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危険回避のためにも要注意!車のガラス曇りを対策する方法

公開日:2022.2.3 更新日:2024.4.3
危険回避のためにも要注意!車のガラス曇りを対策する方法

冬や雨の日に車の窓ガラスが曇ることがあります。しかし、曇りを取ろうとエアコンを稼働させても曇りが取れずにモヤモヤしたことはないでしょうか?
ガラスが曇れば、視界が遮られるので事故にもつながりかねません。

この記事では、車のガラスの曇りを取るにはどうすればいいか、その方法をご紹介します。

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1. そもそも車のガラスが曇るメカニズムとは?

車のガラスが曇る原因は結露と呼ばれる現象で、めがねが曇るのと同じメカニズムです。

車のウィンドウガラスが曇っている写真

空気は温度によって、どれぐらいの水蒸気を取り込むことができるかが異なり、これを飽和水蒸気量といいます。空気の温度が高いほど、取り込める水蒸気量は多くなります。そして空気が急に冷やされて温度が下がり、飽和水蒸気量が減ると、空気中にあった水蒸気が水となりガラスにつきます。これが結露です。

つまり、暖かい空気に含まれた水蒸気が、冷やされて水に変わり、ガラスに付着することで結露となり窓を曇らせます。

温度差が激しいときほど結露は起こりやすく、冬や雨の日は気温が低く車内と車外の温度差が開きやすいので、窓ガラスは曇りやすくなるのです。エアコンをつけると曇りが取れるのは、流れる空気によって窓ガラスについた水分を取り除くためです。

車種にかかわらず、車の窓ガラスであればどの部分でも曇る可能性はあり、冬は寒い日が続き連日曇りやすいため、早めに対策をした方がよいでしょう。

2. 車のガラスの曇り対策①ガラスを綺麗に磨いておく

車の窓ガラスの曇り対策として、車内と車外の温度差を少なくすれば結露が発生しにくくなります。

車のウィンドウガラスを拭いている写真

例えば、冬に車内を5度や10度にするのは難しいでしょう。しかし、簡単にできる対策として、窓ガラスの掃除が手っ取り早くおすすめです。窓ガラスは汚れていると結露が発生しやすいので、綺麗にしておくことで曇りにくくなるのです。

車のガラスは埃や水垢の他に、手で触ることもあるので、手垢もついている可能性があります。これらも拭き取って綺麗にしておきましょう。その際、マイクロファイバータオルなど、ガラスに傷をつけないような布を使ってクリーナーや洗剤で掃除することをおすすめします。

目の細かい布であれば、窓ガラスの埃もキャッチして綺麗にしてくれます。カー用品店で売っているような掃除グッズを使ってもよいでしょう。気がついたときにサッと掃除すれば、いつも車の窓ガラスを綺麗に保てます。

車を洗車する際、外側のボディやガラスなど、表面は綺麗にしようと心がける人が多いと思いますが、窓ガラスの内側は掃除しないという人も少なくありません。綺麗に見えても意外と汚れていることが多いので、ときどきは窓ガラスの内側も掃除して、結露を防ぐようにしましょう。

3. 車のガラスの曇り対策②曇り止めアイテムを使用

ガラスが曇らないようにするならば、曇り止めを塗るのも対策の1つです。

スプレーが噴射されている写真

カー用品店などには、ガラス用の曇り止めスプレーがあるので、それを事前にスプレーしておけばガラスの曇りのほとんどは防げるでしょう。曇り止めを使うときは、事前にガラスを拭いて汚れを取ってからスプレーすることで薬剤がガラスに密着し、綺麗にコーティングされます。

ガラスの曇りは、水の粒がついているために発生します。曇り止めには親水性コーティングと吸水性コーティングがあります。親水性コーティングは、界面活性剤などの水に馴染む物質をコーティングすることで、窓ガラスを曇らないように保ちます。これは水が粒ではなく、膜のように広がって付着することで曇らなくなるという仕組みです。一方、吸水性コーティングは、水を吸収する膜をコーティングすることで、窓ガラスの曇りを抑えます。

どちらの曇り止めを選ぶかは好みで問題ありません。窓ガラスの曇り止めは、スプレーの薬剤がガラスを膜で包み込むようにコーティングしてくれるので、この膜がある間は効果の持続が見込めます。

4. 車のガラスの曇り対策③エアコン/デフロスターを活用する

手軽にできる車の窓ガラスの曇り対策に有効なものとして、エアコンやデフロスターの使用もあげられます。

デフロスターのボタンの写真

どの車にもこれらの装備はあるので、気軽に使用できる曇り対策として行えます。窓を開けて空気を入れ替えてもよいですが、冬であれば車内が冷えてしまうため、あまりやりたくないという人も多いのではないでしょうか。

エアコンを使用すると室内の温度を下げる効果、そして除湿機能もあるため、これらの働きによってガラスの曇りを取り除けます。さらに、外気を入れるモードで稼働させると、曇りが徐々になくなっていきます。

エアコンが苦手な人は、窓を開けるのも効果的です。今の車は気密性が高いので、少し窓を開けただけでも多くの外気が取り込まれ、曇りを取る効果が十分に見込めます。フロントガラスが曇ったときはデフロスターの利用もおすすめです。

デフロスターはエンジンの廃熱を利用し、温風をガラスに当てることで水分を蒸発させて、曇りを取り除いてくれます。多くの場合ドアミラー辺りに設置されています。リアガラスの熱線も同じような効果があります。ちなみに熱線は使用電力が高いので、車ならば長時間の使用は避けた方がよいでしょう。また触ると火傷してしまうため、熱線が高熱になっているときは触らないよう注意しましょう。

温風や外気を使った曇り除去の方法は、手軽にできる方法ですので、ガラスが曇ったと思ったら、これらの方法を使えばすぐに曇りは取れるうえ効果も高いです。

5. 車のガラス曇りを解消するための対策まとめ

車のガラスの曇りは寒い日ほど発生しやすいですが、対策はいくつかあります。

車の窓ガラスの操作ボタンを押している写真

手軽な方法でいえば、窓を開けるかエアコンで外気を取り入れるかのどちらかがよいでしょう。車内を除湿して温度を下げることで、曇りが取り除かれます。また、デフロスターを稼働させることで、温風によって曇りを除去できるので、こちらの方法も手軽にできる曇り対策としておすすめです。

日頃から窓ガラスを掃除してゴミや埃を取り除いておき、綺麗に保つことも効果的です。ガラスは汚れていると結露しやすく、綺麗にしておけば結露しにくくなるため、曇り対策にも有効です。窓ガラスの内側をつるつるに磨いておくだけでも効果的でしょう。

長く効果を持続させたいのであれば、車の窓ガラス用の曇り止めが効果抜群です。曇り止めはガラスの表面をコーティングし、水の粒がつかないようにすることで曇りを防いでくれます。一度曇り止めをガラスに塗っておけば長い期間曇り防止効果は続きます。

車のガラスが曇れば運転しにくくなってしまい、最悪の場合事故を起こす可能性もあるので、今回ご紹介した対策方法を試してみてください。どれも手軽にできて効果のある方法です。

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