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ペアガラスへの交換なら補助金を活用しよう!補助金の種類や内容についてご紹介

公開日:2023.11.22 更新日:2024.4.22
ペアガラスへの交換なら補助金を活用しよう!補助金の種類や内容についてご紹介

住まいの断熱性能や遮熱性能を高めてくれるペアガラス。
自宅の窓ガラスをそんなペアガラスに交換したいときに利用できる補助金があることをご存じでしたか?

ここでは、ペアガラスの交換でもらえる補助金やその内容について詳しくご紹介します。ペアガラスへの交換を検討しているならぜひ参考にしてみてください。

※2023年11月現在の情報です。

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1.ペアガラスの交換でもらえる補助金とは?

国や自治体の補助金制度が使えます

補助金のイメージ写真

ペアガラスへの交換は、住宅の断熱性や防音性を高めるのに効果的です。近年では、災害や防犯への備えを目的にペアガラスへのリフォームを検討される方も少なくありません。

そんなペアガラスへの交換ですが、実はお得にリフォームできる補助金制度があるのです。

▼お得にリフォームできる補助金制度
・既存住宅における断熱リフォーム支援事業
・先進的窓リノベ事業
・こどもエコ住まい支援事業【今年度分受付終了】


では、なぜペアガラスへの交換に対して補助金が降りるのでしょうか。
政府は2050年までの「カーボンニュートラルの達成」、つまり温室効果ガス(CO2)の排出ゼロを宣言しています。温室効果ガスの多くは、火力発電所のエネルギー利用によって発生します。
省エネ効果の高い住宅の取得やリフォームに補助金を出すことで家庭の電力消費を抑え、温室効果ガスを減らそうという取り組みを行っているのです。

窓のペアガラスへの交換では、高い断熱性が期待できます。窓を断熱化すると、冬には家の中の暖かい空気をとどめておけるほか、夏には外からの熱を遮断することが可能です。
部屋の空気を無駄にしないことで冷暖房の効率が上がり、省エネへとつながるのです。

国からの補助金のほか、各自治体で独自に行っている補助金制度もあります。ペアガラスへのリフォームをお考えでしたら、ぜひ補助金制度を活用してみてください。

2.既存住宅における断熱リフォーム支援事業について

補助対象額の1/3程度が受け取れます

断熱リフォームがされた住宅の写真

「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」とは、北海道環境財団が行う補助金制度のひとつです。
財団に登録されている高機能建材を使い、15%以上の省エネ効果が見込まれる断熱リフォームを行う際に補助金が受け取れます。
窓の断熱改修(ペアガラス交換を含む)の他にも、天井や外壁、床などが対象となります。

具体的な内容は以下の通りです。

■申請する人
・戸建て住宅の所有者または所有予定者
・集合住宅の個別改修の場合は所有者または所有予定者
・集合住宅の全体改修の場合は管理組合の代表者


■対象となる住宅
・申請者が常時済むための住宅
・申請者自身が所有している住宅
・集合住宅の全体改修の場合は原則全戸改修すること


■補助金額
戸建て住宅は最大120万円、集合住宅は最大15万円/戸を限度として、補助対象となる費用の1/3程度の補助を受けることができます。

※補助対象となる費用とは、見積もりで提示された工事金額ではなく、あらかじめ決められた金額になります。

3.先進的窓リノベ事業について

補助額が大きいのでぜひ申請しましょう

リフォームがされた窓の写真

「先進的窓リノベ事業」は、2023年から始まった経済産業省による新しい補助金制度です。
ペアガラスへの交換など、断熱性の高い窓へのリフォームに対する補助によって、住宅の省エネルギー化を図ることを目的としています。

■対象事業
窓の断熱改修工事のみ


先進的窓リノベ事業の補助対象となるのは、窓のリフォームのみです。どんな窓でも補助が受けられるわけではなく、ペアガラスのような一定以上の断熱性能がある窓でなければいけません。

