ガス給湯器のトラブルとは?主なトラブルや具体的な対処方法について
公開日:2022.3.8 更新日:2024.4.16![ガス給湯器のトラブルとは?主なトラブルや具体的な対処方法について](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/xfWBl3txMAOEtMsKw1kz3CjmzD3IqNApDOYsi0wa.webp?v=1738721557)
お風呂のお湯を沸かす、シャワーを使用するなど、私たちの暮らしに欠かすことのできないガス給湯器。
そんなガス給湯器でも時としてさまざまなトラブルで使えなくなってしまうことも。
今回はそんなガス給湯器に起こるトラブルとその対処法についてご紹介します。
お風呂のお湯を沸かす、シャワーを使用するなど、私たちの暮らしに欠かすことのできないガス給湯器。
そんなガス給湯器でも時としてさまざまなトラブルで使えなくなってしまうことも。
今回はそんなガス給湯器に起こるトラブルとその対処法についてご紹介します。
時としてガス給湯器にはさまざまなトラブルが発生します。主なトラブルは次の通り。
・給湯器の水漏れ
給湯器から水漏れしてくることがあります。その水漏れの原因となっているのが部品の経年劣化であり、パッキンのゴムやナットなどが劣化しやすいです。その際は部品の交換が必要になります。
また、給湯器を設置された際に施工不良があると水漏れが起きやすくなります。
・お湯が使えない
給湯器を稼働させていてもお湯がなかなかでないことがあります。
その原因として多いのが水道管の凍結。外気温が0℃以下にまで下がってしまうと、内部の水が急激に冷やされることで凍結していきます。
特に日光が当たらないところは太陽の熱を受けないことから温度が低下し、凍結を引き起こしやすくなります。
そのほか、電気系統に故障や停電異常があると給湯器は正常に作動しません。
・お湯がぬるい
お湯を出しても一向に暖かくならない場合は、リモコンの設定を確認しましょう。
キッチンと同時にお湯を使っているとなかなか暖かくならないので、「優先モード」を解除して様子を見てください。
・異音がする
給湯器から聞きなれない音がする場合は、ガス漏れや不完全燃焼が起きている可能性があります。
その場合はすぐに使用をやめ、業者に連絡しましょう
そのほか、内部のファンモーターの故障で異音が聞こえることもあります。
・異臭がする
ガス管からガス漏れしていると異臭が発生します。その際は直ちに使用をやめ、業者に連絡しましょう。
ここではガス給湯器のトラブルが発生した際の対処法についてご紹介します。
最善の解決策は業者への連絡ですが、到着するまでに時間がかかりますので、自分で出来ることをやっておきましょう。
・給湯器から水漏れした時
はじめに給湯器を停止し、水漏れしている箇所を探します。そうしたら止水栓とガス栓を締めておきます。
水漏れしているままですと水道料金が上がってしまうので、止水栓は必ず閉めるようにしましょう。
もし給湯器の止水栓がどこにあるのか分からない場合は、水道やガスの元栓を閉めておきます。
・お湯が出ない時
凍結している場合は、自然解凍されるまで待つか、40℃未満のぬるま湯をかけて溶かします。
熱湯をかけると配管の破裂につながるので絶対にやらないようにしましょう。
給湯器の配管が破裂しているのを確認したら、メーターボックス内の元栓を閉めて水の流れを止めます。
地震や落雷などでブレーカーが落ちた時は、使用している電気器具をすべて止めた上でブレーカーを入れ直します。
・お湯がぬるい
寒い時期ですと暖かくなるまで時間がかかるので、一旦様子を見てください。それでもなかなか暖かくならない時は、給湯器のガス栓・止水栓を全開にしておきます。
一向に熱くならない場合は業者に連絡して点検してもらいましょう。
ガス給湯器に何かしらのトラブルが発生した際にはすぐに業者に連絡することが先決。
ただし給湯器の状態によっては交換することも必要です。交換すべきサインは以下の通り。
・設置して10年過ぎている
家庭用で使われている給湯器の耐用年数はおよそ10年とされていて、これ以上経過すると使えなくなるおそれがあります。
また、古い機種の場合ですと修理に使用する部品の製造が中止されていて修理ができなかったり、修理費用が高くついたりするため、新しい機種に買い替えてしまった方がお得になることがあります。
最新の機種の給湯器であれば省エネ効率が向上しているため、ガス代を安く抑えることができます。
・水がお湯になるまでに時間がかかる
給湯器が故障していると、水道から水を出してお湯に変わるまでに時間がかかることがあります。
お湯への変換に余計な時間をかけないためにも、新しいモデルに交換しておきましょう。
・お湯を使っている最中に水に変わる
給湯器本体が故障していると、お湯を出していても水に変わってしまうことがあります。
・給湯器から煙が出てくる
もし給湯器から煙が出ている場合は、不完全燃焼を起こしている、もしくは給湯器内部に異物が混入して燃えている可能性があります。
煙が出ている状態で使用することは安全上の観点から危険です。直ちにガス栓を締め、業者に知らせましょう。
ガス給湯器のトラブルはある程度個人でも対応できますが、内部の修理については専門業者が頼りになります。
業者をおすすめする理由としては次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者には給湯器修理の知識と経験を兼ね備えたスタッフが在籍しています。
個人ではなかなか難しいメンテナンス作業でも、業者であれば安全かつ確実に対応してくれます。
・事前準備が不要
専門業者は電話1本でご自宅まで駆けつけてくれるので非常に楽です。自分で対応するとなると必要な道具を揃えるなど、事前準備をしなければなりません。
業者に頼んだ場合にこちらがやるべきことは見積もりの確認と料金の支払いだけ。
・給湯器に関する疑問を相談できる
給湯器のことを知り尽くしたプロフェッショナルですので、日頃の予防策や万が一トラブルが再発した際の対処方法など、こちらが知りたいことに何でも答えてくれます。
疑問に思うことがあれば積極的に担当者に聞いてみましょう。
・アフターサービスが付いている
ほとんどの専門業者では給湯器の定期点検や万が一不備があった際の無償修理をはじめ、さまざまなアフターサービスを受け付けています。
サービスの内容や保証期間は業者ごとに違いますので、事前に確認されることをおすすめします。
業者にガス給湯器のトラブルを解決してもらうにあたって気になるのがその費用。
給湯器の修理費用の相場は以下のようになります。
給湯器本体:7,000~9,000円
電気系統の部品の不具合:9,000~10,000円
水制御系の機器の不具合:9,000~10,000円
安全装置の不具合:7,000~8,000円
こちらの相場は目安であり、使用されている機種やメーカーによって費用が変動することもあります。
また、これ以外にもスタッフの出張費用や給湯器の点検費用、早朝や深夜といった時間帯での割増料金などが加算されることがあります。
さらに場合によっては、修理するにあたっての工事費用もかかる場合があります。
このようにある程度のお金がかかる給湯器の修理費用ですが、少しでも安く抑える方法があります。
それは業者ごとの見積もりを比較しておくこと。
作業前に業者から提示される見積もりはとても重要で、同じ電気系統の修理でも業者によって数千円も費用が違うこともあります。
少なくとも3社以上比較しておけば、お住まいのエリアで最もお得な業者を見つけることができます。
また、割引キャンペーンを活用することもおすすめします。
インターネット申し込み限定価格や期間限定割引など、業者によってさまざまなキャンペーンがあります。利用できそうなキャンペーンがあるか確認してみましょう。