戸建てのテレビアンテナ工事はどこに頼む?アンテナの種類や費用相場を解説
公開日:2026.10.24
「戸建てのアンテナ工事って、どこに頼めばいいんだろう」「いつ頃依頼すればいいのかもわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
戸建て住宅のアンテナ工事は依頼先によって費用や対応内容が異なるため、何も調べないまま工事を依頼すると、想定以上の出費につながったり、希望通りの仕上がりにならなかったりすることにもなりかねません。
本記事では、アンテナ工事を依頼する前の確認事項から、アンテナの種類、工事費用の相場、依頼するタイミング、依頼先の選び方まで詳しく解説します。
ご自身のお住まいに合ったアンテナ工事の依頼先を選ぶためにも、ぜひ最後までお読みください。
戸建てのテレビアンテナ工事を依頼する前に確認しておくこと
アンテナ工事を依頼する前に、以下の2点を確認しておくと工事が円滑に進みます。
- 設置場所と電波状況
- 現在のアンテナ・配線の状態(中古物件の場合)
それぞれ詳しく解説します。
設置場所と電波状況
アンテナ工事の前に、まず自宅周辺の電波状況を把握しておきましょう。電波状況は地域によって異なり、電波が弱い地域ではブースター(電波増幅器)の設置が必要になることもあります。
自宅周辺の電波状況は、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が提供する「放送エリアのめやす」で事前に確認できます。
参照元:A-PAB「放送エリアのめやす」
しかし、「放送エリアのめやす」で「視聴可能」と表示されていても、実際の受信状況は地形や建物の影響を受けるため、正確な状況を把握するには現地での電波測定が必要です。
現在のアンテナ・配線の状態(中古戸建ての場合)
中古戸建てを購入した場合、アンテナや配線がそのまま残っていることがあります。しかし、設置から年数が経過したアンテナは老朽化している可能性があるため、アンテナの工事を依頼する前に状態を確認しておくことが大切です。
中古戸建てのアンテナを確認する際は、以下の3点をチェックしておくと安心です。
- アンテナ本体に破損や傾き、ズレがないか
- 配線が断線、劣化していないか
- 設置時期が2011年7月以前でないか
設置から年数が経っているアンテナは地デジに対応していない可能性や、金具・ワイヤーが劣化して落下するリスクがあるため、アンテナ工事事業者に点検を依頼しましょう。アンテナが見当たらない場合は、不動産会社を通じて前の所有者に確認するのが確実です。
戸建てのテレビアンテナ工事を依頼するタイミング
アンテナ工事を依頼するタイミングは、住宅の状況によって異なります。
主なタイミングは、以下の3つです。
- 引き渡し前(注文住宅のみ)
- 引き渡し後〜入居前
- 入居後
それぞれのタイミングについて解説します。
引き渡し前(注文住宅のみ)
注文住宅の場合、ハウスメーカーや工務店の許可を得たうえで、引き渡し前にアンテナ工事を完了できることがあります。建物の工程に合わせてスケジュールを組んでもらえるため、手続きの手間を減らせるのがメリットです。
しかし、ハウスメーカー経由の工事は費用が高くなることがあります。また、建物が完成する前に工事を進めるため、設置場所の細かい調整が難しく、実際にどこに設置されるかは完成後でないと確認できない点は留意しておきましょう。
引き渡し後〜入居前
引き渡し後から入居前の期間は、アンテナ工事に最も適したタイミングといえます。家具や荷物がない状態のため配線工事がしやすく、作業員も動きやすい環境で工事を進められます。入居後すぐにテレビを視聴したい場合は、引き渡し後のできるだけ早めにアンテナ工事事業者に工事を手配しておきましょう。
アンテナ工事当日は電気が開通している状態が望ましいため、電気の開通日と合わせて日程を調整しておくと、当日の作業が滞りなく進みます。
入居後
入居している状況でも、アンテナ工事は依頼できます。すでに戸建てに住んでいる場合も、テレビが映らなくなったときや、アンテナの破損・老朽化が見られるときには、修理や交換を検討する必要があります。また、BS・CS放送を新たに視聴したい場合は、アンテナの追加設置を依頼することもできます。
ただし、テレビが映らない原因はアンテナ本体とは限りません。配線や周辺機器に問題がある場合もあるため、専門事業者に点検を依頼し、必要な工事を確認しましょう。
入居後は家具や荷物がある状態での作業になるため、工事前に作業スペースをあらかじめ確保しておきましょう。中古物件の場合は、既存アンテナの状態も合わせて確認してもらうと、受信トラブルの原因を早めに把握できます。
戸建てに設置できるアンテナの種類
戸建てに設置できるアンテナには、大きく分けると以下の種類があります。
- 地デジアンテナ(八木式・デザイン・ユニコーン)
- BS・CSアンテナ
それぞれの特徴を解説します。
地デジアンテナ(八木式・デザイン・ユニコーン)
地上デジタル放送を受信するためのアンテナは、主に3種類があります。アンテナの種類によって設置場所や受信感度、費用が異なるため、自宅の電波状況や外観の好みに合わせて選ぶことが大切です。
迷った場合はアンテナ工事事業者に相談すると、電波状況や住宅の構造に合わせた種類と設置場所を提案してもらえます。
BS・CSアンテナ
BS放送やCS放送を視聴するには、衛星放送用のパラボラアンテナが必要です。地デジアンテナとは別に設置するのが一般的です。BS放送はNHKや民放のBSチャンネルを無料で視聴できるのが特徴で、CS放送はスポーツや映画など専門性の高い有料チャンネルが充実しています。一般的な家庭ではBS・110度CS対応のアンテナ1台でBS・CS両方の放送を受信可能です。
