エアコンが壊れる前兆とは?寿命が近づいたサインや対処法を解説
公開日:2024.7.31
エアコンが壊れる前には、いくつかの前兆やサインがあることをご存じでしょうか。
この記事では、エアコンが壊れる前兆について詳しく解説します。また、お得に業者に依頼する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
#エアコン #故障 #前兆
エアコンが壊れる前には、いくつかの前兆やサインがあることをご存じでしょうか。
この記事では、エアコンが壊れる前兆について詳しく解説します。また、お得に業者に依頼する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
#エアコン #故障 #前兆
エアコンが壊れる前兆の症状はいくつかあります。以下に主な症状を挙げます。
・冷房や暖房の効きが悪い
設定温度に達しない、または冷暖房の効きが悪くなる場合、エアコン内部の部品が劣化している可能性があります。
具体的には冷媒ガスの漏れやコンプレッサーの故障があげられます。
ただし、エアコン内部のフィルターが汚れている場合も、エアコンの効きは悪くなるので、しばらくフィルターを掃除していない場合は一度掃除してみてください。
・異音がする
エアコンの運転中に通常ではない音(ガラガラ、ブーン、キュルキュルなど)がする場合、ファンやモーター、コンプレッサーに問題がある可能性があります。
・異臭がする
長期間の使用で内部にカビが生えたり、汚れが溜まったりすると、エアコンからカビ臭や腐敗臭が発生します。
また、焦げたような臭いがする場合、電気配線のショートや部品の焼け焦げが原因かもしれません。
・水漏れしている
室内機から水が漏れてくる場合、ドレンホースの詰まりや内部の結露が原因であることが多いです。
・リモコンが反応しない
リモコンの操作でエアコンが反応しない場合、リモコン自体の故障やエアコンの受信部に問題がある可能性があります。
リモコンの不具合は、電池を交換したり、リモコンをリセットしたりすると改善される場合があるので一度試してみることをおすすめします。
・電気代が急に高くなる
特に使用頻度が変わらないのに電気代が急に増えた場合、エアコンの効率が低下している可能性があります。
・エアコンが停止する
予期せずエアコンが停止する場合、内部の部品の故障や過熱保護機能が働いている可能性があります。
これらの前兆を見逃さず、異常を感じたら早めに専門家に点検してもらうことが、エアコンの長寿命化と快適な使用を保つために重要です。
令和3年度に総務省が行った「買い替え状況の推移(2人以上の世帯)」に関する調査結果によると、65.3%の世帯が、エアコンの故障を理由に平均13.2年で買い替えを行っています。
すなわち多くの家庭のエアコンの寿命は13.2年であるといえます。
一方、メーカー側が定めている「安全に使用できる期間」の多くは10年でした。
このことから、安全に使用できる期間や買い替えのタイミングを考えたときに、10年以上使い続けているエアコンは壊れやすくなるといわれています。
また、10年を過ぎたエアコンは修理代が高くなる可能性がある点にも注目しましょう。
10年を過ぎたエアコンは、内部にホコリや油が定着して機能が低下したり、部品が劣化していたりする可能性があるため、修理代が高額になる場合があります。
そして、メーカー側で部品の製造が終了し、在庫を置いていない可能性が高いのも理由の1つです。
もちろん、エアコンを使用している状況次第でエアコンの寿命は変わりますが、安全に使用できる期間の10年〜最大15年で壊れる可能性が高くなります。
エアコンの使用状況が良く、20年、30年と長持ちしたとしても、新型のエアコンよりも機能が劣り電気代が高くなっているでしょう。
古いエアコンの電気代で新しいエアコンが買えてしまうので、20年、30年と使い続けているなら買い替えをおすすめします。
また、古いエアコン内部の掃除や修理を業者に依頼した際に、高額だと感じた場合も新しいエアコンに買い替えるタイミングの1つです。
