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玄関の鍵をキーレスに交換するには?種類・費用と後付け時の注意点

公開日:2026.8.4
玄関の鍵をキーレスに交換するには?種類・費用と後付け時の注意点

「玄関の鍵をキーレスに交換したい」
「カードキーや暗証番号錠にしたいけれど、自分の家に後付けできるのかわからない」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

キーレス錠は、鍵を差し込まずに玄関を開け閉めできる便利な設備です。鍵を取り出す手間を減らせるだけでなく、施錠忘れや合鍵の不正複製対策にもつながります。
一方で、電池切れや締め出し、取り付けできないドアの存在など、交換前に確認すべき点もあります。

この記事では、玄関に使えるキーレス錠の種類、交換するメリット・デメリット、費用相場、自分で後付けできる範囲と鍵屋へ相談したほうがよいケースまで解説します。
自宅の玄関に合うキーレス錠を判断するための参考にしてください。

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玄関に使えるキーレス錠の種類

カード型のカギをかざして玄関を解錠する男性の手元写真

玄関に使えるキーレス錠には、カードや暗証番号、スマートフォンなどで解錠するタイプがあります。まずは種類ごとの特徴を確認していきます。


  • カードキー
  • リモコンキー
  • 電子式暗証番号錠
  • メカニカル式キーレス錠
  • ボタンタイプ
  • スマートロック・スマートフォンキー
  • 生体認証錠(指紋認証・顔認証など)

それぞれ詳しく説明します。


カードキー


カードキーは、磁気カードやICカードの情報を錠前側の読み取り部で照合し、玄関を解錠する仕組みです。操作方法は製品によって異なり、カードをかざすタイプのほか、読み取り部分に通すものや差し込んで使うものもあります。
ホテルの客室ドアやマンションの共用部で見かける印象が強い鍵ですが、戸建て住宅の玄関ドアでも選ばれています。

カードタイプの鍵は薄く、財布やパスケースに入れて持ち歩きやすい点が特徴です。鍵穴に鍵を差し込んで回す動作がないため、玄関前での操作も比較的スムーズに行えます。ただし、磁気カードは磁気不良、ICカードは読み取り不良が起こることがあり、曲がりや割れにも注意が必要です。

玄関で毎日使う鍵として選ぶなら、カードの耐久性や再発行方法を事前に確認しておくことが、交換後の使い勝手に関わります。
家族で使う場合は、登録できる枚数や追加カードの発行にかかる期間も確認しておくと、紛失や破損が起きたときに対応しやすくなります。


関連記事:カードキーの仕組みとは?メリットや取り付けにかかる費用相場などを解説


リモコンキー


リモコンキーは、専用リモコンのボタンを押して玄関を施錠・解錠するタイプです。車のキーレスキーに近い仕組みで、鍵穴に鍵を差し込んで回す操作はありません。

カードキーやボタンタイプと異なり、玄関ドア側ではなく手元のリモコンを操作して使います。製品によって反応する距離は異なりますが、リモコン本体から施錠・解錠の操作を行う点が、ほかのキーレス錠との違いです。


関連記事:リモコン/スマートキーとはどんな鍵?メリットや取り付け方法などを解説


電子式暗証番号錠


電子式暗証番号錠は、あらかじめ設定した番号をテンキーやタッチパネルに入力して玄関を解錠するタイプです。カードキーやリモコンキーのように専用の鍵を使わず、登録した番号で開ける点が大きな違いです。
電子式の暗証番号錠には、入力する数字の位置が毎回変わるランダム配列機能を備えた製品もあります。
タッチパネルに残った指紋や、ボタンの摩耗から番号を推測されるリスクを抑えやすいため、玄関用として選ぶなら番号入力部分の防犯対策があるかを確認しておくことが大切です。


関連記事:暗証番号式の鍵とはどんなもの?メリットや取り付けにかかる費用相場などを解説


メカニカル式キーレス錠


メカニカル式キーレス錠は、電池や電気を使わずに暗証番号で玄関を開けるタイプです。金属のボタンを押すと、錠前内部の部品が動き、機械的に施錠・解錠できる仕組みになっています。