パラボラアンテナは、従来の2K対応と4K・8K対応で見た目に大きな違いはありません。従来のBSアンテナでも一部の4K放送は視聴できますが、すべての4K・8K衛星放送を視聴するには、対応アンテナへの交換や受信設備の見直しが必要になる場合があります。
関連記事:新築のテレビアンテナはどれがいい?工事の流れや費用相場を解説
戸建てのテレビアンテナ工事にかかる費用相場
アンテナ工事の費用は、アンテナの種類や設置環境、依頼先によって異なります。
主な工事の費用目安は、以下の表をご確認ください。
※EPARKくらしのレスキュー調べ(2026年7月時点)
同じアンテナの種類でも、依頼先や地域、設置環境によって最大44,000円程度の差が生じることもあります。複数のアンテナ工事事業者に見積もりを取り、費用と内容を比較したうえで依頼先を選ぶとよいでしょう。
また、中古戸建てで既存アンテナの撤去が必要な場合は、別途撤去費用がかかります。工事を依頼する際は、撤去費用も含めた総額を確認しましょう。
関連記事:テレビアンテナ工事の費用相場はいくら?料金の内訳と業者の選び方を解説
関連記事:アンテナ撤去にかかる費用とは?費用を抑えるコツも解説
戸建てのテレビアンテナ工事の主な依頼先
アンテナ工事の依頼先には、主に以下の3つの選択肢があります。
- アンテナ工事事業者
- ハウスメーカー・工務店
- 家電量販店
それぞれの特徴を解説します。
アンテナ工事事業者
アンテナ工事を専門とするアンテナ工事事業者は、技術力・対応の速さ・費用の面でバランスがとれた依頼先です。見積もりから施工まで自社で対応している業者もあり、担当者と直接やり取りしやすい点が特徴です。急な不具合や相談がある場合でも、アンテナ工事に詳しい業者であれば状況に応じた対応を期待できます。
また、自社施工に対応している場合は、下請けを挟まずにやり取りできるため、工事内容について確認しやすいのもメリットです。しかし、保証期間や保証対象、アフターフォローの内容、費用などは業者によって異なります。
アンテナ工事事業者によって技術力や費用は異なるため、複数社に見積もりを依頼したうえで内容を比べてから決めましょう。
ハウスメーカー・工務店
注文住宅では、設計・打ち合わせの段階からアンテナの設置場所や配線について相談でき、建物の工程に合わせてアンテナ工事を進めてもらえます。隠蔽配線(壁の内部に配線を通すこと)についても相談できるため、外観をすっきり仕上げたい方に向いた選択肢です。
ただし、ハウスメーカーや工務店経由のアンテナ工事では、実際の施工を提携する業者へ委託する場合があり、費用が高くなることもあります。費用や工事内容を比較したい場合は、アンテナ工事事業者へ直接見積もりを依頼することも検討しましょう。
家電量販店
家電量販店でテレビを購入した際に、アンテナ工事を同時に依頼できる店舗もあります。アンテナの購入から設置まで一箇所でまとめて手配できるのが魅力です。
一方で、家電量販店経由の工事は、提携する事業者が施工する場合が多く、手数料が上乗せされて費用が割高になることがあります。家電量販店経由で依頼する場合と、アンテナ工事事業者へ直接依頼する場合の費用や工事内容を比較してから、依頼先を決めるとよいでしょう。
戸建てのテレビアンテナ工事に関するよくある質問
アンテナ工事を検討する際に、よく寄せられる疑問にお答えします。
- 戸建てのテレビアンテナは自分で設置できますか?
- 戸建てにテレビアンテナが不要な場合はどのような時ですか?
戸建てのテレビアンテナは自分で設置できますか?
テレビアンテナを自分で設置することは可能ですが、屋根上や高所での作業には転落の危険が伴います。また、アンテナの固定が不十分だと、強風で倒れたり落下したりするおそれがあります。
ベランダや外壁への設置でも、身を乗り出す作業や高所での作業が必要になる場合があるため、注意が必要です。安全に作業できるか判断が難しい場合は、無理をせずアンテナ工事事業者へ相談しましょう。
関連記事:テレビアンテナは自分で設置できる?必要な道具と作業手順を解説
戸建てにテレビアンテナが不要な場合はどのような時ですか?
以下のような場合は、アンテナを設置しなくてもテレビを視聴できることがあります。
- ケーブルテレビと契約している
- 光回線のテレビサービスを利用している
- インターネットでの動画配信サービス(TVer、NHKプラス等)のみで視聴する
- スカパー!などの衛星放送サービスを、光回線や対応するケーブルテレビ回線で視聴する場合
上記の方法はそれぞれ月額料金が発生するため、自分の視聴スタイルに合わせて検討しましょう。
関連記事:新築にテレビアンテナはいらない?後悔しない選び方と設置の判断基準
戸建てのテレビアンテナ工事は住まいの状況に合わせて依頼先を選ぼう
戸建てのテレビアンテナ工事は、住まいの状況や工事のタイミングによって適切な依頼先が変わります。テレビアンテナの設置を検討している方は、以下のケースを参考に依頼先を検討してみてください。
- 新築、中古物件へ引っ越す予定がある
- 既存のアンテナが古く、受信状態が気になる
- アンテナの破損や傾きに気づいた
アンテナ工事を依頼する際は、料金や対応内容を確認したうえで信頼できる事業者を選ぶことが大切です。数多くの事業者から自分で依頼先を探すには、時間も手間もかかります。「EPARKくらしのレスキュー」では、戸建てのテレビアンテナ工事に対応している事業者を探せるほか、なかには見積もり・出張・キャンセル無料の事業者や、24時間年中無休で対応している事業者もあります。戸建てへのテレビアンテナの設置を検討中の方は、まずは無料見積もりができる事業者をご検討ください。