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ナメクジ被害の対策方法を詳しく解説します!

公開日:2022.2.1 更新日:2024.4.5
ナメクジ被害の対策方法を詳しく解説します!

ナメクジはカタツムリと同じ陸貝の仲間で、貝のない陸生貝の総称です。
雑食性ですが、キク科とアブラナ科の植物を好み、新芽や若葉などの柔らかい葉を舐めるように食害します。ただし、大きく育った葉は固くて食べません。
今回はそんなナメクジによる被害と対策方法についてご紹介します。

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1. ナメクジによる被害とは?①

この害虫による被害についてご紹介します。①

レタスを食べているカタツムリの写真

ナメクジが保有する寄生虫の一つに広東住血線虫があります。この害虫に触れた後に、自分の顔に触れてしまうと、目や口などから感染してしまう危険性があります。
実際にオーストラリアやアメリカ、日本国内では沖縄でも感染による死亡例が報告されています。

日頃からナメクジやカタツムリなどに触った後は必ず手を洗うことを徹底し、生食を避けるようにしましょう。

また、この害虫が這ったあとに付着する粘液の中にも寄生虫が存在する恐れがあります。
そのため、レタスやキャベツなどはこの害虫の食害にあいやすい野菜を生で食べる時は、流水でよく洗って、誤って粘液を口に入れてしまわないように注意してください。

2. ナメクジによる被害とは?②

この害虫による被害についてご紹介します。②

ナメクジに食われたイチゴの写真

この害虫は夜間や雨の日になると活発に行動するようになり、植物の葉や茎、つぼみ、花などに害を及ぼします。
例えばバラだと、つぼみの状態のバラを丸い穴を開けながら花の内側まで食べ進み、芯の部分まで食べてしまいます。花びらや葉も食害されます。

紫陽花は花と新芽、アサガオは花びらやつぼみ等、柔らかい花びらを持つ植物は花を食害されます。

野菜は全般的に多くの種類がナメクジの食害を受けます。
キャベツやレタス、白菜などの野菜は葉の中央部まで侵入して食害したり、イチゴやキュウリなども丸い穴を開けて食害します。

また、苔の中に入り込んだり、苔の上を歩き回り食害します。
多肉植物も葉や花芽、新芽を食害され、棘の生えたサボテンでさえも花芽や株が食害されます。

3. ナメクジへの対策方法①

この害虫の対策方法についてご紹介します。①

ナメクジに食われた葉の写真

まずは葉にナメクジが這った跡がないかチェックしましょう。
この害虫が這った跡は、筋のように白く光って濡れています。その跡があれば、どこかに潜んでいると考えられます。
ナメクジはジメジメした多湿な場所を好むので、鉢やプランターの下や裏などをこまめにチェックしましょう。
落ち葉の下も要注意です。

この害虫に塩をかけると死ぬと言われますが、実際には小さくなるだけなので、駆除する際には熱湯をかける方法が効果的です。
ただし、対策をするよりもつまんで捨ててしまった方が少数の場合は確実ですし、手っ取り早いです。

この害虫を寄せ付けない対策としては、カフェインが嫌いなので、コーヒー殻を鉢やプランターに撒いておくと寄ってこなくなるようです。
また、水で薄めた木酢液や竹酢液には、この害虫に対して駆除や忌避の効果があります。

野菜や果物にはあまり薬品は使いたくないという場合は、自宅にあるものでナメクジ駆除や予防できるこの方法を試してみてはいかがでしょうか。

4. ナメクジへの対策方法②

この害虫への対策方法についてご紹介します。②

酸度計で土壌を測定している写真

ナメクジを発生しにくくする対策方法としては、まず「風通し・日当たりを良くする」、「土壌を中性に近づける」この2つが考えられます。

この害虫は湿気のある日陰を好む習性があります。
そのため、特に梅雨時期など雨の多い時期は、野菜の間引き・剪定を行い、できるだけ日当たりと風通しを良くしておきましょう。

また、この害虫は特に酸性の土壌で発生しやすいと言われています。
そのため、家庭菜園などで野菜を育てている場合は、土の酸とアルカリの度合いを、ナメクジが発生しづらく、かつ野菜の多くが育ちやすいとされる弱酸性に保つようにしましょう。
酸とアルカリの度合いは、酸度計で測定することができ、pHであらわすとは6.0~6.5程度が理想とされています。

この害虫は、夜行性なのでトラップを仕掛けると効率的に駆除できます。
深めの容器にビールやオレンジジュースなどの餌となる液体状のものを入れて野菜の株元に置くと、誘引されて容器に入り溺死します。

5. ナメクジの被害と対策まとめ

ここまでご紹介したナメクジによる被害と対策方法についての情報をまとめてご紹介します。

トマトについたナメクジの写真

この害虫は、野菜や植物などを食べてしまったり、寄生虫による感染症のリスクがあったりと厄介です。
見つけたら熱湯をかけるなどして対処してください。
また、暗くて湿気の多いところを好むので、そういった場所が家の庭などにある場合は特に注意して対策を行ってください。

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