本文へ移動

鹿の被害にお困りの方へ!具体的な鹿の駆除方法や有効な対策方法を解説

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.15
鹿の被害にお困りの方へ!具体的な鹿の駆除方法や有効な対策方法を解説

畑の農作物を荒らしてしまう厄介な鹿。狩猟人口の減少や個体数増加などの要因で被害が増えつつあります。
今回はそんな鹿を駆除する方法や自分でもできる予防策についてご紹介します。
さらに業者による鹿駆除の費用についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害獣駆除110番

1.鹿の生態

鹿が持つ特徴についてご紹介します!

木陰で休むシカの写真

鹿の対策を行うにあたって、まずは鹿の生態について詳しく知っておく必要があります。彼らの生態を知ることは今後の被害を予防するヒントになります。

・生息地
日本列島に生息している鹿は二ホンジカと呼ばれ、北海道から九州に掛けて広く分布しています。

・体格
大型動物であり、体長は110〜170cm程度、体重は40~110kgあります。寒暖な地域に生息する個体ほど体が大きい傾向があり、エゾシカの雄の体重は約130kgもあります。
また、季節ごとに体毛の色が変化していき、春から夏は体毛に白い斑点が見られ、秋から冬には全体がこげ茶色へと変わっていきます。

・繫殖期
鹿の繫殖期とされるのは8〜10月の2カ月です。8月の終わりになると雄は自分をアピールするために、体に尿をして自分のにおいを拡散させようとします。
繫殖期には雄は特徴的な声を上げ、なわばりの主張を行います。

・食性
鹿は草食動物であり、1,000種類以上の植物を食べると言われています。最近では鹿が増えすぎたことから鹿の食べ物が減り、以前は食べなかった植物まで食べるようになっています。
また、山間部に食べ物がなくなると人里まで食べ物を探しに降りてきます。

・行動
鹿は昼行性の生き物であり、活動範囲2㎡と狭い範囲内で行動しています。

2.鹿がもたらす被害

鹿による主な被害についてご紹介します

キャベツ畑の写真

近年では捕獲数自体が減少傾向にあることから、鹿による被害が増えてきています。
主な被害は次の通り。

・森林への被害
林野庁が発表した令和元年度の主要な野生鳥獣による森林被害面積では、鹿による枝葉の食害や剥皮被害が全体の約7割以上にも上っています。
これは単に山林の生態系の維持、再造林に影響を与えるだけではなく、土壌流出などによる森林の有する公益的機能に支障をきたす原因にもなっています。
実際に北海道では国有林がエゾシカによる剥皮被害を受けた事例が数多く報告されています。
また、山林には鹿にとっての天敵がほとんどおらず、熊ですら鹿を食べようとしません。そのため、現状では自然淘汰に頼る他ないという状況になっています。

・農作物への被害
もう一つ深刻なのは農作物への被害です。前述したように鹿はあらゆる植物を食べるので、当然人が育てた野菜や果物まで食べようとします。麦や白菜などの葉菜や大根などの根菜、豆類までも狙われています。
最近では温暖化の影響で積雪量の少ない地域が増えたことから、鹿の行動範囲が拡大し、人里まで降りてくるようになりました。
このように鹿はあらゆる農作物を食べようとします。そのため、農作物を育てていたり、近くに農作物が実っていたりする場合は要注意です。

3.鹿を駆除するには

鹿の効果的な駆除方法についてご紹介します!

正面を向いているシカの写真

深刻化している鹿による被害ですが、ご自身で対応できないわけではありません。ここでは個人でもできる鹿の駆除方法についてご紹介します。

・罠で捕獲する
鹿の駆除方法で一番確実なのは罠を仕掛けておくこと。本来鹿の駆除は狩猟免許を持っていることが条件になりますが、敷地所有者の許可を持ち、自治体の定める狩猟期間内であれば免許がなくても駆除することができます。
鹿を始めとした害獣の罠には害獣捕獲器を使います。こちらはホームセンターやインターネット通販などで購入することができます。
他にも有毒な硝酸塩を含んだ餌を摂取させて駆除する方法の研究が進められていますが、実用化の目途は立っていません。

・光や音で追い払う
鹿は強い光を苦手としているため、青色LEDを設置しておくと追い払うことができます。また、超音波は野生の動物たちにとって苦手な音を出すので、害獣撃退器も役に立ちます。
このほか、鹿はオオカミが天敵であるため、オオカミの鳴き声を流したり、オオカミの尿のにおいを撒いたりすることで追い払えます。
ただし、これらの効果が出るまでには2週間から4週間程度を必要とします。

・水をかける
水をかけて追い払う方法もあります。赤外線センサーで動物を感知し、水をかける装置がありますので、試してみるのも手です。

4.鹿を寄せ付けない予防策

鹿を寄せつけないためにできることをご紹介します!

高電圧危険とかかれた看板の写真

立て続けに起こる鹿による被害を減らしていくには、個人で予防策をとることが大切です。
ここでは手軽にできる鹿による被害の予防策をご紹介します。

・忌避剤を使用する
忌避剤には鹿を始めとする害獣が苦手な成分が含まれていて、一定の効果があります。購入される前にその商品が鹿に効果があるかどうか確認しておきましょう。

・唐辛子成分を使用する
鹿は唐辛子の成分を苦手としています。最近では唐辛子を使った線香などが発売されていて、気軽に入手できるようになっています。
ただし、使用しているうちに鹿が慣れていき、効果がなくなる場合もあります。

・柵や電気柵を使用する
鹿が敷地内に入ってこないようにするには柵を設けておく必要があります。鹿は自分の背の高さよりも高い柵であっても、飛び越えてしまう可能性がありますので、設ける際にはそのあたりのことに注意しておかなければなりません。
通常の柵であれば1.5~2m程度の高さがあると鹿の侵入を防ぐことができます。
また、電気柵であれば通常の柵より低くても効果があります。電気柵に鹿の体が触れた時点で強力なショックを与えるので、鹿を驚かせて追い払うことができます。
ただし、子鹿のように体が小さいとくぐり抜けてしまいますので、ポールやワイヤーの間隔を調整するなど工夫しておきましょう。

5.鹿駆除を依頼した場合の費用相場

業者の費用相場についてご紹介します!

眠そうにするシカの写真

鹿は個体数が多く、個人ではなかなか駆除が難しいこともあります。また、鹿の駆除作業には狩猟免許が必要となる場合がありますので、素人ではなかなか手が出しづらいのが実情です。
そんな時におすすめしたいのが害獣駆除の専門業者。鹿駆除に精通したプロですので、安全かつ確実に作業してもらうことができます。

鹿を始めとする害獣の駆除の料金相場はおよそ約100,000円~200,000円と言われています。ただし、これはあくまで目安なので、作業場所によってはこれよりも高くつく可能性があります。

このようにある程度の費用がかかる鹿の駆除ですが、そんな費用をお得にする方法があります。それは業者の作業実績を把握すること。
同じ料金体系であっても、作業実績が豊富な業者の方が確実に駆除してもらえます。具体的な作業事例については業者の公式ホームページにて掲載されていますので、よく見ておきましょう。
また、インターネットの口コミサイトには利用者の声が掲載されています。これらの情報についても一度目を通しておくといいでしょう。

もう一つは作業見積もりをしっかりと確認すること。悪徳とされる業者ですと、後からオプションと称して次々と追加料金を請求してくる場合があります。ですので、作業内容とそれにかかる料金はしっかり把握しましょう。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害獣駆除110番

害獣駆除の新着記事

おすすめ記事