屋根塗装に最適な時期はいつ?最適なタイミングや劣化を見極めるポイントを解説
公開日:2022.12.15 更新日:2024.4.15![屋根塗装に最適な時期はいつ?最適なタイミングや劣化を見極めるポイントを解説](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/GIvq9lvRhYuXKqEH6IEcbc42y9UoSdHkgqM7hRu3.webp?v=1738721557)
屋根は年数が経ってきてくると劣化が目立ち、塗装が必要になります。
ですが、屋根を塗装する上で最適な時期とはいつなのかわからないという方も多いかと思います。
そこで今回は屋根塗装の最適な時期や劣化を見極めるポイントについて解説しています。
屋根は年数が経ってきてくると劣化が目立ち、塗装が必要になります。
ですが、屋根を塗装する上で最適な時期とはいつなのかわからないという方も多いかと思います。
そこで今回は屋根塗装の最適な時期や劣化を見極めるポイントについて解説しています。
屋根塗装において最適な時期の目安は10年と言われています。
なぜ10年なのかというと、それは屋根に使われている塗料や材料が関係しています。
以下は屋根を構成している塗料や材料の耐用年数になります。
・塗料
アクリル塗料:5~7年
ウレタン塗料:7〜10年
シリコン塗料:10〜13年
フッ素塗料:13~20年
・外壁の材料
トタン:8〜10年
スレート:10~15年
セメント瓦:10~20年
ガルバリウム鋼板:10~20年
粘土瓦:30年
このように外壁に使われている塗料や材料はおおよそ10年前後で劣化していきます。屋根塗装をしようか考えている方は、10年を目安にするといいでしょう。
ただし、屋根は外壁と異なり、劣化にさらされやすい箇所です。太陽から降り注がれる紫外線や台風による強い風などによって劣化がそれよりも早まる場合があります。
そんな時は屋根塗装を前倒ししてやっておいた方がいいでしょう。
また、ご自宅にどのような塗装や材料が使われているかわからない方も多いと思います。実際に屋根塗装のプロであっても外観だけでは素材を判断するのは困難です。
ご自宅の屋根に使われている塗装や素材およびそれらの正確な耐用年数が知りたい場合は、一度専門業者に調査を依頼してみることをおすすめします。
ご自宅の屋根塗装は時期を問わず行うことは可能です。しかし、塗装を行うシーズンには最適な時とそうでない時があります。
屋根塗装を行う上で最高の環境とされているのが、一定以上の気温であり、空気が乾燥していること。
一般的に屋根塗装に適しているシーズンとしては春もしくは秋になります。
春は気温が穏やかであり、過ごしやすい時期。屋外で作業していても暑さにさらされる心配がないため、塗装を行うのに適していると言えるでしょう。
湿度についても夏と比べると、高くなく屋根に塗った塗料もすぐに乾かすことができます。
ただし、そんな春でも注意しなければならないのが春雨前線です。これにより雨に降られることがあるので、作業時の雨対策は必須となります。
秋についても屋根塗装に向いています。気温・湿度とも良好に保たれていて、作業環境においては申し分ありません。降雪地帯を除けば、湿度は低くなっています。
また、冬のように雪に降られることがほとんどないので、凍結の心配をしなくて済みます。
ただし、秋には秋雨前線がやってくることがありますので、作業時に雨が降られることを想定しておかなければなりません。
このように、屋根塗装をするとなると春または秋のどちらかになります。
前述のとおり、屋根塗装を開始する時期の目安はおよそ10年になります。しかし、屋根の劣化状況によってはそれよりも早い時期に塗装しておく必要があります。
屋根塗装を行う上で見ておくべき劣化のサインは以下の通りです。
・塗料の色あせ
屋根に使われている塗料が色あせている場合は塗装を行うサインです。この色あせはどのような材料を使用していても発生します。
ただし、色あせだけであれば、そのままにしておいても問題はありません。心配であれば業者に調査してもらいます。
・コケやカビが生えている
建物の屋根にもコケやカビが生えてくることがあります。特に粘土瓦やアスファルトシングルといった材料を使用されている住宅の場合は要注意です。
コケやカビは美観を損ねるだけではなく、悪臭をもたらす原因にもなります。ですので、見つけたらすぐに屋根塗装するようにしましょう。
・さびついている
屋根がさびついていたら劣化している証拠です。特に金属系の材料はさびが発生しやすいです。
そのままにしておくと屋根に穴が開くおそれがあります。塗装してさびを防止しましょう。
・ひび割れがある
セメント瓦や粘土瓦といった材料はひび割れが発生しやすいです。屋根塗装でひび割れを防いでおきます。
そんな屋根塗装ですが、適切な時期とやり方さえ押さえておけばDIYでできないこともありません。
最近では屋根塗装用の塗料やハケなど必要な道具はホームセンターで買い揃えることができます。
ただし、ご自身で作業する際には注意しなければならないことがあります。
・作業に時間がかかる
屋根塗装作業に慣れているプロであれば知識と経験があるので、2週間ほどで作業を終わらせることができます。
一方、作業に慣れていない素人ですと手間取ることがあります。下地処理ができていない、塗料の塗り直しが必要などの理由で数カ月かかることもあります。
・作業に危険が伴いやすい
屋根塗装は高所での作業となりますので、作業している間は落下事故の危険があります。
作業に慣れているプロであればしっかりと足場を確保できますが、経験のない人だとすぐに転落してしまう可能性があります。
・悪臭がする
最近では比較的においの少ない塗料が売られていますが、それでもある程度のにおいがあります。
また、自分では気にならなくても、近所に住む人に不快感を与えてしまいます。
・塗料が飛び散る
高所で作業していると塗料が周辺に飛び散る可能性があります。もしご近所の住宅に塗料がかかれば、トラブルに発展してしまいます。
このように、屋根塗装は個人で行うよりも専門業者に頼んでやってもらう方が安心です。
そんな専門業者に依頼する前にあらかじめ費用相場を知っておきましょう。
2階建て住宅(30坪)の場合ですと、屋根塗装にかかる費用は約40~60万円前後になります。
ただし、住宅の状態や作業内容によってはそれよりも費用が上下することがあります。
また、作業に必要な塗料の費用(1缶あたり)の内訳は次のようになります。塗装作業では通常2缶分の塗料を使用します。これらは目安であり、メーカーによって価格が変わってきます。
アクリル塗料: 1,200~1,400円/㎡
ウレタン塗料: 1,700~2,500円/㎡
シリコン塗料: 2,500~3,000円/㎡
フッ素塗料:4,000~4,800円/㎡
この他にも高所での作業費用や現場までの出張費用などが追加されます。
業者による屋根塗装にはある程度のお金がかかります。ですが、費用を少しでも安くする方法が存在します。
それは相見積もりを利用すること。最近ではインターネットでの一括見積もりサービスや業者による無料相談などがありますので、積極的に活用してみましょう。
見積もりを取る上で大切なことは安さだけに注目しないことです。あまりに安い場合は必要な作業が省略されている可能性があるので、作業内容をきちんと確認する必要があります。