代表的な製品には、長沢製作所の「キーレックス」があります。電子式の暗証番号錠と違い、電池切れや停電で操作できなくなる心配がありません。玄関用として選ぶなら、電池交換や配線工事が不要な点が、ほかのキーレス錠との大きな違いです。

一方で、電子式のような警報機能やランダム配列機能など、付加機能は限られます。シンプルな構造を重視する方には向いていますが、アプリ連携や履歴確認などの機能を求める場合は、電子式のキーレス錠も比較対象になります。


ボタンタイプ


ボタンタイプは、リモコンキーやタグキー(キーホルダーのように持ち歩ける小型の認証キー)などの携帯キーを持った状態で、玄関ドアやハンドルのボタンを押して施錠・解錠するタイプです。錠前側が携帯キーを認証してから作動するため、手元のリモコンを操作するタイプとは使い方が異なります。

カードキーのように読み取り部へかざしたり、暗証番号を入力したりする操作はありません。操作の起点は手元のキーではなく玄関ドア側にあるため、携帯キーの認証とドア側のボタン操作を組み合わせて使う点がボタンタイプの特徴です。


スマートロック・スマートフォンキー


スマートロック・スマートフォンキーは、スマートフォンのアプリと玄関の錠前を連携させて施錠・解錠するタイプです。BluetoothやWi-Fiを使う製品が多く、アプリで操作するものや、スマートフォンを近づけて認証するものがあります。

製品によっては、外出先から施錠状態を確認したり、解錠履歴を見たりできる機能も備えています。カードキーやリモコンキーと異なり、スマートフォンのアプリを鍵として使う点が、スマートロック・スマートフォンキーの大きな特徴です。

スマートフォンを日常的に持ち歩く人にとっては、鍵を別で管理する手間を減らしやすい一方、スマートフォンの充電切れや通信環境の影響を受けることがあります。
そのため、玄関用として選ぶ際は、アプリ以外の解錠方法が用意されているかも確認しておくと安心です。


生体認証錠(指紋認証・顔認証など)


生体認証錠は、指紋や顔などの生体情報を読み取って玄関を解錠するタイプです。
一般住宅向けでは指紋認証タイプが比較的多く、専用センサーに指を当てて、登録済みの指紋と照合します。顔認証タイプは、玄関ドア側のカメラで登録した顔を読み取る仕組みです。

カードキーや暗証番号錠と異なり、物理的な鍵や番号ではなく本人の情報で認証する点が特徴です。ただし、指紋認証では指の乾燥・濡れ・ケガ・センサー汚れなどによって、うまく読み取れないことがあります。玄関用として選ぶなら、指紋や顔を読み取れないときに、非常用の鍵や暗証番号などで開けられる製品かまで見ておくと安心です。

顔認証タイプも、夜間の明るさやマスク着用時の認証可否によって使い勝手が変わります。

生体認証錠は便利な反面、認証エラーが起きたときに玄関前で困りやすいため、日常の使いやすさと非常時の解錠手段をあわせて確認しておくことが大切です。


関連記事:生体認証式の鍵ってどんなもの?メリットや取り付け方法などを解説


関連記事:玄関の鍵を指紋認証にしたい!メリット・デメリットや取り付けにかかる費用相場を解説

キーレス錠に交換するメリットとは?

「MERIT」と書かれた積み木、ノート、ペン、人の手の画像

キーレス錠に交換すると、玄関の使い勝手や防犯面の見直しにつながります。まずは、代表的なメリットを確認しておきましょう。


  • 鍵を取り出す手間を減らせる
  • オートロックで施錠忘れを防ぎやすい
  • 種類によっては鍵を持ち歩かずに外出できる
  • ピッキング被害のリスクが低い
  • 合鍵を不正に複製されるリスクが低い
  • 鍵を紛失してもシリンダー交換が不要な場合がある

それぞれ詳しく見ていきます。


鍵を取り出す手間を減らせる


キーレス錠に交換すると、玄関前で鍵を取り出し、鍵穴に差し込んで回す手間を減らせます。カードをかざす、ドア側のボタンを押す、スマートフォンで操作するなど、解錠方法は製品によって異なりますが、従来の鍵よりも玄関前での動作を少なくしやすい点がメリットです。

