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家に出るネズミの種類は?大きさ・フン・出る場所で見分ける方法

公開日:2026.10.30
家に出るネズミの種類は?大きさ・フン・出る場所で見分ける方法

「家でネズミを見かけたけれど、どの種類だろう」
「天井裏の音は本当にネズミなのか」
と気になって調べている方もいるのではないでしょうか。

家に住み着くネズミは種類によって好む場所や行動が異なり、合わない対策を続けてしまうことで被害が収まらないことがあります。また、天井裏の物音の正体がネズミ以外の動物だった場合は、許可なく捕獲できないなど対応そのものが変わります。

この記事では、家に出るネズミの種類と、ネズミの大きさ・フン・発見場所から見分けるポイントを紹介します。種類がわかったあとに取り組みたい対策や、ネズミ以外の生き物を疑うべきケースもまとめたので、対策を始める際に役立ててください。

家に出るネズミの種類は何がある?

家に出るネズミの種類をまとめているイラスト

家に出るネズミは、主にクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種です。いずれも屋内に住み着くネズミで、まとめて「家ネズミ」と呼ばれます。

3種は体の大きさだけでなく、好む場所や行動にも違いがあります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

種類体長体の特徴出やすい場所
クマネズミ15〜20cm尾は体より長く、耳が大きい天井裏、壁の中、建物の高い場所
ドブネズミ18~26cm尾は体より短く、耳が小さい床下、台所、下水まわり、建物の低い階
ハツカネズミ5~10cm灰褐色の小型のネズミ床下、1階部分、物置

※体長は、頭からお尻までの長さ

参照元:『ねずみ』:新潟市


クマネズミは屋根裏や高い場所に出やすい


天井裏から物音がする場合は、まずクマネズミを疑ってください。

クマネズミは体長15〜20cmで、体より長い尾と大きな耳を持っています。運動能力が高く、壁を駆け上がったり、配管や電線を伝ったりして建物の中を立体的に動き回ります。そのため、天井裏や壁の中、建物の高い階に住み着きやすいネズミです。

一方で、臆病で警戒心が強く、毒餌やトラップにかかりにくい種類です。そのため、餌や巣になる資材をなくす対策とあわせて進める必要があります。

関連記事:クマネズミの大きさは何cm?ドブネズミとの違いや見分け方を解説


ドブネズミは床下や水まわりに出やすい


床下や台所の低い場所で姿を見たなら、ドブネズミの可能性があります。

ドブネズミは家ネズミ3種のなかでもっとも大きく、体長18~26cm、体重200〜400gです。尾は体より短く、耳は小さいのが特徴です。

泳ぎが得意で湿った場所を好み、下水や台所、地下、建物の低い階などで暮らします。クマネズミのように立体的には動かず、主に平面を移動します。


ハツカネズミは小さな隙間から入りやすい


ハツカネズミは体長5~10cmの小型のネズミです。都心よりも郊外に多く、家の中では床下や1階部分、物置などで出やすいです。

体が小さいぶん、1cmほどの隙間でも通り抜けられるとされています。ドアや配管まわりのわずかな隙間からも、家の中に入り込むことがあります。

大きさでネズミの種類は見分けられる?

大きいネズミと小さいネズミの画像

見かけたネズミの大きさは、種類を絞り込む手がかりになります。ただし、成長途中の子ネズミは体が小さいため、大きさだけでは種類を判断しきれないこともあります。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 大きさだけでは種類を断定できないケースもある
  • 大きめのネズミはクマネズミかドブネズミを疑う
  • 小さめのネズミはハツカネズミや子どものネズミ

それぞれ詳しく見ていきましょう。


大きさだけでは種類を断定できないケースもある


見かけたネズミの大きさは、尾や耳の形、出た場所とあわせて判断してください。

家ネズミの体長は種類ごとに幅があり、クマネズミとドブネズミのように、大きさの範囲が近い種類もいます。さらに、成長途中のネズミは成獣より小さいため、大きさだけを見ると別の種類と取り違える恐れがあります。


大きめのネズミはクマネズミかドブネズミを疑う


体長15cm以上の大きめのネズミなら、クマネズミかドブネズミの可能性があります。

2種を見分けるときは、尾と耳に注目してください。尾が体より長く耳が大きければクマネズミ、尾が体より短く耳が小さければドブネズミです。クマネズミは耳を前に折り返すと目を覆うほど大きく、ドブネズミは折り返しても目まで届きません。

