シャッターにはメンテナンスが必須!具体的なやり方や費用について
公開日:2022.8.1 更新日:2024.4.17
シャッターは使っていくうちにメンテナンスが必要となります。
手動であっても電動であっても、メンテナンス作業をしないと故障してしまうので、しばらくメンテナンスしていないようであれば、なるべく早めにやっておきましょう。
今回はシャッターのメンテナンス方法や、メンテナンスにかかる費用相場などについてご紹介します。
シャッターは使っていくうちにメンテナンスが必要となります。
手動であっても電動であっても、メンテナンス作業をしないと故障してしまうので、しばらくメンテナンスしていないようであれば、なるべく早めにやっておきましょう。
今回はシャッターのメンテナンス方法や、メンテナンスにかかる費用相場などについてご紹介します。
シャッターを長く使用していくためには、メンテナンスが欠かせません。
メンテナンスが必要になる理由は次の通り。
・部品が劣化しやすい
スラットやガイドレールなど、シャッターには劣化する部品が数多くあります。
特に手動型のシャッターですと昇降機構を利用するためにスプリングが使われていて、経年劣化を起こしやすいです。
・サビの発生や潤滑油の不足が起きている
シャッターの開閉動作をスムーズに行うためには潤滑油がなくてはなりません。
潤滑油が不足している状態ですと、シャッター板がレールに接触するようになり、開閉動作の時に引きずるような音が聞こえてきます。
さらに金属部品についてはサビが発生しやすく、シャッターの開閉がスムーズにいかなくなります。
潤滑油が不足していたり、サビついていたりする状態で無理にシャッターを動かそうとすると、シャッターを破損させてしまうおそれがあります。
・変形する可能性がある
ガイドレールを始め経年劣化しやすい部品のメンテナンスを怠ると変形してきます。
サビや腐食を放置しておくと、部品の表面の形が変化して、開閉動作に支障をきたします。
このようにシャッターは様々な要因から日々劣化をしています。
定期的にメンテナンスを行うことで、その劣化にもいち早く気付けて対処できることにつながります。
このようにシャッターを長く使っていくにはメンテナンスをきちんと行わなければなりません。
大掛かりなメンテナンスは難しいですが、部品の掃除やスプレーの噴射などは素人でもできます。
主なメンテナンス方法は次の通り。
・細かいところの汚れを掃除する
レールやスプリングを始めとした細かいところにはホコリや落ち葉などの汚れやゴミが蓄積しやすいです。
こうした細かいところについては週1回を目安に掃除されることをおすすめします。
・スプレー式オイルを注入する
汚れを取り除いた後に、シャッターを閉めた状態でガイドレール全体にスプレーを吹き付けておきます。
内側と外側の左右それぞれにまんべんなく吹き付けるのがコツです。
一通りスプレーしたら、開閉動作を数回繰り返して異常がないかどうか確認します。
使用するスプレーとしてはシリコンスプレーがおすすめです。グリスや潤滑油ですと汚れが付きやすくなります。
・スラットの掃除をする
スラット部分に汚れがあるとシャッターの開閉動作が悪くなります。年1~2回程度はスラットの掃除をしてきましょう。
掃除の際はスポンジや洗車ブラシに中性洗剤をつけてきれいにしていきます。洗剤で洗ったら、水で流して乾燥させます。
シャッターのメンテナンスをするにあたってはいくつか注意しなければならないポイントがあります。
これらのポイントを覚えておくと、シャッターを長持ちさせられます。
・適宜シャッターの状態を確認しておく
前述したように、掃除については頻度の目安があります。しかし、お住まいの地域によってはそれが当てはまらないことも。
海岸地帯や工業地帯といった地域では、環境の影響でシャッター部品の劣化が早まることがあります。
また、台風が発生している場合は内陸部まで塩害による被害が及ぶ可能性も。
そのため、特定の地域にお住まいであったり、災害があったりした場合はシャッターの状態を適宜確認しておく必要があります。
・使ってはいけない洗剤がある
スラットやガイドレールには自動車と同様に焼付け塗装が使用されていることから、使ってはいけない洗剤が存在します。
例えばシンナーなどの有機溶剤や、酸性・アルカリ性の洗剤ですと塗膜を剝がしてしまうことにつながります。
掃除道具にも注意が必要であり、金たわしやワイヤーブラシなどはサビを発生させる要因になります。
・電動シャッターには高圧洗浄機は使用できない
電動シャッターを高圧洗浄で掃除すると、水が内部に浸透し、故障につながります。
また、ガイドレール内に水が入るとカビ汚れの原因になります。
毎日のメンテナンスでもシャッターの状態が改善されない場合は、シャッター修理の専門業者に依頼するのが望ましいです。
業者をおすすめする理由は次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者にはあらゆるメーカーや種類のシャッターに精通しているスタッフが在籍しています。
特に電動シャッターですと精密な部品によって構成されていますので、素人が対応するのは困難です。
プロの作業員であれば安全かつ確実に修理してもらえます。
また、シャッターの正しい使い方や掃除方法など、こちらの些細な疑問にも答えてもらえます。
・作業スピードが早い
業者によっては24時間365日依頼の受け付けを行っているところもあり、いつでも気軽に依頼できるようになりました。
自宅から近い業者では30分~1時間ほどで駆けつけてくれます。
毎日使用するものなので、何かあった時にすぐに駆けつけてくれるのはありがたいです。
・作業後のアフターサービスを利用できる
業者によっては作業後に発覚した不具合の無償メンテナンスなど、さまざまなアフターサービスが用意されています。
ただしアフターサービスには保証期間が設けられていますので、あらかじめ確認しておきましょう。
自宅にあるシャッターをメンテナンスないしは修理してもらうとそれなりの費用がかかります。
主なシャッターの修理・メンテナンスにかかる費用相場は次の通りです。
・サイドレールの調整:6,000~8,000円
・サイドレール交換:20,000~22,000円
・シャフト調整:7,000~8,000円
・スプリングの交換:70,000~80,000円
・潤滑剤塗布:2,000~3,000円
・スラット調整:11,000円~12,000円
・スラット交換:200,000~220,000円
・錠部分交換:5,000~5,500円
・制御盤の交換:21,000~22,000円
・モーター交換:200,000~220,000円
・座板スイッチ交換:5,500~6,500円
・リミットスイッチ交換:40,000~42,000円
ただし、上記の費用は目安であり、故障の程度や対処方法などによって費用が変動することがあります。
さらに自宅までの出張費用も別途加算されます。
ただそんな修理費を安くする方法があります。
一つは複数の業者の見積もりを比較すること。
3社以上から見積もりを比較しておくことで、作業の費用相場がわかり、その中から最も安い業者を選ぶことができます。
業者によっては別の業者の見積もりを見せることで、そこよりも安く対応してもらえることも。
また、割引キャンペーンを実施している業者を見つけることも大切なポイント。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、期間限定の割引キャンペーンなど、業者によってさまざまな割引キャンペーンが実施されています。
この他にも、自然災害や犯罪被害に巻き込まれた場合のシャッターの修理には火災保険が適用できる場合があります。