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畳の表替えとは?張り替えに役立つさまざまな情報を紹介します

公開日:2021.11.5 更新日:2024.4.9
畳の表替えとは?張り替えに役立つさまざまな情報を紹介します

畳の表替えとは何か、タイミングや時期について詳しく解説します。畳が古くなってきた場合に張り替える手段の一つが畳の表替えです。畳の張り替え方法には表替え以外にも畳表の裏返しや畳の新調など、様々な手段があります。畳の新調となると、費用がかなりかかってしまうため、できれば表替えや裏返しなど部分的なリフォームをすることでコストを抑えたい人も多いのではないでしょうか。この記事では畳の表替えとは何か、その適切なタイミングや畳の表替えをするべきタイミング、料金などについて詳しく解説します。この記事を読めば、畳表の最適な表替えタイミングがわかり、畳を長持ちさせることができますよ。

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1. そもそも表替えとは?

畳の表替えは畳表面のみを張り替える方法

表替えを行うべき劣化した畳の写真

畳の表替えとは、畳の表面のい草と縁の部分のみを新しく張り替える方法のことです。

畳は大まかに畳の表面のい草部分である畳表と、その中の芯材、畳床の2つで構成されています。畳表は人が毎日触れる場所で太陽の光などの影響も受けることから畳床と比較すると劣化が早い部分となります。しかし、畳床は適切な環境であれば、劣化が畳表ほど激しくはないため、その部分は再利用することができます。

そのような場合に畳表のみを新しくする表替えをすることで、傷んだ部分のみを新しくすることができ、見た目にもほぼ新品といっていいような仕上がりになります。

ただし、畳床が劣化している場合にはそれが難しい場合もあります。具体的には畳床が沈んでしまう、畳に凹みがある、その畳になってから15年以上経過している、これらの条件のどれかを満たしてしまっている場合は、畳表だけの交換が難しくなってしまいます。そのため、畳を長く利用したい場合には適切なタイミングで畳の表替えを行うことがとても重要です。

2. 表替えに適したタイミング

表替えは5~7年が適切!裏返しができないか要確認

表替えを行った畳の写真

畳の表替えのタイミングは、新調または裏返しをしてから大まかに5~7年程度が目安です。畳表は毎日のように太陽の光にさらされており、また人の足が触れるため、年月を経るとどうしても劣化してしまいます。7年近く経過した畳は畳の劣化が進んでおり、畳の色あせ、触れたときにい草がついてしまうなどの症状がみられます。このような場合には劣化が進んでいるため、表替えを行うべきタイミングだと言えるでしょう。

一方で畳表の裏返しで済ませられる場合もあります。畳表の裏返しは畳表の裏返しを一度もしていない場合のみ行うことができます。ただし、裏返しをしていない畳であっても、長い間表替えしていないような畳表の場合、裏面にまで色あせや汚れがついてしまう場合があり、難しい場合も。畳表を一度も裏返ししていない場合でかつ3~5年程度であれば裏返しの方がコストパフォーマンスの点から考えるとおすすめできますよ。

3. 表替えに要する時間

畳の表替えに要する時間は1日程度。ただし畳業者にもよるので要確認

作業時間のイメージ写真

畳の表替えに要する時間は1日程度が一般的です。ただし、畳業者のやり方や設備によってはそれ以上かかる場合もあります。

また畳の表替えはご自宅ではなく、畳業者が引き取りにきて、そちらで作業をしてからまた納品をしに来ることが一般的です。さらに、畳表の裏返しをする場合と、作業の時間としてはそれほど変わりません。畳の表替えと裏返しは既存の畳表を利用するか新しいものを利用するかの違いしかなく、工程の面で考えると実はほとんど違いがありません。

畳の数が多い場合には1日では完了しない場合もあります。最も多い6畳間であれば1日で十分に作業可能ですが、12畳を超えるような広いお部屋の場合には、1日では難しいこともあります。畳業者の作業の仕方によっては正確な作業工程は変わるため、気になる場合にはあらかじめ確認しておくことがおすすめです。

4. 表替えの料金はいくら?

畳の表替えにかかる料金はい草の産地やグレードで5,000円~20,000円

費用相場のイメージ写真

畳の表替えにかかる料金は畳表に利用されるい草の産地やグレードによって大きく変わります。畳表のい草は大まかに中国産か国産という選択肢があり、中国産の場合、価格は安価ですが、栽培方法や環境の問題で品質にムラがあり、耐久性に問題があることが多いです。そのため、ちょっとした動きでい草がすり減り剥がれてしまい安くなります。

国産のい草の場合には、品質が安定しているため、そのようなことが起こりにくいです。また、畳表のグレードもあります。グレードが高くなればなるほど質が高いい草が使われ、畳表1枚あたりに使われるい草の密度が大幅に変わります。そのため、畳表が長持ちし、適切にメンテナンスされた畳表であれば、一定以上使っている場合でも、裏返しで対応しやすく長期的なメンテナンス効率がよくなります。

畳表の見た目の変化はわかりにくいですが、グレードにこだわることも選択肢です。1枚あたり5,000円~20,000円、6畳で30,000円~120,000円ほどかかるケースが多いです。

5. まとめ

畳の表替えは畳のグレードで値段が変わる

表替えを行うべき劣化した畳の写真

この記事では畳の表替えとは何か、その適切なタイミングや費用、作業にかかる時間について解説しました。

畳の表替えは、適切なタイミングで行えば、費用を安く抑えることができ、コストパフォーマンスを高められます。また劣化の具合によっては裏返しで対応できる場合もあるため、裏返しで収められないか相談することも選択肢です。

この記事を参考に、自分が畳を表替えするべきなのか、裏返しなど違う手段で対応できないか、判断してみてください。

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