雨の日に早く家へ入りたいときや、買い物帰りで両手がふさがっているときは、鞄やポケットから鍵を探すだけでも負担になります。子供を連れている場面や、夜間に玄関前が暗いときも、鍵穴を探している時間が長いと不安を感じるものです。玄関先で手間取る時間を短くできる点は、利便性だけでなく防犯面でも見逃せないポイントといえます。

特に、リモコン式やボタンタイプは、リモコンキーやタグキーを携帯していれば少ない動作で解錠できます。番号入力やスマートフォン操作の手間も減らしたい場合は、どの操作が必要になるのかを確認して選ぶと、帰宅時の使いやすさを判断しやすくなります。


オートロックで施錠忘れを防ぎやすい


キーレス錠の中には、玄関ドアを閉めると自動で施錠されるオートロック機能を備えた製品があります。外出時に鍵を手動でかける必要がなく、施錠確認の手間を減らせる点が特徴です。

鍵の閉め忘れを防ぎやすい点は、オートロック機能を備えたキーレス錠の大きなメリットです。外出先で「鍵を閉めたか不安になる」ことが多い方にとって、玄関ドアを閉めるだけで施錠される仕組みは安心材料になります。

ただし、すべてのキーレス錠にオートロック機能が付いているわけではありません。施錠忘れ対策を重視する場合は、自動施錠機能の有無のほか、スマートフォンで施錠状態を確認できる機能も玄関のキーレス錠を選ぶ際の基準になります。


種類によっては鍵を持ち歩かずに外出できる


キーレス錠の種類によっては、カードキーやリモコンキーなどの専用キーを持たずに外出できます。たとえば暗証番号錠は番号入力、生体認証錠は指紋や顔の認証で解錠するため、鍵をキーケースやバッグに入れて管理する必要がありません。

専用キーを持たずに外出できれば、外出先で家の鍵を落としたり、置き忘れたりする心配を減らせます。鍵の紛失が多い方にとって、外出先で家の鍵を紛失するリスクを避けられる点は分かりやすいメリットです。

ただし、キーレス錠の種類によっては、カードキーやリモコンキーなどを持ち歩く必要があります。家の鍵を持ち歩きたくない場合は、暗証番号錠や生体認証錠など、キーを使わずに解錠できる種類を選ぶのがおすすめです。


ピッキング被害のリスクが低い


キーレス錠の中には、玄関の外側に鍵穴が出ないタイプがあります。ピッキングは鍵穴から不正に解錠する手口のため、外側に鍵穴がなければその方法では開けられません。

そのため、鍵穴を狙ったピッキング対策になる点は、キーレス錠に交換する防犯面のメリットです。ただし、後付け型スマートロックや非常用シリンダー付きの製品では鍵穴が残ることがあります。

ピッキング対策を重視する場合は、キーレス錠という名称だけで判断せず、交換後に玄関の外側へ鍵穴が残るタイプかどうかを確認することが大切です。


関連記事:玄関のスマートキーが空き巣に狙われる?主なデメリットや対策について


合鍵を不正に複製されるリスクが低い


キーレス錠に交換すると、一般的な金属製の鍵よりも、合鍵を勝手に作られる不安を減らせます。カードキーやリモコンキーは登録情報や専用部品が必要になるため、街中の合鍵作製と同じ感覚では簡単に増やせません。

暗証番号錠や生体認証錠に関しては、番号入力や本人認証で解錠するため、そもそも複製される物理的な鍵がないタイプです。第三者が無断でスペアキーを作りにくい点は、キーレス錠に交換する防犯面のメリットです。


鍵を紛失してもシリンダー交換が不要な場合がある


従来のシリンダー錠は、家の鍵を紛失すると、拾われた鍵で玄関を開けられる不安が残ります。防犯面を考えると、鍵穴部分であるシリンダーごと交換したほうが安全なケースもあります。

一方、カードキー・リモコンキー・スマートロックなどのキーレス錠は、製品によって紛失したキーを登録から外せます。なくしたカードキーやリモコンで解錠できない状態にできれば、シリンダー交換までせずに安全性を保てることがメリットです。紛失したキーを無効化したあと、新しいカードキーやリモコンキーを登録できる製品であれば、同じ錠前を使い続けられます。

ただし、登録削除や再発行の方法は種類によって異なるため、交換前に紛失時の対応まで確認しておくと安心です。

キーレス錠に交換するデメリットとは?

