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切手を売りたい!高く売るための方法をくわしく解説

公開日:2023.2.22 更新日:2024.4.10
切手を売りたい!高く売るための方法をくわしく解説

切手を高く売るために必要なお手入れ方法や保管方法を紹介します。骨董の中でも手入れが難しいのが切手です。茶碗や硬貨でしたら湿度や温度によって劣化することは稀ですが、切手の場合はそれらの影響を大きく受けます。特に未使用の場合は裏面に糊が付いていることもあり、すぐに曲がったりします。せっかく集めたコレクションを売却するのですから、少しでも良い状態で買取してもらいたいですね。今回は切手のお手入れ方法や、正しい保管の仕方を紹介していきますので、参考にして下さい。

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1. 切手が高く売れる状態とは?

切手が高く売れる状態とはセットが揃っている、表面と裏面がきれいなことです

消印がついた使用済みの切手の写真

この骨董は種類によって高く売れる状態が大きく違います。例えば世界文通週間やオリンピックなどで発行される記念切手。この切手を高く売るためには、未使用である、シートで揃っている、指紋や汚れが付着していない、曲がっていない状態である必要があります。

例えば、オリンピック記念切手でしたら、ひとつの大会だけでなく歴代の大会の切手が揃っていれば、査定金額が上乗せされることがあります。指紋や汚れがついているとマイナス査定になります。ひどい場合は買取を断られることも。ですので、必ずピンセットで扱う癖をつけておきましょう。

ここで難しいのが使用済みの切手。普通の切手は消印が押してあると買取価格が下がるのですが、「京橋局欧文日付印」のように消印自体に価値がある場合もありますので、使用済み=価値がないとは言い切れません。こればかりは専門家でないと見分けがつきませんので、取り合えず汚れないようにしておくことです。 さらに切手が貼り付けられている封筒やハガキに価値があることも。歴史的に有名な方の手紙でしたら、切手に消印が押してあることで信ぴょう性が一気に高くなりますので、査定にも期待が持てます。いずれにしても素人では判断できない部分が大きいので、状態の良し悪しに関わらず、古い切手を発見した時は買取業者に査定をしてもらいましょう。

2. 切手を高く売るためのお手入れ方法①

切手を高く売るためのお手入れ方法その①古い切手を発見した時は触らない

禁止マークの絵

この骨董のお手入れ方法を紹介していく前に、ひとつだけ注意して頂きたいことがあります。実家の大掃除などで、5銭切手や海外の切手などを見つけた時は、絶対に触らないで下さい。下手に手入れしようとすると破れてしまい、価値が大幅に下落することがあります。

消印が押してある切手も同様です。使用済み切手のお手入れ方法として、最初に紹介するのは封筒やハガキからの剥がし方です。切手をいい状態で保管しておくためには専用のストックブックなどに収納します。ですが、ハガキなどに付いていたらそれが出来ませんね。そこで必要になるのが水はがしという技術です。

まず切手の周りを切り取ります。洗面器にぬるま湯を張り、表面に水がつかないように、ピンセットでそっと浮かべて下さい。約20分が経過したら切手とハガキが分離しますので、再度ピンセットで切手だけを取り出せば、とりあえずお手入れ完了です。

その後は裏面に残っている糊を洗い流して、キッチンペーパーなどの上で乾燥させて下さい。ちなみに現在では、インターネットショップや文具店、100円ショップで切手はがし専用の商品が販売されていますから、水はがしに自信のない方はご使用下さい。とりあえず大切なことは表面は絶対に濡らさないことです。

3. 切手を高く売るためのお手入れ方法②

切手を高く売るためのお手入れ方法その②シール切手は曲がりに注意

重なった分厚い辞書や図鑑の写真

この切手につきものなのがシートの曲がり。使用するには問題ないものの、そのままの状態で査定してもらうと確実にマイナスです。シール切手が曲がった際のお手入れ方法としては、クリアファイルなどに入れた状態で上から重しをしておきましょう。

理想としては広辞苑などの分厚い辞書や図鑑なのですが、今の時代は持っていらっしゃらない方も多いと思いますので、お子様の教科書などを使用して下さい。ただし突起があるものを重しに使うと切手が破損することがありますし、長時間放っておくと切手の図柄がファイルに移ってしまうことがあるので注意して下さい。

真っすぐになったことを確認したら、専用のファイルに納めておきましょう。シール切手を収集されている方は原作のコアなファンが多いので、すこしの手入れ不足でも大幅に価値が下がることがあります。

ハガキに貼ってあるシール切手を買取してもらうには剥がしておかないといけません。水はがしについては先ほど紹介しましたが、シール切手にはその方法が使えませんので、熱を利用して剥がしましょう。切手の端の部分をドライヤーで温めて、カッターの先で少しづつ浮かせていくときれいに剥ぐことができます。どうしても傷つける危険を避けたい方は、シールはがしスプレーを使用して下さい。

4. 切手を高く売るためには正しい保管方法で

切手を正しく保管する際に必要になる情報を分かりやすく紹介します

重なったストックブックの写真

せっかく価値のある切手でも乱雑に保管していると価値が損なわれてしまいます。切手を高く買い取ってもらうためには正しい方法で保管しておかなくてはいけません。

一般的に切手の保管に使われているのはストックブックです。なかを開けると台紙にフィルムポケットが貼ってあり、そこに挟んで保管することで、汚れや曲がり、日光焼けから切手を守ってくれます。

さらにアルバムのように見ることも出来ますので、コレクターにとっては定番のアイテムです。シートも保管できるシートブックも販売されています。

絶対に保護したい切手の場合はマウントがおすすめ。二枚のフィルムの間に切手が挟み込めるようになっており汚れや傷、曲がりなどから大切な切手を守ってくれます。

切手は保管方法も大切ですが、何より重要なのは保管する場所です。ストックブックを使用していても、湿気が多い場所に置いているとカビが生えることがありますし、高温の場所に置いておくと切手の糊が溶ける可能性があります。切手を保管する場所として最適なのは、日光や照明があたらない場所、季節に関係なく温度や湿度が変わらない場所です。机の引き出しなどはかなりおすすめ。保管する際は重ねるのではなく立てておきましょう。

5. 切手を高く売るための情報まとめ

切手を高く売るためのさまざまな情報のまとめとポイントのおさらい

消印がついた使用済みの切手の写真

ここまで切手を高く買い取ってもらうための情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず切手を扱う際は先の丸いピンセットが必須です。古い切手を発見した時は、どのような状態であっても決して拭いたりしないように。無理にきれいにしようとすると、破れて価値が低下することがあります。

最後に、保管しておく時は高温多湿、照明があたる場所を避け、立てておきましょう。

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