参照元:『ネズミの種類、ネズミによる被害とその対策』:千葉市


小さめのネズミはハツカネズミや子どものネズミ


手のひらに乗るほど小さなネズミなら、ハツカネズミか、クマネズミやドブネズミの子どもが考えられます。

ハツカネズミは、ほかの種類の子ネズミと間違うこともあります。小さなネズミを見かけたときは、大きさだけで判断せず、尾の長さやフンの形、出た場所もあわせて確認してください。

参照元:『ネズミ類』:札幌市
関連記事:小さいネズミの種類一覧!家に出るネズミの見分け方と注意点を解説

フンでネズミの種類を見分けるには?

フンでわかるネズミの種類判別画像

ネズミの姿を見ていなくても、フンの大きさと形から種類の見当をつけられます。家に住み着くネズミは、人が寝静まった夜間や留守の時間帯に活動することが多く、姿を見ないままフンだけが見つかることもあります。

種類ごとのフンの特徴は以下のとおりです。

種類フンの大きさフンの形
クマネズミ0.6〜1cm片方の端がとがっている
ドブネズミ1〜2cm大きく、両端が丸い
ハツカネズミ0.4〜0.7cm小さく、両端がとがっている

なお、調理台や食器など、食品に触れる場所や器具の近くでフンを見つけた場合は、よく洗浄・消毒してから使ってください。また、ネズミのフンには衛生上のリスクがあるため、素手で触れたり、乾いたまま掃除機で吸い取ったりしないでください。


細長いフンはクマネズミ


クマネズミのフンは長さ0.6〜1cmほどで、片方の端がとがった形をしています。

ドブネズミのフンより小さく、ハツカネズミのフンより大きめです。ハツカネズミのフンとは大きさが近いため、とがっているのが片方の端だけかどうかも確かめてください。


太く大きめのフンはドブネズミ


ドブネズミのフンは長さ1〜2cmと、3種のなかでもっとも大きく、両端が丸い形です。

クマネズミやハツカネズミのフンは端がとがっているため、丸みのある大きなフンならドブネズミのものだと見当がつきます。


小さなフンが点在している場合はハツカネズミ


ハツカネズミのフンは長さ0.4〜0.7cmと小さく、両端がとがっています。

クマネズミのフンも先がとがっていますが、とがっているのは片方の端だけです。両端がとがった小さなフンなら、ハツカネズミの可能性があります。

出る場所でネズミの種類は判断できる?

出る場所でわかるネズミの画像

ネズミの姿やフンを見つけた場所も、種類を見分ける手がかりになります。クマネズミは高い場所、ドブネズミは低く湿った場所を好むなど、種類ごとに暮らしやすい場所が異なるためです。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 天井裏や壁の中に出る場合はクマネズミが多い
  • 床下や排水まわりに出る場合はドブネズミ・ハツカネズミが多い

ただし、出た場所だけで種類を断定することはできないため、それぞれの出現場所の特徴を確認し、大きさやフンの形とも照らし合わせて判断しましょう。


天井裏や壁の中に出る場合はクマネズミが多い


天井裏の足音や、壁の中を動き回る物音が続くなら、クマネズミの可能性があります。

クマネズミは、建物の高い所や壁の中、天井裏などに住み着きます。紙くずや布切れを集めて、天井裏や壁の中、物置といった人目につかない暖かい場所に簡単な巣をつくります。

東京都内のねずみ被害は、ほとんどがクマネズミによるものとされています。

参照元:『ねずみ対策』:東京都多摩府中保健所


床下や排水まわりに出る場合はドブネズミ・ハツカネズミが多い


床下や台所、1階部分などの低い場所で見かけるネズミは、ドブネズミかハツカネズミの可能性があります。

ドブネズミは下水管や下水溝などの湿った場所を好み、排水管や建物の壊れた部分から入り込みます。一方、ハツカネズミも床下や1階部分、物置などに出やすい種類です。

床下や排水まわりで痕跡を見つけた場合は、体の大きさやフンの形も確かめて、どちらの種類かを絞り込んでください。

ネズミの種類が分かったら何をすればいい?

