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エアコンの除湿で湿度が下がらない?!原因や対策方法について解説します

公開日:2021.7.20 更新日:2024.4.16
エアコンの除湿で湿度が下がらない?!原因や対策方法について解説します

梅雨に入って以降は除湿のためにエアコンを使用されている方が多いと思います。
しかし、エアコンの除湿機能を使用しても、なかなか湿度が下がらないことがあります。

今回はエアコンを使用しても湿度を下げられない原因と、その対策について解説していきます。

1.エアコンの除湿機能を使用しても湿度が下がらない原因とは?

エアコンの状態によっては湿度が上がることも

リモコンでエアコンを操作している写真

「エアコンの除湿機能を使用しているにもかかわらず、湿度がなかなか下がらない」という経験はありませんか。

その原因は湿度戻りと呼ばれる現象にあるかもしれません。

通常エアコンを使用している途中で設定温度に室温が達した際、室外機が運転をやめて冷房はいったん止まります。このことはサーモオフと呼ばれています。

室外機は停止していても、室内機は稼働を継続しているため、送風状態となります。
そうするとエアコン内部に蓄積された水分が送風によって外へと放出され、部屋の湿度が上昇していきます。
これが湿度戻りと言われている現象です。

湿度戻りを防ぐ対策としては一番手っ取り早いのが、設定温度を下げること。
よく冷え性の方ですと室内温度をなるべく高く設定されている場合が多いですが、そうするとサーモオフが起こりやすくなります。
そのため、エアコンの温度設定は27℃以下のようになるべく低めに設定されることが望ましいでしょう。

また、 風量設定を弱めにしておくことも大切です。
エアコンからの送風量が多いと内部の水分が出て湿度が上がってしまうので、使用中は風量を抑えるようにしましょう。

もし設定温度が低いと感じられたら上に羽織るものを用意しておきましょう。風量が弱い時は扇風機で補うなどの対策もしてみてください。

2.エアコンの除湿機能で湿度が下がらないときの対処法

対処の基本は掃除から

エアコンのフィルターを掃除している写真

前述の通り、エアコンで快適な湿度にしておくためには設定を変更するのが大切です。
ただし設定を変更しただけでは下がらないこともあるので、その場合は一度エアコン本体や室外機を掃除しておきましょう。

・エアコン本体の掃除方法
エアコン本体に汚れが溜まっていると効きが悪くなるので、快適な湿度に保てなくなります。

まずはエアコンのカバーを取り外し、フィルター部分を掃除しておきます。
フィルターはホコリや汚れが蓄積しやすく、目詰まりしているとエアコンが上手く機能しなくなります。
掃除機を使ってフィルターに詰まった汚れを取り除いていきましょう。

もしフィルターの汚れ具合がひどい場合は、中性洗剤を使用して水洗いしておくと頑固な汚れが落ちやすくなります。
水洗いした場合は、しっかりと水気をきって陰干ししておきます。

・室外機の掃除方法
室外機は外に配置されていることから、ホコリや砂などが蓄積しやすいです。
掃除方法としては、乾いたハケやブラシを使って裏側や側面にある薄い金属板に付着している汚れを取り除きます。

また、室外機の水抜き穴(ドレンホース)も汚れが溜まりやすい箇所です。 割りばしや歯ブラシなどを使うことで中の汚れをかき出すことができます。

3.エアコンの除湿機能でなかなか湿度が下がらない時は業者に相談

業者をおすすめする理由

エアコンを点検している事業者の写真

エアコンの設定変更や掃除をしても湿度が下がらないことがあります。
本体が故障していると内部の水分が排水されにくくなり、エアコンの効きが悪くなります。

そんなエアコンの修理はプロに頼むのがおすすめ。業者が望ましい理由は次の通り。

・プロの作業員が在籍している
専門業者にはエアコンに関するトラブルに関する知識と経験を兼ね備えたプロフェッショナルが在籍しています。
そのため、エアコンの修理をあっという間に終わらせてくれます。

・事前準備をしなくてもいい
業者は電話1本ですぐに駆けつけてくれるのでとても簡単。こちらが準備すべきことは特にありません。

・無料見積もりに対応している
専門業者の大きなメリットの一つとして、無料見積もりが挙げられます。
相場を知ることはとても重要であり、同じ作業でも業者によって修理費用が数万円違うことも。
お住まいの地域から3社以上見積もりをとっておくと一番安い業者を見つけることができます。

・アフターサービスが付いている
ほとんどの修理業者は作業後の事後点検や万が一不具合があった場合の無償対応などのアフターサービスを受け付けています。
サービスの内容や保証期間は業者によって異なるので、依頼される前に確認しておきましょう。

4.エアコン修理業者の選び方

業者選びのポイント

エアコンを点検している事業者の写真

湿度のコントロールが上手くいかないエアコンを修理してもらう場合、一番大切なのが業者選び。
数多くあるエアコン修理業者でも、優良業者と呼ばれるところとそうでないところがあります。
優良業者を見極めるためのポイントは次の通り。

・実績が豊富である
業者選びでもっとも重要なのが作業実績です。業者のホームページを見ると、これまでの実績数や過去の施工事例が紹介されています。

・業者の評判を確認する
優良業者であるところは、ほとんどの場合依頼された方から高い評価を受けています。業者のホームページや口コミサイトには実際にエアコン修理を依頼された方の声が掲載されています。

・専門資格の有無を確認しておく
エアコンを修理するにあたっては電気工事士の資格が必要となります。料金が格安な業者の中には無資格で作業を行っているところもあるので注意が必要です。

コンセントの増設や移設・内外接続電線同士の接続といった作業は高度な知識と経験が伴い、素人で対処するのは不可能です。
専門資格の有無について確認できない場合は、業者に問い合わせておくといいでしょう。

・スタッフの対応が丁寧である
顧客に対して丁寧な対応を心掛けている業者ほどしっかり作業してもらえます。実際にご自宅に来たスタッフの対応に注目しておきましょう。

番外編:快適な湿度はどれくらい?

40~65%が理想

湿度計の写真

エアコンを正常に使用するには快適な湿度を知っておくことが大切です。
それでは快適な湿度とは一体何度なのでしょうか。

一般的に人間が快適に生活していける湿度とは、40~65%程度と言われています。

湿度が上昇すると湿気を感じて不快感が現れるだけではなく、体調を崩してしまうこともあります。

湿度の上昇で気を付けなくてはいけないのがカビの発生。
カビにはメチルイソボルネオールやゲオスミンと呼ばれる物質を作り、それが梅雨の時期によくある嫌な臭いの原因となっています。

また、カビの発生はアレルギー症状につながります。カビの胞子が空気中に漂っている時、それが鼻の粘膜についてくしゃみや鼻づまりを引き起こします。

さらに、カビはシックハウス症候群の原因にもなります。空気中に漂っているカビの胞子を吸い込むとめまいや頭痛といった症状が現れるようになります。

ただし、部屋の湿度が低ければいいというわけではありません。
湿度が下がりすぎても、空気の乾燥が原因で季節性インフルエンザや風邪といった症状を引き起こすことがあります。

このように季節を問わず、エアコンの湿度は一定に保つ必要があります。温度湿度計を見ながら、常に部屋の湿度環境を調整するようにしましょう。

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