■対象の世帯
全世帯


■対象となる住宅
既存住宅


ドアのリフォームや新築住宅は対象外となるので注意しましょう。

■申請者
リフォーム事業者


リフォーム事業者が申請を行い、住宅所有者に全額還元されます。

■対象の工事
対象となる住宅の所有者がリフォーム業者に発注する補助額5万円以上のリフォーム工事


30万円以上の申請には、既存住宅であることを証明する書類(検査済証の写しや固定資産税の納税通知など)が必要です。

■補助金額
実施する工事の内容に応じて5万円〜200万円/戸


補助額は、窓の断熱性能のグレードによって異なります。グレードの基準となるのが、熱貫流率です。
熱貫流率とは、窓を通過する熱の量がどれくらいかを数値化したもので、数値が低いほど断熱性が高いということになります。

戸建住宅の場合、熱貫流率が1.1W/㎡K以下のものは「グレードSS」に位置付けられ、面積が1.4㎡以上であれば48,000円/枚の補助金が受けられるのです。

対して、熱貫流率が1.9W/㎡K以下の「グレードA」の場合、上記と同じ条件であれば26,000円/枚の補助となります。

先進的窓リノベ事業は、窓のリノベーションに特化しているため補助額も大きいです。ペアガラスへの交換を検討されている方はぜひ活用しましょう。

4.こどもエコすまい支援事業について【受付終了】

子育て世帯や若者夫婦世帯は特におすすめです

笑っている親子の写真

こどもエコすまい支援事業は、国土交通省・経済産業省・環境省が連携して行う支援事業です。2023年度の受付は終了していますが、来年以降再開する可能性もあるのでご紹介します。

ZEHレベルを目指した高い省エネ性能を有する住宅の取得・リフォームを対象として補助金が受け取れます。
事業名に「こども」と入っている通り、18歳未満の子どもがいる子育て世帯、又はどちらかが39歳以下である若者夫婦世帯にとって手厚い事業となります。
しかし、上限金額などは異なりますがそれ以外の世帯でも補助金を受け取ることは可能なので、対象となる場合はぜひ活用しましょう。

具体的な内容は以下の通りです。

■申請者
補助制度についてあらかじめ登録を行った「住宅省エネ支援事業者」


この支援事業では、家の持ち主などの一般消費者が申請することはできません。住宅の販売やリフォームを行う事業者で、あらかじめ事業に参加登録をした場合のみ申請できます。

■対象となる事業
・注文住宅の新築(子育て世帯・若者夫婦世帯)
・新築分譲住宅の購入(子育て世帯・若者夫婦世帯)
・リフォーム工事


■補助金額
注文住宅新築、新築分譲住宅購入の場合、100万円/戸が補助されます。
リフォームの場合、5万円から60万円が補助されます。


1申請につき補助額5万円以上が対象ですが、ペアガラス交換などの窓リフォームで「先進的窓リノベ事業」交付決定を受けている場合には、例外として2万円から申請可能です。

5.ペアガラスの交換費用

ペアガラスの交換はプロにお任せしましょう

窓ガラスの交換を行っている事業者の写真

ペアガラスの交換に使える補助金はいくつかありますが、「そもそもペアガラスの価格や交換費用はどれくらい?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
以下では、主に使用されるペアガラスや通常のガラス(90m×90cm)の価格と交換費用の相場をまとめました。

・通常のガラス:10,000~25,000円ほど
・ペアガラス(標準):15,000~35,000円ほど
・ペアガラス(スリムタイプ):20,000~65,000円ほど
・Low-Eペアガラス:25,000~80,000円ほど


Low-E膜と呼ばれる金属膜でコーティングしたペアガラスで、通常のペアガラスに比べて断熱性・遮熱性に優れています。ペアガラスは、通常のガラスに比べると価格が高いです。
ですが、断熱性に優れているため光熱費が抑えられるというメリットがあります。

また、ペアガラスの交換を専門事業者に依頼した場合は以下のような出張料と作業代が発生します。
・出張代:約3,000~8,000円
・作業代:約8,000~15,000円


標準タイプのペアガラスに交換する場合、合わせて26,000円〜58,000円ほどが相場と考えておくとよいでしょう。

ペアガラスへの交換は、知識のある方ならDIYも可能です。ですが、破損のリスクに加えて自分で交換すると補助金を受けられないという重大なデメリットがあります。
そもそも、交換した業者でなければ申請できない補助金もあるため、ペアガラスの補助金を利用したいなら必ず専門業者に依頼するようにしましょう。

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