【チェックリスト付き】家にネズミがいるか確かめる方法!
公開日:2023.12.28 更新日:2024.4.22
「もしかして家にネズミがいるかも」と感じても、確かめる方法が分からないことがありますよね。ネズミは健康に悪影響を与える可能性もあり、ネズミがいるなら駆除などの対応が必要になります。
この記事では自宅にネズミがいるかどうか確かめる方法をチェックリスト付きで解説します。
「もしかして家にネズミがいるかも」と感じても、確かめる方法が分からないことがありますよね。ネズミは健康に悪影響を与える可能性もあり、ネズミがいるなら駆除などの対応が必要になります。
この記事では自宅にネズミがいるかどうか確かめる方法をチェックリスト付きで解説します。
「自宅でネズミを見たことがないので、うちにはいないだろう…」と思うのは時期尚早です。
ネズミは夜行性であり、実は警戒心が強いことでも知られているので、人前に姿を見せることはほとんどありません。
実物がいなくても、家にネズミがいるのか確かめる方法はあるので、8つのチェック項目としてまとめました。誰でも簡単にネズミがいるかどうか確かめられるものなので、ぜひ利用してみてください。
・食料品や袋のかじられた跡がある
・家の中の壁もしくは穴に隙間がある
・家の中にフンが落ちている
・自宅でダニに刺されることが増えた
・自宅で急な停電があった
・近所で建物の解体もしくは、ネズミの駆除が行われた
・天井裏や壁で削られているような音がする
・天井裏でカサカサと何かが動く音や鳴き声がする
ネズミが建物内に侵入してくるのは、食べ物を求めてのことであり、壁の穴や通気口といったすき間から侵入します。
そしてネズミの身体にはイエダニが付着しており、住宅内で繁殖するので、ダニに噛まれることが多くなってしまいます。
柱や壁をかじるのはネズミが前歯を研ぐためであり、急な停電はネズミが壁の中の配線をかじることでブレーカーが落ちるからです。
これらのチェックリストに一つでも当てはまる場合はもしかするとご自宅にネズミがいる可能性があります。一度ネズミ駆除の専門事業者に相談してみることをおすすめします。
ネズミはどのような環境でも住み着くわけではなく、やはり居心地のいい環境を求めています。
近所でネズミが出る話を聞いた事がなかったとしても、居心地のいい状態であれば住み着いてしまうと理解しておきましょう。
では、どのような環境がネズミにとって居心地がよくなってしまうのでしょうか。
・自宅に侵入口がある
なによりも、ネズミが進入する侵入口があるかどうかが重要になってきます。
侵入口といっても、その大きさは小型のネズミであれば1.5センチ程度あれば可能であり、歯でかじることによって、すき間を拡げて侵入することができます。
開いた窓や玄関のドアといったすき間はもちろん、エアコンの室外機や配管、通気口、換気扇など外とつながっている穴であれば、すべて侵入口となり得ます。
・ネズミにとって居心地のいい環境を作らないことが必要
ネズミが家の中に侵入してくるのは、エサを求めているからです。そのため、生ごみはしっかり封を閉じて、ふたの付いたごみ箱に捨てるようにしましょう。
人間の食べる食料だけではなく、ペットのエサの食べ残しや、せっけん、植木などもエサになってしまうので、取り扱いには注意してください。
・巣づくりになるような材料を置かない
ネズミは段ボールや紙類、衣類のようなものを巣の材料にするので、これらのものはできる限りふたが付いた密閉ケースにしまうようにしましょう。
・家の隙間をふさぐ
ネズミが住み着く前の状態であれば、パテなどですき間を防ぐ方法が効果的です。
しかし、わずかなすき間を見つけるのは至難の業であり、業者に依頼する方が確実といえます。既に侵入してしまっている場合はこの方法でネズミを駆除することはできないため、業者に依頼し、ネズミの駆除から侵入させないような対策まで取ってくれます。
自宅内にネズミがいるのは何となく気持ちが悪いというだけではありません。ネズミが家にいることにより、そこに住む人々の健康に悪影響を与えることがあります。
■ネズミはさまざまな病原菌を持っている
野生のネズミはさまざまな病原体を持っており、住宅内に侵入してくることで、人間の身体にも影響を与えます。
次に挙げるのは、ネズミがいることで罹患してしまう可能性のある病気です。
①鼠咬症
②ブドウ球菌感染症
③レンサ球菌感染症
④カンピロバクター症
⑤アルコバクター症
⑥レプトスピラ症
⑦サルモネラ症
この中でよく耳にするのは、サルモネラ菌でしょう。サルモネラ菌に侵されると、吐き気や腹痛、高熱、下痢などの症状が出ます。
重症化した場合の致死率は0.2~0.5%となっています。
■ネズミの持つウイルスによる健康被害
ネズミの持っている代表的なウイルスとして挙げられるのは、ハンタウイルスです。人間の体内に入ると、腎症候性出血熱やハンタウイルス肺症候群を引き起こし、発熱や頭痛、呼吸困難などの症状を引き起こします。
腎症候性出血熱については、致死率が5~15%、ハンタウイルスの致死率は40~50%と高い確率となっています。
現代の日本ではかかりにくいとされていますが、免疫力が低下している子どもや高齢者は注意した方がいいでしょう。
ネズミを駆除するには自力もしくは専門事業者に駆除を依頼する方法があります。
ただし、いずれの場合もいえることは、侵入口がある限りはネズミはやってくるということです。
そのため、殺鼠剤を使うだけでは、ネズミの死骸と害虫が増える一方となってしまうでしょう。
■自力でネズミ駆除をする方法
最もおすすめなのは、粘着シートによる方法です。この方法は、警戒心の強い種類のネズミにも効果的であり、家屋に死骸が残ることもなく、薬害を気にすることもありません。
そのため、子どもやペットのいる家庭でも取り扱いやすいといえるでしょう。
さらに、どのくらのシートを使用するかによっても違いますが、その他の駆除方法と比べてコストが掛からないといえます。
粘着シートごと捨てられるので、処分もしやすく、他の方法と比べて手軽にネズミの駆除ができます。
この他にもネズミを駆除する方法はいくつかありますが、効果が出るのが遅かったり、薬剤を使うと子どもやペットが誤飲してしまったりする可能性もあります。
デメリットがありながらも、効果がそこまでないというのもおすすめできない理由となっています。自力でネズミを駆除するのは難しく、最終的には専門事業者に依頼する方が確実といえるでしょう。
自力でネズミの駆除をしていた人でも、結局は専門の駆除事業者に依頼することが多いようです。
プロに依頼するときに大事なことは複数の事業者から見積もりを取るということ。
同じネズミの駆除を行っている事業者であっても、料金はバラバラであり、かなりの差があるからです。
普段利用しないサービスということもあり、相場が分かりづらいので、複数の事業者から見積もりを取らないと詐欺まがいの業者に出会ってしまう可能性もあります。
1社しか見積もりを取らないと相場を知ることができないので気を付けましょう。
■ネズミ駆除の相場とは
ネズミ駆除の相場は建物の種類によっても違います。
・一戸建て:3万から20万ほど
・マンションやアパート:3万から15万ほど
・店舗:10万から50万ほど
料金に幅があるのは、施工面積やネズミによる被害状況に応じて費用が変わってくるからです。また、予算によっても一部を駆除する、もしくは全部を駆除するなどを決められます。
しかし、一部を駆除したとしても、根本的な解決とはならないでしょう。
ネズミの駆除については早期発見し、すぐに駆除することが必要です。賃貸の場合は、ネズミを発見した場合は管理会社もしくは大家に相談するようにしてください。