掃除機の捨て方9選|無料回収やお得に処分する方法
公開日:2025.3.31
掃除機はモデルや活用シーンによってさまざまなタイプがあり、その処分方法についても異なります。処分するときには自治体のルールだけでなく、リサイクルの観点や費用面についても考慮するのが望ましいです。
ここでは掃除機の捨て方について、ゴミとしての分類方法についてや費用の目安などを含めてわかりやすく解説します。
掃除機はモデルや活用シーンによってさまざまなタイプがあり、その処分方法についても異なります。処分するときには自治体のルールだけでなく、リサイクルの観点や費用面についても考慮するのが望ましいです。
ここでは掃除機の捨て方について、ゴミとしての分類方法についてや費用の目安などを含めてわかりやすく解説します。
掃除機を処分する方法によって、費用や手続きが異なります。ここでは代表的な9つの方法を確認し、それぞれのメリットやデメリットを把握しましょう。
掃除機は日常的に利用する家電ですが、いざ処分するとなると、どの方法が自分に合っているのか悩む方も多いものです。まずは掃除機のサイズや状態を確認し、自治体のゴミとして出すならば、粗大ゴミ扱いになるのか、一般ゴミ扱いになるのかを判断します。
さらに、販売店の回収サービスなどの民間サービスも掃除機の種類によって対応が異なるため、事前にチェックしましょう。それぞれの方法の特徴をつかむと、自分に合った捨て方を選びやすくなります。
1辺が30cm未満の小型掃除機は、不燃ゴミや可燃ゴミとして回収される場合があります。この場合、自治体のホームページや窓口で回収日や分別ルールを確認してください。
普通ゴミで処分するメリットは、費用がかからないケースが多い点です。ただし、指定袋での梱包やバッテリーの取り外しなど、細かいルールが定められている場合があります。事前に注意点を確認し、トラブルのないように心掛けたいものです。
もし自治体の規定する普通ゴミとして出せない場合には、他の方法を検討する必要があります。特に旧来の大型の掃除機は、普通ゴミで処分できない可能性が高いですから、あらかじめ他の方法についても調べておくと、スムーズに処分できます。
自治体の粗大ゴミとして出す場合には、事前に電話やインターネットで回収を申し込む必要があります。一般的に指定の粗大ゴミ処理券を購入し、対象物に貼り付けます。手順は自治体によって異なるため、公式サイトで詳細を確認してください。
さらに、粗大ゴミの回収は月に数回程度しか実施されないことが多く、搬出場所や時間も厳格に定められていることが多いです。
粗大ゴミとして捨てる場合には、他の大型不用品と合わせて処分すると申込の手間を抑えられますが、自治体によっては個数や品目制限があります。
処分の手間はかかるものの、比較的安い費用で処分できる点がメリットです。
小型家電回収ボックスは、市役所などの公共施設や家電量販店に設置されています。レアメタルや貴金属のリサイクルを目的としており、掃除機が対象の場合、無料で処分できます。
ただし、掃除機のサイズや重量次第で対象外となる場合もあるため、事前に対応状況を調べておくと安心です。
また、掃除機付属のコードやフィルターなどもそのまま入れて良い場合がある反面、電池やバッテリーを取り外すよう注意されることもあります。自治体や施設ごとに規定が異なるため、不明点は回収ボックスの設置者に問い合わせましょう。
家電量販店では、新しい掃除機の購入時に不用になった掃除機を引き取るサービスを提供している場合があります。購入と処分を同時に行えるため、忙しい方にとってメリットがあります。
ただし全てが無料キャンペーンとは限らず、リサイクル料金や手数料がかかる場合もあります。
家電量販店に引き取りを依頼する場合には、購入店舗でなくても対応してもらえるかも、確認したい事項です。店舗によって回収方法や引き取り時期が異なるため、スタッフに問い合わせておくとスムーズに処分できます。
比較的新しいモデルや目立った傷が少ない掃除機であれば、リサイクルショップでの売却を検討できます。高性能モデルであれば高額査定の可能性がありますが、基本的には中古相場に基づいた価格になります。
リサイクルショップは、動作品であれば、多少の使用感があっても買い取ってもらえるところが多いものです。ただし、一部に破損があったり吸引力が著しく低下している場合には、値段がつかないことも考えられます。
また、店舗によっては出張買取にも対応していますので、大型掃除機であれば持ち込みの手間が省けます。他の不要になった家電と一緒に売ると、まとめ買い価格として査定額が上がる場合もあります。
フリマやネットオークションでは、直接取引のため、リサイクルショップよりも高値で売れる可能性があります。出品時に型番や吸引力、メンテナンス状況などを詳しく説明し、写真を掲載すると、高値が期待できます。
