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害鳥駆除対策について紹介しますvol.3

公開日:2021.12.2 更新日:2024.4.11
害鳥駆除対策について紹介しますvol.3

カモ・カワラヒワ・メジロ・カササギは場合によっては害鳥とみなされる場合があります。とはいえ、対策は他の害鳥と同様の対策で対処できることは多く、警戒が必要な鳥はそれほど多くありません。

この記事ではカモ・カワラヒワ・メジロ・カササギの被害対策について解説します。

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カモを駆除するための対策を紹介

カモは防鳥ネットでの対策が効果的!光り物などは効果が薄いため避けよう

田んぼを歩いているカモの写真

カモを防ぐための対策としては防鳥ネットでの対策が効果的です。光り物など、他の鳥では効果を発揮するものは効果があるものの、学習能力が高い鳥のため、効果がなくなる可能性があります。

カモはイネや麦、キャベツやレンコンなどを食べてしまい、甚大な被害をもたらします。被害額は年々減少傾向にあるものの、1回の被害額が大きいため、依然として農家の天敵であることに変わりはありません。

カモはある程度大きさがある鳥のため、10cm程度の大きさの防鳥ネットを張り巡らせることで、侵入できなくなります。防鳥ネットを張り巡らせるのは手間がかかりますが、カモ以外にも様々な害鳥の対策として効果が発揮されるため、おすすめです。

カモの種類としてはカルガモが日本に常にいる鳥のため、被害が大きいと言われていますが、マガモ、ヒトリガモ、コガモなどは秋冬に日本にやってくるため、これらのカモの被害も注意しましょう。

カモは学習能力が高い鳥のため、対策内容によっては効果をなくしてしまう可能性があります。具体的にはCDなどの光り物やかかし、爆音機、エアガンやロケット花火があります。これらは一時的な対策としては効果を発揮しますが、発動パターンを学習し、慣れも出てくるため、長期的には効果を発揮しないことも少なくありません。そのため、防鳥ネットを張り巡らせる前の一時的な対策としての利用をおすすめします。

カワラヒワを駆除するための対策を紹介

カワラヒワは防鳥ネットの効果が薄い!爆音機が効果的だが注意点あり

野生のカワラヒワの写真

カワラヒワは防鳥ネットの効果がそれほどではなく、爆音機での対策が効果的です。しかし、爆音機の使用には注意点もあり、近くの住民への配慮が重要になります。

カワラヒワはスズメと同じくらいの大きさの鳥で、スズメと同様に米を食べることから、被害内容もスズメと似通っています。ただし、スズメよりも身体が細身のため、防鳥ネットの効果が発揮されにくく、かなり網目が細かい物でなければカワラヒワの侵入は防げません。

対策としては爆音機やタカの模型などが効果を発揮すると言われています。ただし、爆音機は使用するタイミングや配慮が必要です。カワラヒワは人里近くに生息することが多く、爆音機の利用がクレームにつながることもあります。そのため、爆音機の使用は周囲に人がいない環境で使用する時間帯には配慮しましょう。

カワラヒワは冬に群れを作る傾向があり、冬場の作物の場合は被害が甚大になることがありますが、秋などの場合は群れが小さいため、被害がそれほど大きくなりません。そのため、ひまわりのタネなども好んで食べるものの、被害の報告事例はなく、適切な対策さえしていれば注意が必要な鳥ではないでしょう。

メジロを駆除するための対策を紹介

メジロは小さな鳥のため、被害はほぼない!果樹被害もあるが他の鳥の対策が大切

柿を食べているメジロの写真

メジロは体長約11cmで非常に小柄な鳥です。スズメよりも小さく、果樹を好んで食べますが、力が弱く、皮を破る力もないため、単体ではほとんど被害がない鳥です。しかし、果樹を好むムクドリやヒヨドリによって食べられた跡がある場合、その跡を利用して果樹被害が出ることもあります。そのため、ムクドリやヒヨドリの対策がメジロ対策をするのには効果的です。

具体的には防鳥ネットを張り巡らせるか袋かけをする方法が効果的です。防鳥ネットを張り巡らせれば、ムクドリやヒヨドリが侵入できなくなるため、被害はほぼなくなるでしょう。しかし、面積が広く、費用が膨大になるため、コスト面で対策が難しい場合もあります。その場合は袋かけを行って被害を防ぐ方法もあります。

ポリエステル製の袋は鳥害に強く、ムクドリやヒヨドリの被害を防ぐのに効果を発揮します。手間こそかかる物の、費用はそれほどかかりませんので、対策としてはおすすめです。

しかし、メジロそのものが果樹に対して被害を出すことは少なく、被害はほとんどない物だと考えても差し支えありません。メジロそのものを無理に対策をする必要はないと言ってもよいでしょう。ムクドリやヒヨドリの被害を抑えれば、メジロの被害は必然的になくなります。

カササギを駆除するための対策を紹介

カササギは電柱に巣を作り停電のリスクあり!個人での対処は難しいため早めの連絡を

枝にとまっているカササギの写真

カササギは電柱に巣を作る習性があり、巣が電線に触れることで停電のリスクがあります。佐賀市では天然記念物として保護対象になっており、無闇な駆除はできません。

カササギは長い枝や針金などを利用して巣を作る習性があります。そのため、佐賀市では長い枝が出ないよう剪定を行い、針金なども除去することで、街中で巣を作ることを未然に防止しています。

巣がもし作られ、卵まで生まれてしまっている場合は巣立ちまで撤去できなくなることもあるため、もしカササギが巣を作り始めているのを確認したら、業者に連絡して対処してもらいましょう。

カササギの巣の撤去は感電のリスクがあるため、個人での対処は難しく、業者による除去も、慎重な作業が求められるため、どうしても時間がかかります。

しかし、カササギによる巣作りの予防策がとられた結果、カササギの巣が原因の停電は数が減少しています。20年前であれば年間10件はあったものが、最近では1年に2回ほどに抑えられています。カササギは日本ではそれほど繁殖しておらず、被害はほとんどないため、保護対象として見守りましょう。

害鳥駆除対策まとめvol.3

カモ・カワラヒワ・メジロ・カササギの被害は適切な対処で怖くない

枝にとまっている鳥の写真

この記事ではカモ・カワラヒワ・メジロ・カササギの被害に対策する方法をお伝えしました。

これらの鳥は一部大きな被害を出す場合もありますが、実害がある鳥は多くはなく、対策も他の鳥と同様の対策で対処できるものが多いため、これらの鳥を特別目の敵にして対策する必要性は高くはありません。

この記事を参考に適切な対策を行い、被害を最小限に抑えましょう。

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