エアコンを長く使いたいのであれば、定期的な清掃と点検を心がけましょう。
エアコンの清掃は2週間に1度のフィルター掃除と、2年に1〜2回の室外機掃除が適切といわれています。
使用頻度の高い夏と冬は、使用頻度の低い春と秋よりホコリが内部に溜まりにくいため、フィルターの掃除は月に1度が目安となります。
フィルター掃除を定期的にするとエアコンの故障を防げるだけでなく、清潔な空気を送り届けられ、病気の予防にもつながるでしょう。
エアコン本体の掃除は定期的に行っている方でも、室外機の掃除は忘れていないでしょうか?室外機は砂埃や枯れ葉などが原因で詰まりが起こるので、忘れないように気を付けましょう。
また、室外機の設置場所を直射日光が当たらない場所、もしくは直射日光が当たらないようにして冷暖房の効率を上げるのも、エアコンの寿命を延ばすうえで重要です。
自分では掃除できない場所もあるため、専門業者に依頼して、エアコンクリーニングをしてもらう方法もおすすめです。
普段の掃除では、落としきれない汚れや手が届かない場所も隅々まできれいにしてくれます。
他にも、1ヵ月に1度の慣らし運転をして、ホコリが内部に溜まるのを防ぐのもポイントです。
エアコンが故障したとき使用年数によって、修理と買い替えのどちらがお得なのかが異なります。
故障したエアコンがメーカーや購入店舗の保証期間内であれば修理したほうがお得です。基本的に修理費用がかからない、もしくは安く抑えられます。
使用年数が10年以下ならメーカーに部品があるため、修理費用もそこまで高額にならない場合が多いでしょう。
一方、10年以上使い続けているエアコンはメーカー側で部品を製造していない可能性が高くなります。
また、古いエアコンの内部はホコリなどの汚れで故障しやすい状態のため、修理費用が高額になる場合が考えられます。他にも、内部の汚れがひどい場合が多いため、購入したときよりも機能が低下しているのがほとんどです。
機能を取り戻すには、専門業者にエアコンクリーニングを依頼して、すべてを分解してすみずみまで掃除しなければならず、クリーニング費用がかかります。
また、エアコンは1年間使用し続けると消費電力が5%増えるといわれているため、10年以上前の古いエアコンは新しいエアコンと比べたとき、電気代に大きな差がでます。
さらに、内部の汚れが原因で稼働時の負荷がかかるため電気代が上がり、新しいエアコンよりも電気代が高額になるのです。
そのため、10年以上使用しているエアコンは本体の寿命も含めて考えると、新しく買い替えたほうがお得です。
壊れたエアコンを修理する際、依頼先の選び方は大きく分けて4つあります。
どのような症状が出ているかだけでなく、取り付けられている場所や状況、年式、保証期間内なのかで変わってきます。
保証期間内の場合は、購入した販売店がおすすめです。保証書が手元にあり、保証期間内であれば無料で修理できる可能性もあるため、一度問い合わせてみましょう。
エアコン本体の故障の場合、購入したエアコンのメーカーに依頼しましょう。
保証書がない、保証期間が過ぎている場合も同様です。
各エアコンメーカーでは、サポートページや料金の目安も公開しています。
料金は他に比べると高く感じますが、機能や構造を熟知しているスタッフが対応してくれるので安心です。
設備工事の不備が考えられる場合では、エアコン修理業者に依頼しましょう。
エアコン工事専門の業者のため、経験豊富で技術力が高いスタッフがいます。仕事も早くて正確で、工事内容によってはメーカーより安く済む場合があります。
賃貸の場合は、まず管理会社や大家さんへ連絡してください。
勝手にエアコンの設置や修理をすると、管理会社や大家さんとトラブルになる可能性があります。そのため、エアコンの状態にかかわらず、管理会社か大家さんに相談しましょう。
また、修理費用も5,000円程度で済むものから、1万円以上かかるものと幅広くあるため、複数の業者で相見積もりをして費用や内容を確認してください。
他の業者と比較してから決めることもでき、修理したほうがいいのか、買い替えがよいのかの参考にもなります。