害鳥駆除について紹介しますvol.2
公開日:2021.12.2 更新日:2024.4.10
ヒヨドリ・セキレイ・ユリカモメ・トンビによる被害でお困りの方もいるのではないでしょうか。それぞれの鳥に生態や特徴が異なり、個別での対策が欠かせません。
この記事ではヒヨドリ・セキレイ・ユリカモメ・トンビの危険性や対策について解説します。この記事を読めば、それぞれの鳥に対してどのように対策するべきか、その方法がわかるでしょう。
ヒヨドリ・セキレイ・ユリカモメ・トンビによる被害でお困りの方もいるのではないでしょうか。それぞれの鳥に生態や特徴が異なり、個別での対策が欠かせません。
この記事ではヒヨドリ・セキレイ・ユリカモメ・トンビの危険性や対策について解説します。この記事を読めば、それぞれの鳥に対してどのように対策するべきか、その方法がわかるでしょう。
ヒヨドリは全長28cmと非常に小柄な鳥で、見た目にもかわいらしく人にも懐く性質があります。しかし、農作物、特に果物や野菜を食べるため、害鳥として認定されました。
雑食のため多くのものを食べられますが、主に果物や野菜を食べます。特に好むものが柑橘系のものやアブラナ科のキャベツなどです。そのため、これらの農家の人にとってはかなり対策が必要な鳥だと言えます。
カラスなどよりも小型の鳥のため、被害を防ぐためには目の細かいネット30mm以下のネットでなければ効果が期待できません。これらのネットを周囲に張り巡らせることが大切です。
さらにヒヨドリは苦手な色や音などがなく、他の鳥では効果があるような対策があまり効果的ではありません。カカシなども効果がないわけではありませんが、すぐに慣れてしまうため、こまめに対策を切り替える必要があるでしょう。ただし、防鳥ネットは価格が高くなるため、コストをかけたくない場合もあるでしょう。しかしヒヨドリの被害はかなり甚大なもののため、万全の体制を整えることが大切です。特にキャベツやみかんを育てている農家の場合は決して無視できません。
セキレイは巣による被害が懸念される鳥です。セキレイは川や海岸線沿いに巣を作ることが多い鳥ですが、街中に巣を作ることもあります。
セキレイが巣を作ってしまうと、ヒナや親鳥の鳴き声による騒音被害やフンにより周囲を汚してしまう危険性があるでしょう。フンには雑菌が多く含まれており、鳥による寄生虫の被害のリスクがあります。
またノミやダニも多く生息しているため、健康被害が起きる可能性があるでしょう。一度巣を作られてしまい、卵が生まれているような場合は個人の判断で取り除くことができません。鳥獣保護法の対象のため罰金や懲役の可能性もあります。そのため、セキレイに巣が作られないよう防止する策が大切です。
セキレイに巣を作られないようにするためには、カラスやタカの人形や光物を置く対策が有効です。これはセキレイだけではなく、ハトやスズメの対策にもなるでしょう。
また、セキレイは縄張り意識が強い鳥で、縄張りに入った他の鳥を攻撃することがあります。車のミラーやガラスに映った自分を敵としてみなして攻撃行動をとることもあようです。このような被害も懸念されるため、セキレイが近くにいるような場合は鏡を閉じるなど対策をしましょう。セキレイによるフンの被害を車が受けることもあります。
ユリカモメはユーラシア大陸から渡り鳥の1種で冬の頃に渡り鳥として日本にやってきます。対象は日本国内全体にわたり、特に京都の鴨川はユリカモメが渡り鳥としてやってくる有名な場所です。
ユリカモメは日本で巣を作ることはなく、警戒心が強い鳥のため日本で被害にあったという報告はほとんどありません。ヒヨドリやセキレイ、ハトやスズメなど巣を作られるような生き物の場合フンによる感染症や美観を損なう危険性、ノミやダニの被害などが懸念されますが、ユリカモメの場合はそのような心配とは無縁だと考えてよいでしょう。
ユリカモメは警戒心が強い生き物のため、繁殖について詳しい研究がまだそれほど進んでいません。詳しい生態については今後の研究が待たれるところでしょう。
ユリカモメは群れで生活することが多く、見た目にも美しい鳥のためエサを与えたくなるかも知れません。しかし、ユリカモメに無闇にエサを与えないようにしましょう。というのも、ユリカモメは群れで他の鳥のエサを奪い取ることもあり、「海の海賊」と呼ばれるほどの攻撃性を見せることもあるからです。エサさえ見せなければユリカモメの危険性はそれほど高くありません。
トンビは猛禽類で人の食べ物や死肉、ゴミなどを食べる雑食性の鳥です。もともとは臆病な鳥のため、人に襲いかかることはないのですが、エサが少なくなってきた、また人慣れした個体が出てきたことが理由で、エサを持っている人間を狙って襲いかかってくることがあります。
トンビに食べ物を狙われないようにするためには、トンビにエサを見せないことが大切です。トンビは視力が人の7倍ほどあり、人が見えないような範囲からエサを狙うことがあります。そのため、そもそも視界にエサを入れないよう、傘をして視界を遮る、または庇などで見えないようにすることが効果的です。
また飛行速度は早いものの、直線状に飛ぶため、一直線になるような通り道を作らないことも対策として効果的でしょう。もともと1羽で行動することが多い鳥ですが、群れで行動することもあります。しかし、統率は取れておらず、群れだからと警戒する必要はそれほどありません。
トンビは人の食べ物を狙うこともありますが、猛禽類のため、生きたペットなどを狙うこともあります。小型犬などはまれではありますが、狙われることも。トンビは田舎に多く生息しており、都会では見かけることは少ないです。しかし、田舎でトンビがいるような地域であれば、トンビには注意する必要があるでしょう。
この記事ではヒヨドリ・セキレイ・ユリカモメ・トンビの危険性やその対策について解説しました。それぞれの鳥でその危険性や取れる対策は変わります。そのため、それぞれの特性を踏まえて対策することが大切です。
この記事を参考にこれらの鳥の適切な対策を行い、被害を防ぎましょう。