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雪が屋根に積もらないようにするには?具体的な対策について

公開日:2022.12.16 更新日:2024.4.18
雪が屋根に積もらないようにするには?具体的な対策について

雪国にお住まいの方ですとネックになるのが冬の雪かきです。
ただしっかりと屋根に積もっている雪を取り除いたり、積もらないようにしたりしないと屋根からの落雪トラブルにつながります。

今回はそんな家の屋根に雪が積もらないようにする方法をご紹介します。

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1.屋根に雪が積もったままだとどんなリスクがある?

主なリスクをご紹介

屋根の雪下ろしをしている写真

屋根に雪が積もっていると次のようなリスクにさらされることになります。

・事故につながる
屋根の上に積もった雪は想像以上の重量があります。
雪が屋根から落下してくると、大怪我をするだけではなく、落ちてきた雪に埋もれたことで死亡事故につながることもあります。
中でも雪かきを行っている途中に屋根から雪が落ちてきたというケースが多く報告されています。

・屋根の周りにあるものが破損する
屋根から落下してくる積雪は雨どいや庭木やカーポートといったさまざまなものを破損してしまう事例も報告されています。

落ちてくる雪による重量で庭木やカーポートが折れる・変形するほか、雨どいが雪の重さによって歪んでしまうなどの被害が挙げられます。

・近隣とのトラブルに発展する
屋根からの落雪は近隣に対してのトラブルの原因にもなります。

屋根から落下した雪が近隣住宅に落ちてものを破損させると、損害賠償を求められる可能性があります。
また、もし自宅の近くに一般道路があれば、落雪で通行が妨げられてしまうことも。

こうしたことから、自分で屋根の雪対策を行うもしくは雪が積もらない屋根にリフォームしておくことが大切です。

2.屋根に雪が積もらないようにする方法

主な方法

融雪システムが設置された屋根の写真

屋根に雪が積もらないようにするための対策方法はいくつかあります。
落雪などのトラブルが起きないように、日頃からきちんと対策しておくことが肝心です。

主な方法は次の通りです。

・融雪ネットを取り付ける
屋根の上に直接取り付けるネットで、雪を解かす役割があります。
取り付けには独自の雪止め金具を使用するため、屋根を傷つける心配はありません。

また、屋根上への後付けのため、屋根材をはがす作業は不要です。
取り外し作業も簡単で、故障しても簡単に取り替えることができます。

・屋根融雪システムを導入する
屋根融雪システムとは、ヒーターを利用して屋根に積もった雪を溶かす装置のこと。
融雪システムは3種類あり、取り付けるのが簡単なマグネット型、後付けがしやすいメッシュ型、剥離紙で取り付ける接着型があります。

ただし電気を使うため、ある程度の費用がかかります。

・落雪設備を導入する
北海道や東北などの雪国では屋根に落雪設備が導入されているところが多いです。
屋根にヒーター線が内蔵されている金属パイプを取り付けて、雪が積もった時に頂上の雪を解かしながら、積もった雪を落としておきます。

雪を溶かしながら落とすので、落雪による被害を最小限に抑えることができます。

ただし融雪システムと同様、電気代がかかります。

3.屋根に雪が積もらないようにするならリフォームがおすすめ

雪が積もらない屋根にする方法

雪止め瓦の屋根の写真

屋根の積雪対策として最も有効な方法は、雪が積もらない屋根にリフォームすること。

屋根の形状を変えて雪が積もりにくくすることで、雪による被害を最小限に抑えることができます。
豪雪地帯でも雪下ろし作業のために近隣に迷惑をかけたくない方におすすめです。

雪が積もらない屋根にするためのリフォーム方法は次の通り。

・スノーダクト方式
屋根の中央が凹んだ形をした屋根であり、受け皿のような役割を果たします。
中央には排水口が設置されていて、屋根に積もった雪が溶け、雪水が流れていくようになっています。
雪が落ちにくいため、雪下ろしをする必要もありません。

ただし、雪が落ちてくることはほとんどなくなるものの、雪水を流す排水管が詰まってしまうと機能しづらくなります。

万が一機能しなくなった場合、雨漏りが発生しやすくなるため、定期的なメンテナンスが必要です。

・ルーフフラット方式
平らな形をした屋根で屋根上の通気性に優れており、積もった雪が風で飛ぶようにします。
風の力で雪を飛ばすことで、屋根の上に雪が積もりにくくなります。

・勾配屋根方式
雪止めと一体化した勾配屋根材を使用している屋根です。
雪が落ちにくい構造になっており、融雪設備や落雪設備を併用することにより、積雪をしっかり防ぐことができます。

4.屋根のリフォームは専門業者にお任せ

業者をおすすめする理由

屋根のリフォームを行う事業者の写真

屋根の積雪対策をしてくれる業者は数多くありますが、屋根修理を専門としているところにお願いするのが望ましいです。
専門業者をおすすめする理由は次の通り。

・過去の施工事例や口コミを調べられる
業者のホームページには過去の施工事例が掲載されていますので、参考として目を通しておくといいでしょう。
また、口コミサイトでは実際に工事を依頼された方の感想が紹介されています。

・損害保険に加入している
屋根の修理業者では万が一作業の途中で屋内外にあった物が破損した時のために損害保険に加入しています。
依頼先の業者の加入の有無については、連絡する際に確認しておくといいでしょう。

・手厚いアフターサービスが付いてくる
せっかく雪が積もらない屋根を導入しても、後から施工不良が発覚することもあります。
そうした時のために業者では無償修理などのアフターサービスを実施しています。

具体的なサービス内容や保証期間は業者によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

・屋根に関する相談ができる
経験と知識が豊富なスタッフであるからこそ、屋根に関する相談に応じてくれます。
積雪対策など、気になることがあれば積極的に質問されることをおすすめします。

5.雪が積もらない屋根へのリフォームにかかる費用はいくら?

具体的な費用相場

費用相場のイメージ写真

雪が積もらない屋根にリフォームしてもらう際に気になるのが費用です。
具体的な費用相場は以下の通りです。

・屋根の雪止めの設置
瓦屋根:80,000~400,000円
ストレート屋根:70,000~100,000円

・融雪設備の導入
部分的に施工する場合:500,000~2,000,000円
全体的に施工する場合:2,000,000~3,500,000円

・無落雪屋根へのリフォーム
1,000,000~3,000,000円

ただし、上記の費用は目安であり、リフォーム工事を行う屋根の状態によっては値段が上下することもあります。
また、自宅まで駆けつける出張費用が別途加算されることも。

雪が積もらない屋根へのリフォーム費用はある程度かかりますが、少しでも安くする方法があります。

それは複数社の見積もりを見比べること。
見積もりには作業ごとの内容とそれにかかる費用が詳しく記載されていますので、後になって追加料金を請求させる心配がありません。
費用の内訳について疑問に思われることがあれば担当スタッフに聞いてみましょう。

また、自治体によっては屋根の雪対策のために補助金制度が設けられています。
具体的には「克雪住宅普及促進事業」や「克雪すまいづくり支援事業」といった、さまざまな制度があります。

お住まいの自治体の窓口やお家のリフォームをしてくれる業者に聞いてみて、どういった制度がりようできるか調べてみましょう。

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