ノートに赤色のペンで書かれた「DEMERIT」の画像

キーレス錠は玄関の使い勝手を高められる一方で、交換前に確認しておきたい注意点もあります。主なデメリットは次のとおりです。


  • オートロック機能は締め出しに注意する
  • 導入コストはシリンダー錠より高くなりやすい

それぞれ詳しく見ていきます。


オートロック機能は締め出しに注意する


オートロック機能は、玄関ドアを閉めると自動で施錠されるため、鍵の閉め忘れ対策になる一方で、締め出しには注意が必要です。カードキーやリモコンキー、スマートフォンを室内に置いたまま外へ出ると、ドアが閉まった時点で外から開けられなくなります。

ゴミ出しや宅配対応など短時間の外出でも、オートロックは通常どおり作動します。カードキーやスマートフォンを持たずに出ると戻れなくなるため、鍵を持たずに外へ出たときの締め出しリスクは、交換前に必ず確認したいデメリットです。
特に小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では、操作に慣れていないことで締め出しにつながるケースが多いので注意が必要です。

締め出しが不安な場合は、暗証番号でも開けられるタイプや非常用キー付きの製品を選ぶと、万が一のリスクを抑えやすくなります。


導入コストはシリンダー錠より高くなりやすい


キーレス錠は、一般的なシリンダー錠に比べて導入コストが高くなりやすい点がデメリットです。従来の差し込み式の鍵ならシリンダー交換だけで済むケースもありますが、キーレス錠は本体価格に加えて、取り付け費用や初期設定費用がかかります。

玄関ドア本体と鍵をセットで交換する場合、シリンダー錠を選ぶときより5万〜10万円ほど費用差が大きくなることも珍しくありません。
導入コストだけを見ると、キーレス錠はシリンダー錠より負担が大きくなりやすいため、交換の際は予算に合わせた種類選びが大切です。

キーレス錠は導入時の負担こそ大きいものの、毎日の施錠・解錠を楽にし、防犯面の安心にもつながります。玄関で長く使うことを考えると、初期費用に見合う価値は十分にあるでしょう。

キーレス錠に交換する前に確認しておくべきポイント

ノートに書かれた電球とポイントPOINTの単語の画像

キーレス錠は種類によって使い方や注意点が異なります。交換後に困らないためにも、事前に確認したいポイントを整理しておきましょう。


  • 電源式と電池式で使い方や注意点が変わる
  • 暗証番号の漏えいや番号の推測に注意する
  • カードキーやリモコンキーを紛失したら登録削除や再登録を行う

それぞれ詳しく説明します。


電源式と電池式で使い方や注意点が変わる


キーレス錠には、住宅側の電源で動く電源式と、乾電池で動く電池式があります。電源式は電池交換の手間を減らせる反面、製品によっては取り付け時に配線工事が必要です。電池式は電気工事なしで後付けしやすいものが多い一方、定期的な電池交換は避けられません。

どちらが合うかは、玄関ドアの状態や使う人の人数、電池交換を管理しやすいかによって変わります。電源方式によって設置条件と管理方法が異なるため、普段の使いやすさだけで選ぶと、交換後に手間や不安が残ることがあります。

交換前には、電源の取り方、電池交換のしやすさ、非常用キーなど手動で開ける方法の有無を見ておく必要があります。設置条件と非常時の使い方まで把握しておくと、自宅に合うキーレス錠を選びやすくなります。


電池交換の目安と電池切れ時の開け方を確認する


電池式のキーレス錠は、電池残量がなくなるとカードキーやリモコンキー、タッチパネル操作で解錠できなくなるおそれがあります。外出先から戻ったときに玄関を開けられないだけでなく、製品によっては施錠操作にも支障が出ます。

