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古銭の種類を紹介しますvol.3

公開日:2021.11.18 更新日:2024.4.5
古銭の種類を紹介しますvol.3

古銭の種類は幅広く、古銭買取で扱っているのは日本の古い硬貨・紙幣だけでなく、海外の貨幣から記念コイン、ギザ十といった現代貨幣にいたるまで様々なタイプのものがあります。
有名なものでいえば和同開珎や寛永通宝も古銭で穴銭という種類のものになります。穴銭はは文字通り、穴の開いた形をしているのが特徴的です。厳密には四角い穴がある貨幣を穴銭と呼び、丸い穴がある貨幣を古圜法と呼んでいます。
また、有名な大判や小判も古銭の一種になります。

この記事では、古銭の種類についてご紹介します。

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銀貨とはどんな種類の古銭?

銀貨とはどんな種類の古銭なのかについてご紹介します。

山積みの銀貨の写真

銀判は大判・小判の同類のようなものであり、藩が作った銀のお金のことを指します。種類としては盛岡銀判や会津銀判などがあります。

盛岡銀判とは、その名の通り盛岡藩が鋳造したお金で、この盛岡銀判の特徴としては、幕末に作られた事と二つの種類があるという点になります。盛岡銀判は、慶應4年の初め頃から鋳造されたお金です。この銀判は盛岡藩が手動で作った、地方貨幣となっています。盛岡銀判の種類は七匁銀判と、八匁銀判というものになります。

次に会津銀判ですが、これは会津藩によって製造されたもので、鋳造された量はあまり多くないため希少性の高い銀判となっています。この銀判は会津藩の中で使われるために、発行されました。

その他、銀判には秋田銀判というものもあります。秋田銀判というのは、久保田藩が中心に鋳造したお金です。久保田藩が幕末の文久3年頃から、発行し始めました。逼迫した藩の経済事情を好転させるために、作り出したのが秋田銀判だったのです。特に戊辰戦争が、久保田藩の経済状態を悪化させたと考えられています。久保田藩が作った銀判には、四匁六分と九匁二分という種類のものがあります。

銅貨とはどんな種類の古銭?

銅貨とはどんな種類の古銭なのかについてご紹介します。

瓶からこぼれた銅貨の写真

銅貨とは銅を原料として作られた貨幣の総称です。古来から、銀貨と銅貨は金貨と並んで世界各地で流通しており、現在でも日本の50円玉、100円玉、旧500円玉の主成分は銀であり、10円玉の主成分が銅となっています。

明治以降の近代日本の古銭に限ると、銀貨、銅貨の古銭としての価値はそれほど高くはなく、大量生産されているため古銭の買取では、一部の希少なものを除き、1,000円程度からの買取価格になります。古銭市場における銅貨とは、一般的に明治以降に発行された近代銭のうち銅で作られたものを指し、一厘銅貨、半銭銅貨、2銭銅貨、1銭銅貨などが、銅貨と呼ばれています。

古銭の買取市場で高額に売買されるのは、発行枚数が800枚と極端に少なく、希少価値が高い明治13年発行の一厘銅貨です。保存状態がいい未使用のものであれば、古銭の価値が高く1,000,000円程度で売買されることもあります。

また、銀や銅以外の素材からできている貨幣として、十銭ニッケル貨、菊五銭白銅貨、1銭アルミ貨、1銭錫貨などが挙げられます。これらの貨幣は、通常の古銭の買取相場は1枚50円程度からですが、流通枚数が少なく希少価値が高いもの、製造枚数が少ない年のもの、状態のよく未使用のものは、古銭の価値が高くなり、驚くような値が付く場合があります。

海外硬貨とはどんな種類の古銭?

海外硬貨とはどんな種類の硬貨なのかを紹介します。

海外硬貨の写真

海外硬貨とは世界中のさまざまな国で発行された硬貨のことです。そのなかには、現在流通して使われているものもあれば、もう流通していない古いものもあります。また、記念コイン・記念硬貨と呼ばれるものも存在します。さらに、メイプルリーフ金貨など、各国の造幣局などが発行している地金型金貨も海外硬貨の一種です。地金型の銀貨と同じくプラチナコインもあります。

日本の買取市場で取引されている海外硬貨は地金型金貨と収集型金貨が中心です。地金型金貨とは造幣局が投資用に製造、発行している金貨です。人気があるのは純度99.99パーセント以上の純金製コインで、それらは金地金の時価相当分に少額の金額を上乗せした時価で売買されます。

一方、収集型金貨は記念コインなどの形で発行される金貨の総称です。地金型金貨が投資の対象とされるのに対して、こちらはコレクションの対象とされます。

海外金貨とか海外硬貨は、少し前まではコレクターからの人気が非常に高くなっていました。しかし海外金貨や硬貨の収集ブームが過ぎると、買取価格は少しずつ減少しています。買取価格相場というのは、その時々で変化するものです。特に何か国際的に大きな行事があるときには、価格が上昇することがあります。東京オリンピックが近くなってきているため、海外金貨や硬貨に注目が集まっています。

中国貨幣とはどんな種類の古銭?

中国貨幣とはどんな古銭なのかについてご紹介します。

自立している中国貨幣の写真

代表的な中国貨幣の種類として周王朝の頃に誕生した青銅貨幣、秦王朝の頃に誕生した半両銭、宋王朝の頃に誕生した交子・会子があります。

青銅貨幣は春秋・戦国時代に青銅の鋳造がはじまり、貨幣として流通したものです。秦では日本の5円玉に似た形をした環銭が、楚では蟻の顔に似た形をした蟻鼻銭が使用されていました。また斉や燕では小刀に似た形をした刀銭が、韓や魏、趙の形をした布貨が使用されていました。

半両銭は紀元前221年に秦の始皇帝が中国全土を統一した際、各地で異なる貨幣が使用されていたのを統一することになった際に流通したものです。

そして、交子・会子は宋の時代に商人達の間で出回っていた手形がもとになっているものです。のちに政府発行の紙幣として流通するようになりました。これが中国で初となり、世界でも初となる紙幣です。

さらに、原価の高い素材が使用されていないことに加えて、コレクター人気が高いとはいえない点が災いして、買取市場での価値は低めですが、小刀の形に似た刀銭については、青銅貨幣の中でも高価買取が期待できる中国貨幣といえます。程度によって買取価格は変わってくるものの、100,000円以上の値が付くこともあるかもしれません。

古銭の種類の情報まとめvol.3

ここまでご紹介した古銭の種類ごとの情報をまとめてご紹介します。

6枚の古銭の写真

古銭とは、近世以前に使用されていた古いお金のこと。 過去に通貨として使用されていましたが、現在では使用されていない貨幣のことを指します。そのジャンルは細分化され、非常に沢山の古銭が存在し、その価値も様々となります。 日本で鋳造された古銭を始め、中国から伝来した古銭、そして外国へ製造を委託した古紙幣などもあります。日本の古銭の始まりは、奈良時代にまで遡ります。 708年に和同開珎と呼ばれる古銭が鋳造され、長きにわたり和同開珎が、日本最古の古銭であるとされてきましたが683年に鋳造された富本銭があるという説もあり、どの古銭が日本最古か研究で未だ解明されていない部分でもあります。

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