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家具別の修理情報を紹介しますvol.2

公開日:2022.9.26 更新日:2024.4.10
家具別の修理情報を紹介しますvol.2

クローゼット、木製ラック、タンス、食器棚について、ドアが動かない、動きが悪い、傷が入ったなどの症状でお困りではないでしょうか。
これらの家具は毎日使うもののため、長く使っていると故障しやすいもの。しかし、適切なメンテナンスを行っていれば、長持ちさせられますし、トラブルが起きても簡単な修理で対応できます。

この記事ではクローゼット、木製ラック、タンス、食器棚の修理手順について解説します。

クローゼットの修理について紹介します

クローゼット扉は折れ戸が多いため、金具に負担がかかりやすい

クローゼットの折れ戸の写真

クローゼット扉の故障は、折れ戸が多く、金具に負担がかかり動きが悪くなってしまうケースが多いです。

折れ戸の場合は回転軸になる部分の1箇所に負担が集中する仕組みになっており、歪みなどがある場合、かなり大きな負担がかかります。歪みがあった場合、放置することで金具が曲がり、折れ戸が開きにくくなる、または開けられなくなる場合がトラブルの事例として考えられるでしょう。

このような場合は折れ戸を一度取り外し、折れ戸の歪みを取り除くか金具を取り替えることで対処します。折れ戸の動きの問題はほとんどの場合、この対処で改善することが多いでしょう。

この取り外しや金具の交換はDIYでできなくもないのですが、折れ戸の取り外しは難易度が高いです。折れ戸を適切に取り付けできていない場合は外れてしまい、怪我をしてしまう危険性があるでしょう。そのようなトラブルを回避するため、ちょっとしたトラブルであっても、建具業者に依頼することをおすすめします。

建具業者に依頼する場合は、ちょっとした金具のトラブル程度であれば、1万円~2万円程度で対処してくれます。少し高めに感じるかもしれませんが、建具を交換するとなれば10万円以上かかるため、そこまで高いわけではありません。

木製ラックの修理について紹介します

木製ラックの修理は、DIYでも修理できることが多い

青く塗装された木製ラックの写真

木製ラックは引き出しの形や扉の形状が様々ですが、修理の難易度は低く、DIYでも修理可能なことが少なくありません。例えば、引き出しや引き違い戸の動きの場合であれば、引き出しを取り外し乾燥させる、または傷んだ金具を取り替えることで症状が改善します。

開き戸がある場合は、開き戸の蝶番が傷んでいるケースがほとんどです。蝶番の中には、高さや奥行きを調整できる金具がついており、その調整をすることで、開き勝手の状態はほとんど改善するでしょう。

これらの修理は必要な道具はほぼなく、ドライバーがあれば作業可能なため、DIYでも簡単に取り組めます。ただし、慣れていない場合、蝶番などの調整が難しいかもしれません。その場合は、家具業者に修理を依頼するとよいでしょう。

ただし、アンティーク家具の場合は注意が必要です。市販で販売されている家具は使われる金具や作りがある程度決まっており、金具も簡単に購入できます。しかし、アンティーク家具の場合は特殊な金具や構造になっていることもあり、その場合は修理が難しい場合も。アンティーク家具の修理は必然的にコストがかかりやすいため、注意しましょう。

タンスの修理について紹介します

タンスの修理は引き出しの湿気が原因のことがほとんど/p>

洋服が収納されたタンスの写真

タンスの修理が必要になる場合、多くの場合は引き出しの開閉に問題がある場合だと考えられます。引き出しの開閉がしにくくなるのは、引き出しのレールに問題があるか、引き出しの湿気に問題があるかが考えられるでしょう。

引き出しの金具に問題がある場合は、動かすときにスムーズに動かず、何らかの引っ掛かりがあります。このような場合は引き出しかレールの状態を改善することで問題が解決するでしょう。

もう一つ考えられるのが、引き出しの湿気が原因の場合です。木製の引き出しの場合、湿気を吸収することで、木が膨張することがあります。木が膨張することで、引き出しが大きくなるため、動きが悪くなるのです。この場合は引き出しを外に出し、風通しのよい乾いた場所に半日以上置いておきましょう。引き出しの湿気が取れれば、膨張が少なくなり、問題が解決します。

開き戸の動きが悪い場合は、蝶番が原因のことが考えられます。蝶番の調整をするか交換をすることで対処しましょう。また、桐を使った高級タンスを使用している場合は一般的なタンスの場合と比べて修理費用がかかるため、注意が必要です。

食器棚の修理について紹介します

食器棚は傷や凹みなどができやすい

食器棚の取っ手の写真

食器棚は、毎日食器を置く場所のため、他の家具と比べると食器によって細かい傷や凹み、塗装の剥がれがつきやすい部分です。少々の傷は、何もせずとも機能面で支障はありませんが、気になるのであれば、補修する方法もあります。

たとえば、補修ペンを使う方法や補修テープを使う方法です。これらの方法を使って傷を隠せます。また業者に依頼するのも選択肢です。業者であれば、補修した痕跡がほとんど分からなくなるレベルで補修してくれるでしょう。ただし、あくまでこれらの対策は傷を隠しているだけのため、何かの拍子に剥がれる可能性があることにも注意が必要です。

凹みができている場合は、自分できれいに補修するのは難しいため、業者に任せましょう。傷や汚れが気になる場合は、シートを敷いておくのもおすすめです。シートを敷いておくことで、汚れや傷を防げるため、食器棚をきれいな状態に維持できます。毎日の使用でどうしても傷は避けられないため、予防策を整えておくことが大切です。

家具別の修理情報まとめvol.2

大切な家具は適切な補修で長持ちさせられる

木製ラックの引き出しを開けている写真

この記事ではクローゼット、木製ラック、タンス、食器棚でよくある修理事例や対処法について、お伝えしました。

大切な家具は長く使っていれば、トラブルなど起きることはありますが、日々のメンテナンスである程度予防できます。

また、補修も可能なため、適切に補修していれば、大切な家具を長持ちさせて利用できるでしょう。

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