多くの製品は、電池残量が少なくなるとランプや警告音で知らせます。ただし、警告サインを見落としたまま使い続けると、帰宅時に操作できず、非常用キーでの解錠が必要になることもあります。
電池切れの前兆に気づけるか、どのタイミングで交換するのかは、キーレス錠を選ぶうえで重要な確認ポイントです。

非常用キーで開けるタイプでも、キーレス化を目的にしていると普段から持ち歩かないケースは少なくありません。交換前に電池切れ時の開け方まで把握しておくと、締め出しのリスクを減らせます。


停電時に使えるか確認する


電源式のキーレス錠を選ぶ場合は、電源が止まったときの解錠方法を確認しておく必要があります。非常用バッテリーや非常用キーがある製品なら、停電中でも手動で玄関を開けられます。

災害時やブレーカーが落ちたときに対策がないと、普段どおりに玄関を使えません。特に玄関以外の出入口が少ない住宅では、非常時の解錠方法が生活の安全に直結します。停電中でも使える解錠方法があるかは、電源式を選ぶ前に確認したいポイントです。

電気系統の故障や配線トラブルが起きたときに、自己判断で分解すると復旧費用が高くなることがあります。電源式を選ぶ場合は、自分で対応できる範囲と、鍵屋または電気工事に対応できる専門事業者へ相談すべき範囲を分けて考えると安心です。


暗証番号の漏えいや番号の推測に注意する


暗証番号錠は、鍵を持ち歩かずに玄関を解錠できる一方で、番号を知られると第三者に開けられるおそれがあります。誕生日や電話番号、住所の一部など、身近な数字を使うと推測されやすいため、設定する番号には注意が必要です。

また、同じ暗証番号を長く使い続けると、よく押すボタンだけが擦れたり、指紋や汚れが残ったりして、番号を推測されるリスクが高まります。暗証番号は知られる可能性を考えて、定期的に変更しながら管理することが防犯面で大切です。

もし番号を忘れてしまうと自分でも玄関を開けられなくなります。非常用キーや管理者用の解錠方法がない製品では、破壊開錠が必要になるケースもあるため、交換前に番号を忘れたときの対応方法まで確認しておくと安心です。


関連記事:空き巣対策の暗証番号キーにも弱点が!主なデメリットや対策について


カードキーやリモコンキーを紛失したら登録削除や再登録を行う


カードキーやリモコンキーを紛失したときは、悪用を防ぐために、なくしたキーを登録から外す対応が必要です。 紛失したキーの登録を削除できれば、そのキーでは玄関を解錠できなくなります。

ただし、登録削除や再登録の方法は製品によって異なり、メーカーへの確認が必要になることもあります。管理者用カードや登録番号が必要な製品もあるため、紛失したキーだけを使えない状態にできるか、新しいキーを追加登録できるかどうかは、交換前に確認しておきたいポイントです。

外出先でなくした場合は、警察に落とし物として届いていないか確認することも大切です。メーカー名や型番、緊急時の連絡先を控えておくと、紛失時の対応を進めやすくなります。


関連記事:家のカードキーを無くした! 紛失時の対処法や紛失防止策を紹介

玄関の鍵は自分でキーレスに交換できる?

DIYのイメージ画像

玄関の鍵をキーレスに交換できるかは、製品の種類や取り付け方法によって変わります。自分で対応できる範囲と鍵屋へ依頼したほうが安全なケースを確認しましょう。


  • スマートロックは自分で後付けできることがある
  • スマートロック以外のキーレス錠は鍵屋への依頼が向いている

それぞれ詳しく説明します。


スマートロックは自分で後付けできることがある


スマートロックは、既存のシリンダーを交換せず、室内側のサムターンに本体を取り付けて使うタイプが多いです。両面テープで固定する工事不要の製品であれば、穴あけや配線をせずに後付けできるケースがあります。

ただし、すべての玄関ドアに取り付けられるわけではありません。サムターンの形状、ドア枠との距離、取り付け面の凹凸、ドアノブと鍵穴が一体になった錠前などによって、対応できる製品は変わります。

スマートロックは「買えば必ず付く」ものではなく、自宅の錠前に適合するかがDIY判断の分かれ目です。
取り付け位置がずれると、施錠・解錠が途中で止まったり、アプリ上の表示と実際の鍵の状態がずれたりするおそれがあります。閉めたつもりでも実際には鍵がかかっていない状態になり、 防犯面でも不安が残ります。

