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水道管が凍結しない家はどんな対策をしている?凍結の予防策や対処法などを紹介

公開日:2023.12.20 更新日:2024.4.22
水道管が凍結しない家はどんな対策をしている?凍結の予防策や対処法などを紹介

冬のよく冷え込んだ朝には、「蛇口をひねっても水が出ない……」ということがあります。そんな時は、水道管が凍結してしまったのかもしれません。
水道管が凍結すると、溶けるまで水が使えなくなるだけでなく、水道管が破裂してしまう恐れもあります。

今回この記事では、水道管が凍結しない家で行っている対策などを紹介します。

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1.水道管が凍結しやすいのはどんな家?

凍結しやすい条件と場所

さむがっている女性の写真

水道管の凍結は、意外と多くの家庭で起こる問題です。では、具体的にどのような条件や場所で凍結しやすいのでしょうか。

■水道管が凍結しやすい条件
水道管が凍結しやすい条件はいくつか存在します。
その中で主なものは、「気温がマイナス4度以下の状況」「長時間水を使用していない」「氷点下となる日が続く」などです。これらの条件下では、特に注意が必要となります。

例えば、旅行で家を空けるときなどは、その期間中にこれらの条件が揃ってしまうと、水道管が凍結する可能性が高まるでしょう。

■水道管が凍結しやすい場所
家の中のどこに水道管があるかによっても、凍結しやすさは異なります。
水道管が凍結しやすい場所としては、「フレキ管や止水栓が露出している場所」「外部に設置されている水道」「日が当たらず冷えやすい北向きの場所」「風の強い通路近く」などが挙げられます。

特に、戸外の水道管や露出している配管は、凍結のリスクが高まるでしょう。また、日が当たりにくい場所や風の強いエリアにある水道も、冬の冷え込む夜には特に注意が必要です。

自宅の中でこのような条件や場所に当てはまる水道管の箇所を把握して対策を施しておくことで、冬の水道管凍結を未然に防ぐことができるでしょう。
また、天気予報などで気温の低下を事前に確認し、対策を行うことも効果的です。

水道管が凍結しない家を目指すためには、これらの知識を活用し、適切な対策を行うことが大切です。

2.水道管が凍結しない家でやっている凍結予防策

基本は水抜きをすること

常に水を流している蛇口の写真

水道管が凍結しにくい家では、どのような予防策を行っているのでしょうか。
ここでは、水道管の凍結予防策について説明します。冬の寒さを乗り越えるためのポイントを押さえて、水道管凍結を防ぎましょう。

・常に蛇口の水を流しておく
これはシンプルながら効果的な対策です。蛇口から水を止めずに流しておくことで、凍結のリスクを低減できるでしょう。
ただし、蛇口から出る水の量が少なすぎると効果がないので、鉛筆の太さ程度を目安とした水量を蛇口から出すようにしてください。

・定期的に水道管の水抜きを行う
水道管の中に水がなければ、凍結する心配はありません。そのため、翌朝の気温が氷点下を下回ることが予想される際は、寝る前の水抜きを習慣化しましょう。
また、最新の設備には自動で水抜きを行う機能が搭載されていることがあるので、確認してみることをおすすめします。

・保温対策を施す
水道管や蛇口に、保温テープや断熱材を巻き付けることで、外部の冷気から守ることができます。

・水道管や蛇口を乾燥させる
濡れたままの水道管や蛇口は、凍結しやすくなります。特に屋外は要注意です。
雨や雪で濡れた後は、拭き取るようにしましょう。

・電熱式のヒーターの活用
寒冷地では、水道管にヒーターを設置する家も増えています。これは、水道管に巻きつけて使用するもので、凍結を防ぐ強力な味方です。

これらの方法を組み合わせて取り入れることで、安心して冬を迎えることができるでしょう。

3.家の水道管が凍結した時の対処法

ぬるま湯をかけるかドライヤーを使う

カイロを持っている写真

冬の寒さで水道管が凍結してしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
間違った方法で対処すると、水道管が破裂するリスクが高まります。ここでは、正しい対処法をご紹介します。

・50度程度のお湯とタオルを活用する
凍結した場合の対処法のひとつは、水道管に温かいお湯をかけて温めることです。ただし、熱湯は避けるようにしましょう。急な温度変化は、水道管のダメージを招いてしまいます。
50度程度のお湯をタオルに含ませ、それを凍結した部分に巻きつけるのが最適です。

この方法は、凍結予防としても役立ちます。

・防寒水栓柱をうまく活用する
防寒水栓柱は、凍結を防ぐための特別な柱です。凍結した場合には、外フタと中フタを取り外し、直接50度程度のお湯をかけることが効果的でしょう。

また、不凍水栓柱という、水がたまらないように設計された柱も存在します。これを使用すると、凍結リスクをさらに低減できます。

・ドライヤーやカイロの活用
もしお湯を使えない場合は、ドライヤーで凍結部分を温める方法も考えられます。時間はかかるかもしれませんが、安全に氷を溶かせます。

また、カイロを凍結部分に当てる方法も効果的です。これならば、しばらく放置しておくことも可能です。

冬の水道トラブルを未然に防ぐための方法を身につけ、安心して過ごしましょう。

4.家の水道管が凍結して破裂してしまったら?

焦らずに元栓を閉めましょう

屋外の止水栓の写真

万が一、家の水道管が凍結して破裂してしまったら、まずは冷静に状況を確認しましょう。水道管が破裂すると、家の中が水浸しになるリスクが高まります。
ここでは、水道管が破裂してしまったときの具体的な対処法を見ていきましょう。

■水道管が破裂してしまったときの対処法
1.水の供給を止めるために元栓を閉めましょう
元栓は通常、家の外にあるメーターボックスにあります。「量水器」や「止水栓メーター」と書かれているのが、その目印です。
バルブを時計回りに回せば水の供給が止まりますが、硬くて回しにくい場合は強引に回すことは避け、水道屋さんなど専門事業者に相談することをおすすめします。

2.破裂した部分の応急処置を行います
ゴム手袋をして、破裂した部分にタオルを巻いて水を止めましょう。タオルが水分を吸い取ることで、水の流出を一時的に抑えることができます。

3.水道トラブルの専門事業者に修理を依頼しましょう
水漏れが一旦止まったら、速やかに水道管修理の専門事業者に連絡します。無闇に自分で修理しようとすると、さらなるトラブルの原因となるかもしれません。
水道トラブル解決のプロである専門事業者に、修理を依頼しましょう。

5.家の水道管が凍結したら専門業者に相談するのがおすすめ

自己判断で対処すると症状を悪化させてしまうこともある

水道修理事業者の絵

冬は、寒さによる水道トラブルが増える時期です。特に、水道管の凍結は、多くの家庭で悩みとなる現象でしょう。

その対策や、凍結してしまったときの対処として、自分でできることもあります。とは言え、強い寒波の中で凍結が起きると、自分で行う対処だけでは難しい場面も想定されます。

また、凍結による水道管の破損は、素人判断での修理はリスクが高いです。特に、適切な知識や技術がない状態での対処は、さらなる被害を招く可能性があります。

そのようなときは、プロの力を借りるのが最も安全な方法です。
経験豊富な水道事業者は、様々なトラブルへの対応経験が豊富であり、迅速かつ適切な処置が期待できます。迷った場合や、自力での対応が難しいと感じた際は、専門事業者への早めの相談が肝心です。

冬の水道トラブルを避けるためには、凍結防止対策とトラブルが発生した際の対処法を理解し、適切に行動することが大切です。
無理に自分だけで解決しようとせず、応急処置の後は速やかに専門事業者に相談しましょう。

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