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トイレ詰まりの解消法とは?予防方法や修理費用相場などもご紹介

公開日:2023.4.3 更新日:2024.4.1
トイレ詰まりの解消法とは?予防方法や修理費用相場などもご紹介

トイレがつまると、水が流せなくなる=トイレが使えなくなるので、急いで詰まりを解消させたいですよね。
自分でも対処して直ればいいですが、それでもつまりが直らないとなると業者に依頼する必要があります。

この記事では、トイレ詰まりの原因から自分でできる詰まり解消方法、修理費用相場まで詳しく解説しています。
あわせてトイレつまりの予防法や、実際に起こったトイレのつまりの事例などもを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1. トイレ詰まりはなぜ起こる?

トイレが詰まる原因は異物の混入や、トイレタンク内のトラブルなど

トイレにティッシュペーパーを流そうとしている写真

トイレが詰まってしまう原因はいくつかあるのですが、その中でも多いのが誤って異物を流してしまう事です。

誤って流してしまう異物の中で最も多いのがティッシュペーパーです。
ティッシュペーパーは、一見するとトイレットペーパーと同じ紙なのですが、その中身は根本的に違います。トイレットペーパーは水の中で溶解しやすいように短い繊維で構成されているのに対し、ティッシュペーパーは破れ難いように長い繊維で作られています。
そのためティッシュペーパーをトイレに流すと分解されないばかりか水分を吸って団子状に丸まり、つまりの原因になってしまうのです。

ティッシュペーパー以外で誤って流してしまいがちなのが、生理用品やオムツなどです。
最近のトイレは吸い込む力が強いため、オムツなどの大型な異物でも便器の奥までは流れますが、排水管を通ることはありません。結果、トイレ詰まりの原因になってしまいます。

そのほか、トイレ詰まりの原因として意外に多いのがトイレタンクの水量不足です。
節水目的でタンクにペットボトルを入れたり、止水栓を若干締めるなどの情報を耳にしますが、やめておきましょう。
十分な水量が無いと、汚物やトイレットペーパーを流すことができませんし、便器内の中途半端な場所で止まってしまい、結果としてトイレ詰まりの原因になってしまいます。

2. 自分でできるトイレ詰まりの解消法

トイレがつまったときの解消法をご紹介

ラバーカップを使ってトイレつまりを直そうとしている写真

トイレが詰まったら、専門事業者に依頼する前に自分でできる対処法がありますので試してみましょう。
ただし、トイレのつまりが長期化することで事態が悪化する場合がありますので、自分で対応しても解決しない場合は速やかにトイレ修理の専門事業者に相談しましょう。

・ラバーカップを使用する
便器に水が溜まっている状態でできるトイレのつまり解消法としては、ラバーカップ(スッポン)の使用です。
ラバーカップ(スッポン)を便器内の排水口にしっかりと押し付け、ゆっくりと手前に引きましょう。小刻みに動かしたり、少し時間を置いて行う事で軽度の場合であれば改善されるケースがあります。
この際強く引き過ぎると、汚水がまわりにはねてしまう場合があるので注意してください。

・大量のお湯を流す
『トイレットペーパーを大量に流した』、『ティッシュペーパーを流した』などが思い当たる場合、バケツに入れたお湯を流すことで、トイレの詰まりが解消される場合があります。
一部のトイレットペーパーやティッシュペーパーなどはお湯に溶けやすい性質がある為、便器内いっぱいになるくらいの量のお湯を勢いよく流してから放置することで便器内に水流が生まれて、詰まりの原因物質を押し流し解消される場合があります。

ただし、ビニール袋や固形物といった明らかにお湯では溶けないものを流した事が思い当たる場合、つまりが流れてもっと奥でつまってしまう恐れがあります。そうなると修理が難しくなってしまうため、注意が必要です。


上記の方法で解決しない場合は、速やかにトイレ修理の専門事業者に相談しましょう。
あまり強引に自分でトイレの詰まりを解消させようとすると、便器や排水管の破損の原因にもなりますし、水漏れを引き起こしてしまうこともあります。
トイレ修理の専門事業者であれば、ハイスパットなどの専門的な工具を使用してトイレに圧力をかけてつまりの原因物質を押し流し、つまりを解消させることが可能です。
また、便器や排水管にダメージを与えずにトイレつまりを解消させる技術とノウハウも持っていますので、自身で対処するよりは安心かつ確実です。

3. トイレ詰まりの修理費用相場はいくら?

トイレ詰まりの修理費用相場は簡単なものだと、5,000円~10,000円ほど

トイレつまりの修理事業者の男性の写真

トイレ詰まりの解消や修理にかかる費用はおよそ10,000円以内に収まるケースが多数です。
ただ、状況によっては修理費用が高額になる事もしばしばあります。その辺りについて詳しく解説していきます。

トイレの詰まりを取り除く作業にかかる費用は多くの場合、出張費+作業費+機材使用料の3つで構成されています。
最近では出張費無料というトイレ修理業者も多数ありますので、トイレつまりの修理費用は作業費と機材使用料で変化することになります。
出張費が無料というのは、結局のところトイレが詰まってしまった原因はプロの業者が状況を確認しなければ判断できないからです。