作業に不安があるときや、既存の錠前を外す必要があるときは、鍵屋へ相談したほうが安全です。


スマートロック以外のキーレス錠は鍵屋への依頼が向いている


スマートロック以外のキーレス錠は、鍵屋への依頼が向いています。
カードキー・暗証番号錠・リモコンキーなどは、製品によって取り付け穴の位置や大きさ、固定方法が異なり、玄関ドアへの穴あけ加工やストライク(鍵を受けるためにドア枠側へ取り付けられている金具)の調整が必要になるケースがあります。

電源式のキーレス錠では、配線作業を伴うこともあります。この場合は電気工事士の資格が必要になるため、DIYで対応できる範囲は限られます。電池式であっても、ドアや錠前に合わない製品を無理に取り付けると、施錠・解錠の作動不良につながります。

加工位置を誤ると、錠前を正しく固定できなかったり、デッドボルト(施錠時にドア側面から出て、枠側に差し込まれる部品)がストライクに入らなかったりして、鍵が正常にかかりません。スマートロック以外のキーレス錠は、ドアと錠前の適合確認や加工精度が重要になるため、無理にDIYで進めると防犯性が下がります。

穴あけ加工や配線作業が必要なタイプ、既存の錠前を外す作業を伴うタイプは、鍵屋へ相談したほうが安心です。自分で取り付けられるか迷う場合も、事前に取り付け可否を確認しておくと、部品の購入ミスや施工不良を避けやすくなります。

玄関の鍵をキーレスに交換する費用相場

家の模型と鍵と電卓の画像

玄関の鍵をキーレスに交換する費用は、自分で取り付けるか、鍵屋へ依頼するかによって大きく変わります。主な費用相場は次のとおりです。


キーレス錠の種類交換方法費用相場/th>
スマートロック・後付けスマートキーDIYで取り付ける2万〜15万円程度
メカニカル式暗証番号錠鍵屋へ依頼する4.5万〜10万円程度
電子式暗証番号錠鍵屋へ依頼する5万〜12万円程度
カードキー・リモコンキー鍵屋へ依頼する8万〜12万円程度
鍵屋へ依頼する生体認証錠・指紋認証錠8万〜20万円程度
鍵屋やリフォーム専門事業者などに依頼するスマートキー付き玄関ドアへの交換30万円以上

※上記はあくまで目安です。


DIYで取り付ける場合は、スマートロックや後付けスマートキーが主な選択肢です。通販で購入できる製品もあり、鍵屋へ依頼するより費用を抑えられるケースがあります。
ただし、玄関ドアやサムターンの形状に合わない製品を選ぶと取り付けできません。取り付け位置がずれると施錠不良につながるため、安さだけで判断するのは避けたほうが安全です。

鍵屋へ依頼してキーレス錠に交換する場合は、錠前本体の価格に加えて、取り付け作業費やドアの加工費がかかります。暗証番号錠やカードキー、リモコンキー、生体認証錠は、製品によって取り付け穴の位置や固定方法が異なるため、現地確認後に総額が変わることもあります。
本体代だけでなく、作業費・部品代・出張費・追加加工費まで含めた総額を確認することが、費用トラブルを避けるポイントです。

スマートキー付きの玄関ドアごと交換する場合は、鍵だけの交換より費用が高くなります。一方で、古い玄関ドアの劣化や防犯性もまとめて見直せるため、鍵だけを新しくしても不安が残る住宅では選択肢になります。

玄関の状態や求める防犯性によって適した方法は変わるため、見積もり時は作業内容と費用の内訳まで確認しておくと判断しやすくなります。

玄関の鍵をキーレス錠に交換するときによくある質問

「Q&A」と書かれた木のブロックの画像

キーレス錠への交換では、玄関ドアの種類や電気工事の有無、賃貸での対応などで迷うことがあります。よくある質問は次のとおりです。


  • 玄関が引き戸でもキーレス錠に交換できる?
  • キーレス錠の交換に電気工事は必要?
  • カードキーやリモコンキーをなくしたらどうする?
  • 賃貸でもキーレス錠に交換できる?

