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《外壁メンテナンス》窯業系サイディングとは?特徴やお手入れ方法などをご紹介!

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.12
《外壁メンテナンス》窯業系サイディングとは?特徴やお手入れ方法などをご紹介!

外壁が窯業系サイディングの場合、どのようにメンテナンスをすればよいか、費用相場がどのくらいか気になる人も多いのではないでしょうか。窯業系サイディングは扱いやすさと価格の安さから多くの住宅で採用されています。
今回は窯業系サイディングの特徴、メンテナンス方法、費用相場、注意点について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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1.窯業系サイディングの特徴

窯業系サイディングはセメントや繊維を主原料にした外壁材!デザインの豊富さと価格が特徴

窯業系サイディングが使われた壁の写真

窯業系サイディングとは、セメントや繊維を主原料にしてできた外壁材です。形は板状で形や色のバリエーションはたくさんあります。

この建材のもう一つ大きな特徴が価格の安さです。大量生産がしやすいため、外壁材の中でも費用が特に安く、初期投資は他の外壁と比べても安価です。そのため、日本の住宅では多く採用されています。

また、工期を短く抑えられ、耐火性にも優れています。すでに形ができている板を張っていく作業のため、作業の手間が少なく済むためです。
耐火性に優れた材料が多く、不燃材料として指定されている製品もたくさんあります。

デメリットとしては外壁材の中でもメンテナンス費用がかかることです。窯業系サイディングを施工する場合、塗装とシーリングという二種類の工事が必要となります。シーリングの寿命は10年ほどのため、耐久年数が短く、10年おきの塗装が必要です。

窯業系サイディング本体には防水性がないため、塗装によるメンテナンスは欠かせません。

窯業系サイディングは初期費用が安く抑えられ、選べるデザインの幅も広いことから多くの住宅で採用されています。しかし、こまめなメンテナンスが必要で、メンテナンスを怠ると、外壁がすぐに傷む恐れも。そのため、長期的なランニングコストも含めて考えると、価格面でネックになるでしょう。

2.窯業系サイディングを用いたメンテナンス方法

窯業系サイディングのメンテナンス方法は塗装とシーリング!10年を目処に必要になる

メンテナンスされた窯業系サイディングの壁の写真

窯業系のサイディングのメンテナンス方法は、塗装とシーリングです。窯業系サイディング本体に防水性が特にはないため、塗装によって防水性を持たせる必要があります。また、サイディングとの間に隙間が発生するため、シーリングでその間を埋める工事も欠かせません。

シーリングの耐久性は10年前後が限界のため、10年を目処にメンテナンスが必要です。シーリングのメンテナンスは、劣化の程度が軽い物であれば、シーリングの増し打ち、劣化が進行していれば打ち替えを行います。

塗装工事は既存の劣化した塗膜を強い圧力の水で洗い流し、そこから塗装を行います。塗装の耐久性は塗料によって変わりますが、10年以上もつ塗料を使っても、シーリングの交換があるため、耐用年数が同等の塗料であるウレタンやシリコンでの塗装が一般的です。塗装とシーリング、どちらの工事も足場を組む作業が必要なため、両方セットで行うことがほとんどでしょう。

塗膜やシーリングの劣化が進み、サイディング自体が劣化しているなどする場合、状況に応じた補修が必要となります。ちょっとした補修であれば、わずかな追加工事で済みますが、補修箇所が多い場合や劣化の程度がひどい場合は、サイディングの張り替えをしなければ改善しないことも。
そのような事態になる前に塗装することが大切です。

3.窯業系サイディングのメンテナンスにかかる費用相場はいくら?

窯業系サイディングのメンテナンス費用相場は塗装工事であれば、80万円〜!

窯業系サイディングの壁をコーキングしている写真写真

窯業系サイディングのメンテナンスにかかる費用相場は、塗装工事であればシーリング工事も含め80万円からです。ただし、広さや劣化の程度によっても費用は変わります。10年に一度の頻度で適切なタイミングでメンテナンスをすればこのくらいの費用で抑えられることが多いでしょう。

しかし、サイディングの劣化が進行してしまうと、塗装では対処できないこともあります。その場合、サイディングを重ね張りするカバー工法か、張り替え工事が必要です。

カバー工法の場合は130万〜200万円ほどの費用がかかります。今ある壁に重ねて外壁材を張り付けるため、解体手間や処分費用がかからずに済むことがメリットです。しかし、重量が増えてしまいます。

サイディングの張り替えの場合の修理費用の相場は、200万円が大まかな相場です。塗装と比べると余分な工事と材料費がかかってしまうため、修理費用が高額になります。

余分な修理費用を抑えるためには、適切なタイミングでのメンテナンスが欠かせません。メンテナンスを放置すると、雨漏れの原因にもなります。雨漏れが起き、建物の構造まで傷めてしまうとさらに余分な費用がかかります。

そのため、大切な家を守るためにも適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。

4.窯業系サイディングの注意点

窯業系サイディングはメンテナンスが特に重要!修理額が高額になるため、早めの対処を

費用相場のイメージ写真

窯業系サイディングは他の外壁材と比べて、特にメンテナンスが重要な建材です。なぜなら、窯業系サイディングの本体は防水性がなく、塗料が劣化すると、水を吸収してしまい膨張するからです。

水を吸収したサイディングは膨張と収縮を繰り返すため、ひび割れを起こしやすくなります。そのような状態を放置すると、塗装では防水性が確保しきれません。その場合はサイディングのカバー工法や張り替えが必要になります。

ひび割れなど、サイディングの劣化を放置することで起きるトラブルが雨漏れです。雨漏れは外壁や屋根の防水性が損なわれたために起こります。家の中に雨水が侵入することで、構造を支える部品を傷めてしまうのです。

その修理はサイディング工事以上に高額になる上、住宅の寿命を削ってしまうでしょう。場合によっては建て替えを検討しなければいけなくなるため、そのような事態になる前にメンテナンスを行いましょう。

窯業系サイディングは最初の工事費用が安く抑えられ、デザインの幅も広いため、人気が高い建材です。しかし、長期的なコストパフォーマンスで考えた場合、窯業系サイディングよりも優れた建材も存在します。

コストを考えるときは、目先の工事費用だけではなく、長期的なメンテナンス費用を計算した上で洗濯することが大切です。

5.窯業系サイディング情報まとめ

窯業系サイディングはこまめにメンテナンスすることが長持ちの秘訣!

窯業系サイディングが使われた壁の写真

この記事では窯業系サイディングの特徴、メンテナンス方法、費用相場、注意点について解説しました。

窯業系サイディングは材料費と工事費用が安く抑えられますが、メンテナンスが必須で長期的に見ると、費用がかかります。長期的なコストパフォーマンスを考えた上で、この外壁を選ぶことが大切です。

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