに引っ掛け、ケンドン式で軽く落とし込むようにはめ込んだら、外れ止めを元の位置に戻してゆるみがないか確認します。最後にサッシの開閉を確かめ、ガラスがきちんと収まっていれば完了です。
自分で窓ガラスを交換する場合の注意点
自分で窓ガラスを交換する前に、以下のようなリスクがあることを理解しておきましょう。
- ケガをするリスクがある
- 窓ガラスの気密性が下がる可能性がある
- 防犯性能が下がることもある
ガラスを落として割った破片で手を切ったり、高い所の窓ガラスを交換する際に転倒したりするケガのリスクがあります。
また、外部からの衝撃が加わりやすい位置に強度の低いガラスを選んでしまうなど、設置場所に適さないガラスを選んでしまうと、防犯性能が下がることもあります。
少しでも不安があれば、無理をせずガラス工事店への依頼を検討しましょう。
窓ガラス交換に関するよくある質問
窓ガラスの交換について、特に多く寄せられる疑問をまとめました。
- 窓ガラス交換せずにフィルムで対応することはできる?
- 割れたガラスを放置するとどうなる?
- 窓ガラスを長持ちさせるためのポイントは?
それぞれ解説していきます。
窓ガラス交換せずにフィルムで対応することはできる?
すでに割れたガラスの代わりにはなりませんが、目的によってはフィルムが有効な選択肢になります。
ただし、太陽熱を吸収するタイプの遮熱・断熱フィルムは、ガラス内部の温度差を大きくして熱割れのリスクを高めるため注意が必要です。
なお、ヒビが入ったガラスにテープやフィルムを貼るのは一時的な応急処置にすぎません。強度は戻らないため、早めの交換が前提となります。
関連記事:【目隠しシート・フィルム】窓ガラスを外から見えないようにする方法をご紹介!
割れたガラスを放置するとどうなる?
放置すると被害が広がり、結果的に費用も高くつきやすくなります。小さなヒビでも、気温差や風、窓の開閉による振動で少しずつ進行し、ある日突然大きく伸びることがあるためです。
ヒビの入ったガラスはすでに強度が落ちた状態で、位置によってはわずかな衝撃で割れ落ちる可能性もあります。穴が開いたままの窓は雨風や虫の侵入を招くだけでなく、空き巣に狙われやすくなります。
また、火災保険の保険金請求権は、保険法により行使できるときから3年で時効にかかると定められているため、破損に気づいたら早めに動くようにしましょう。
参照元:保険法(e-Gov法令検索)
窓ガラスを長持ちさせるためのポイントは?
日常的にできる対策は、熱割れとサビ割れへのケアです。熱によってガラスの一部が膨張し、負担がかかった部分に亀裂が入る「熱割れ」や、パッキン内部に水分が入りワイヤーがサビる「サビ割れ」を防ぐために、以下の点を意識しましょう。
- 日中は端までしっかり開ける(ガラスの端に熱がこもるのを防ぐ)
- 結露や雨水がパッキンの内側にたまらないようこまめに拭き取る
- 掃除の際は先に大きなホコリを払ってから拭く(擦り傷によるヒビを防ぐ)
- クリーナーの拭き残しがないよう、水拭き・乾拭きで仕上げる
上記を心がけるだけでも、ガラスへの負担を減らし長持ちさせることにつながります。
急いでいるならガラス工事店への相談も選択肢に
ホームセンターは「時間に余裕があり、自分でも作業できる方」に向いた選択肢です。一方で、割れて雨風が入っている、防犯上すぐに塞ぎたいといった状況では、取り寄せを待つ期間がそのままリスクになります。
ガラス工事店であれば、現地で採寸から施工まで一貫して対応でき、ガラスの種類の判別や既存サッシとの適合まで含めて相談できます。
窓ガラスの交換・修理をご検討の際は、ぜひEPARKくらしのレスキューからお近くのガラス工事店をチェックしてみてください。
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