トイレ詰まりの原因が汚物やトイレットペーパーを使用し過ぎなどの場合は、5,000円~10,000円ほどで改善できることが多いです。
しかしながら、水に溶けない紙や、ペット用のトイレの砂などの吸水性が高い物が詰まっている場合は、専用の機材を使用しての作業になることも考えられますので、修理費用は15,000円~20,000円ほどと少し高額になります。

トイレのつまりの修理費用が高額になってしまうケースは、便器の奥にある排水管がつまってしまっていた場合です。
この場合、便器を一度取り外しての作業となりますので修理費用は45,000円~50,000円ほどとなります。

4. トイレ詰まりを起きこさないためにできること

トイレ詰まりの予防のポイントは毎日の掃除と異物を流さないことです

修理事業者の女性が指を指している写真

トイレ詰まりは日頃から対策をしておくことで、ある程度予防することが可能です。

トイレ詰まりは突然起こるようで、そうでない場合も多々あります。毎日何回も使用するトイレの掃除を怠ると、便器の見えない部分に汚れが徐々に付着して、突然の詰まりの原因になってしまいます。
トイレの詰まり対策としては、トイレの目に見える部分だけを掃除するのではなく、2週間から3週間に一回は発泡タイプの洗浄剤を使用して見えない部分の汚れも取り除くことが重要です。

トイレの詰まり対策として業務用の液体洗剤の使用を推奨している情報もありますが、業務用液体洗浄剤は劇薬ですので、失明や便器の破損につながる恐れがあります。一般の方は使用しないようにしましょう。

トイレ詰まりの対策として掃除と同様に大切になってくるのが、異物を流さないということです。
トイレは汚物・水・トイレットペーパー以外を流すように設計されていません。
ティッシュペーパー、ペットのトイレの砂やチップ、生理用品などは、ついトイレに流しそうになりがちですが、トイレつまりの原因になるのでご注意ください。
特にティッシュペーパーはトイレットペーパーと違い水に溶けにくいばかりか、水を吸いトイレの排水管の奥で団子状に止まってしまい、つまりの原因となりやすいので絶対に使用しないようにしましょう。

■関連記事
トイレにティッシュを流すと詰まる?!原因やつまったときの対処法について解説します

5.トイレ詰まりのサインとは?

トイレ詰まりを未然に防ぐ方法は流した後の音を聞くことです!

トイレの水を流している写真

トイレ詰まりを防ぐ方法として効果的なのが、トイレを流した後の音を聞くことです。

何もトラブルが無い正常なトイレの場合、水を流しても音が聞こえる事はありません。
しかし、詰まりかけているトイレは流した際に「ゴボゴボ」や「ゴッボ、ゴッボ」、「ボコッ」などの異音が聞こえます。
聞こえる音の種類や発生場所に注意を向けておくことで、トイレ詰まりを防ぐことが出来ます。

また、トイレの水を流した際にタンクから「カラカラ」という音がした場合、タンク内の部品が破損して水が溜まっていない可能性があります。
「シュー」という音がすればタンク周りのパッキンが摩耗している可能性があります。

そのほか、トイレの水を流した際に便器内の水位が上昇し、じわじわと降下する時に「コポコポ」と音がした場合は、見えない部分が詰まり始めているサインです。

6.トイレ詰まりの事例集!さまざまなケースを紹介

トイレ詰まりの事例を紹介していきますので、当てはまる可能性のある方は注意するようにしましょう

トイレからラバーカップを持つ手が出ている写真

トイレが詰まった事例として、まず最初に紹介するのがカイロが詰まったケースです。
カイロをトイレに落とすことは普通に考えたらありえないことですよね。
ただ、実際に冬場に背中や腰のあたりに貼っていたカイロがトイレに行った際に剥がれてしまい詰まったという事がありました。
トイレが詰まった原因は、はじめは何かわからなかったのですが、専門業者に依頼して詰まりを解消する過程でトイレの中からカイロが出てきました。
貼るカイロをご愛用の方は十分にお気を付けください。

次に紹介する事例は、バリウムが詰まってしまったケースです。
定期健診などで胃の検査をする際に映りを良くするために飲むのがバリウム。定期健診を一斉に受診した会社のトイレがバリウムによって詰まりを起こしてしまったケースが報告されています。
会社に限らず家のトイレでもバリウムは水に溶けないので流してしまうと非常に厄介です。しかもいつまでたっても流れません。バケツで大量に水を流すなどして対応しましょう。

事例として最後に紹介するのが、子供がおもちゃをトイレに流してしまったケースです。
大人ならトイレに物を入れることはありませんが、子供はお構いなしです。
こちらのケースでも最初はトイレ詰まりの原因が分からなかったのですが、専門事業者が詰まりを解消している過程でトイレの中からおもちゃが出てきました。詰まり以外にも小さなお子様にとってトイレは大変危険な場所ですので、お子様だけでは入らないように工夫をしておきたいですね。

監修

水道屋本舗

1995年11月1日創業以来、水まわりの緊急修理サービスを行う会社として全国展開する。「安心のサービスをより早く」をモットーに、水まわりの急なトラブルの解消に24時間365日対応し、創業27年100万件以上の修理実績を誇る。
トイレ、キッチン、洗面所、バスルームのつまり解消、水漏れ修理、敷地内配管工事、水まわりのトータルリノベーションまで幅広く手掛ける水まわりのエキスパート集団。
<資格・著書・受賞歴など>

給水装置工事主任技術者(免状番号:第271483号)

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