順に回答します。


玄関が引き戸でもキーレス錠に交換できる?


玄関が引き戸でも、引き戸用のキーレス錠に交換できるケースがあります。キーレックスのようなメカニカル式暗証番号錠や一部の電子錠は、引き戸対応の製品も選択肢に入ります。

ただし、すべての引き戸に取り付けられるわけではありません。扉の厚み、戸先錠や召し合わせ錠の種類、取り付けスペースによって、対応できる製品は限られます。引き戸は開き戸と錠前のつくりが異なるため、対応製品の確認が欠かせません。

自己判断で製品を購入すると、扉の厚みが合わず取り付けできなかったり、追加加工が必要になったりするおそれがあります。

引き戸の玄関をキーレスにしたい場合は、鍵屋に現地で確認してもらうと、取り付け可否や費用を判断しやすくなります。


キーレス錠の交換に電気工事は必要?


キーレス錠の交換で電気工事が必要かどうかは、取り付ける製品の電源方式によって変わります。乾電池で動く電子錠や電池式のスマートロックであれば、基本的に電気配線工事は不要です。

一方、住宅側の電源から配線して動かす電気錠を取り付ける場合は、電気工事を伴います。電気錠は電池交換の手間を減らせる反面、配線工事や設置条件の確認が欠かせないため、DIYで簡単に後付けできるタイプではありません。

電池式の電子錠なら電気工事は不要ですが、配線を伴う電気錠では工事が発生すると考えると分かりやすいです。

「キーレス錠」とひとまとめにされることがありますが、実際には電池式と電源式で取り付け方法が異なります。
見積もり時に電気工事の案内を受けたときは、取り付ける製品が電気錠なのか、電池式の電子錠で代用できるのかまで確認すると、費用や工事内容を判断しやすくなります。


賃貸でもキーレス錠に交換できる?


賃貸住宅でも、原状回復しやすいスマートロックなら後付けできるケースがあります。ただし、玄関ドアや鍵は建物の設備にあたるため、自己判断で交換すると退去時のトラブルにつながります。導入前に管理会社や貸主へ相談し、許可を得てから進めることが基本です。

賃貸で選びやすいのは、室内側のサムターンに両面テープで貼り付けるタイプです。穴あけやビス留めをしない製品であれば、退去時に取り外しやすく、元の状態にも戻しやすくなります。
賃貸では、取り外したあとに跡が残りにくいかが、製品を選ぶうえで重要なポイントです。

シリンダー交換タイプを選ぶ場合は、元のシリンダーを退去時に戻す必要が出ることがあります。穴あけ工事を伴うキーレス錠は原状回復が難しく、賃貸では避けたほうが安全です。許可を得る際は口頭だけで済ませず、メールなど記録が残る形にしておくと、退去時の確認もしやすくなります。

玄関の鍵をキーレスに交換するなら費用・種類・電池切れ対策まで確認する

玄関の鍵は、カードキー、リモコンキー、暗証番号錠、メカニカル式キーレス錠、スマートロック、生体認証錠などへ交換できます。種類によって使い方や費用、防犯性、電源まわりの注意点が異なるため、便利そうという理由だけで選ぶと、交換後に不便を感じることがあります。

自分で後付けしやすいのは、主にスマートロックです。ただし、サムターンの形状やドアの状態が合わなければ、正常に作動しません。電子錠やメカニカル式キーレス錠、生体認証錠は、ドア加工や錠前の調整が必要になるケースも多く、鍵屋への依頼が向いています。

費用相場は種類によって幅があり、ドア加工や電気工事、錠ケースの不具合があると総額も変わります。見積もりでは、部品代・作業費・出張費・追加費用の有無まで確認しておくと、費用トラブルを避けやすくなります。

キーレス錠は、施錠忘れ対策や合鍵管理の負担軽減に役立ちます。一方で、電池切れ、締め出し、暗証番号の漏えい、カード紛失時の対応を決めておかないと、防犯性や使いやすさに不安が残ります。玄関の鍵をキーレスに交換するなら、費用・種類・非常時の開け方まで確認し、自宅の玄関に合う方法を選ぶことが重要です。

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