個人間取引の場合、発送の手間や費用がかかる点に注意しなければなりません。出品時に配送方法や梱包について明確にしておき、着払いもしくは送料込みの設定についても、想定送料を正確に把握しておくと、購入トラブルが起きにくくなります。
動作確認やクリーニングもきちんと行い、良好な状態を保っていることをアピールすると、購買意欲が高まります。購入者とのやり取りもスピーディーに行い、早期に売れない場合には価格設定を見直すなど、柔軟に対応するなどの工夫が必要です。
メーカーや販売店では、新規購入と下取りを組み合わせたキャンペーンが行われることがあります。期間限定のセール時期などでは、下取り額や割引率が高くなることも多いです。
下取りと抱合せで新しく購入する掃除機の対象機種や条件は決まっていることが多いですから、事前にホームページや店頭で確認すると安心です。
比較検討の際には、下取り額やキャンペーン特典だけでなく、新しい掃除機の性能や価格も含めて総合的に判断するようにします。
まだ正常に作動する掃除機であれば、知人や友人などに譲るのも一つの方法です。見知った間柄であれば気軽に譲渡しやすく、有効活用してもらいやすいものです。
譲り渡す側も、誰かの役に立てられたという実感を伴いやすいと言えます。引っ越しや就職などで掃除機が必要そうな人が身近にいれば、声を掛けてみると良いでしょう。
あらかじめ動作状況や使用年数、メンテナンス状況を伝えておくと、後々のトラブルの防止になります。
引っ越しや大掃除など大量の不用品が出る場面で掃除機も処分したいのであれば、不用品回収業者にまとめて依頼するのも一案です。
一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている業者や市町村の委託している不用品回収業者であれば、処分方法についても熟知しているので、安心できます。
回収費用は業者や地域で異なるため、複数社から見積もりを取ると良いでしょう。急ぎの作業や即日回収を依頼する場合には、追加料金が発生することがあります。口コミでの評判や、環境省の定める認定事業者に該当するかどうかも確認すると、不安がありません。
掃除機は自治体により、不燃ゴミ、粗大ゴミ、小型家電リサイクル法の対象として扱われます。掃除機をどのゴミ分類に出すかは、自治体によって扱いが異なる場合があります。
実際に捨てる前に、ご自身の住む自治体のホームページや資源ゴミカレンダーで確認するのが大切です。
自治体によっては、小型家電回収ボックスを設置している場合もあります。もし自治体の回収方法が利用できないようであれば、民間の有料回収の方法も検討するべきでしょう。
小型家電リサイクル法は、スマートフォンやデジタルカメラなどの小型家電に含まれる有用な資源をリサイクルするための法律です。回収対象は28品目が定められていますが、ほとんどの家電製品が回収の対象になっており、電気掃除機もこの中に含まれています。
小型家電リサイクル法の下では、自治体も積極的に回収を促しており、無料の回収ボックスを設置するなどの工夫がされています。
ただし、回収ボックスの投入口は小さく、掃除機のサイズによっては対象外のこともあるためサイズなどの条件を確認しなければなりません。
また、この法律は資源の有効活用にとどまらず、環境負荷の低減も目的としています。不要になった掃除機が再資源化されることで、資源を有効活用でき、環境保全にも貢献できるのです。
令和3年3月の消費者動向調査によれば、61.2%の人が故障をきっかけとして掃除機を買い替えています。同調査の結果を踏まえると、掃除機の寿命は7.2年とされています。
加えて、掃除機の補修用性能部品の保有期間は6年と定められているため、購入から6年以上経過していると、修理が難しいと考えられます。
寿命が近づいているサインは、次のようなものです。
・電源が入らない・途中で止まる
・吸引力が低下している
・異臭がする
フィルターやヘッド部分の詰まりをチェックしても症状が改善されないならば、本体の経年劣化が進んでいる可能性があります。このような場合は、発火などのトラブルが起きる前に、買い替えるほうが安心です。
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自治体と業者での粗大ごみやゴミの処分方法の違い
掃除機の処分方法は多岐にわたります。費用や手間、環境への配慮などを考えながら自分に合った方法を選ぶのが大切です。処分するだけでなく、リサイクルショップへの売却やフリマへの出品、知人や友人への譲渡などの方法は、誰かの役に立てる満足感も得られます。
掃除機の適切な処分は、環境負荷の軽減にもつながります。小まめなメンテナンスや買い替えのタイミングを意識して、上手に掃除機と付き合っていきたいものです。