ネズミ対策を説明している画像

ネズミの種類の見当がついたら、餌場をなくし、侵入口を塞ぐ対策をしましょう。ネズミが人の家に住み着くのは、食べ物に困らず、安心して巣をつくれる場所があるからです。

家の中で1匹でも見かけたら、どこかに出入りできる場所があると考えられます。被害が広がる前に、以下の順番で対策を進めてください。

  • エサになるものを片付ける
  • フンやかじり跡がある場所を探す
  • ネズミを追い出すまたは駆除をする
  • 通り道や侵入口になりそうな場所を塞ぐ
  • 被害が続く場合は専門業者に相談する

ネズミが家の中に残ったまま侵入口を塞ぐと、被害が広がる恐れがあるため、まずは餌を片付けることから始め、順番に対策を進めましょう。


エサになるものを片付ける


ネズミは雑食性で、人の食べ物だけでなく、生ごみやペットの餌、お供え物なども食べます。家の中に餌が残っていると、ネズミが繰り返し寄りつく原因になるため、まずは食べ物を管理しましょう。

食品は冷蔵庫や戸棚、ふたのできる容器にしまい、生ごみは容器に入れてふたをしてください。ペットの餌は夜のうちに片付けるか、ネズミの届かない場所へ移すと安心です。

また、キッチンの床や棚の奥に落ちた食べかすも餌になるため、定期的に掃除することが大切です。餌を減らすことで、ネズミが住み着きにくい環境をつくれます。


フンやかじり跡がある場所を探す


フンやかじり跡は、台所まわりのほか、ネズミが巣をつくりやすい、人目につかない暖かい場所を重点的に探してください。痕跡や巣が見つかりやすい場所は以下のとおりです。


  • 冷蔵庫の後ろや電子レンジの上
  • タンスの後ろ、押入れ、引き出しの中
  • 天井裏や物置、雨戸の戸袋

探すときは、フンのほかに、物がかじられた跡や、壁や床の黒っぽい汚れがないかを確認します。この黒い汚れは、ネズミが同じ場所を何度も通るうちに、体の脂や汚れがこすれて付いたものです。こうした痕跡をまとめて「ラットサイン」と呼びます。

痕跡の近くに隙間があれば、そこがネズミの出入り口になっている可能性があるため、侵入口を塞ぐ場所の候補として控えておいてください。また、痕跡が続いている場所はネズミの通り道なので、捕獲器などを仕掛ける場所を選ぶ際の手がかりにもなります。

関連記事:ラットサインとは?ネズミがいるか確かめる見分け方と対処法


ネズミを追い出すまたは駆除をする


家の中にいるネズミは、粘着シートや捕獲器などで捕獲するほか、殺そ剤を使って駆除する方法があります。また、忌避剤を使って家の外へ追い出す方法もあります。ネズミは隅から隅へと移動する習性があるため、粘着シートや捕獲器はラットサインを手がかりに、壁沿いや通り道に仕掛けてください。

粘着シートは、ネズミの体全体が張り付くよう複数枚を並べて使います。シートの上に餌を置くと、ネズミが警戒して餌だけを取られることがあるため、何も置かないほうがよいです。

殺そ剤(さっそざい:ネズミを駆除する薬剤)を使う場合は、製品に表示された使用方法を守ってください。子どもがいる家庭では、誤って口にしない場所に置くなどの配慮が求められます。また、壁の中や天井裏など、取り出せない場所でネズミが死ぬと、悪臭や害虫が発生する恐れがあるため、扱い方には注意が必要です。

忌避剤などでネズミを寄せ付けにくくする方法もあります。ただし、侵入口が残っているとネズミが戻ってくることがあるため、侵入口の封鎖とあわせて進めてください。

特に警戒心の強いクマネズミは毒餌やトラップにかかりにくいため、餌を片付ける対策を先に徹底しておくと、捕獲につながりやすくなります。

関連記事:ネズミを家から追い出すには?効果が出やすい順番と再発防止を解説


通り道や侵入口になりそうな場所を塞ぐ


ネズミの捕獲や追い出しを行ったあとは、再び侵入されないように、出入口となっている隙間を塞いでください。侵入口が残っていると、捕獲しても外から新たなネズミが入り込む恐れがあります。

クマネズミは1.2cm以上の隙間なら通り抜けられるとされ、通気口や配管のまわり、建物の基礎、雨戸の戸袋などから入り込みます。隙間に、金属たわしを詰めたり、六角形の網目をした亀甲金網(きっこうかなあみ)をかぶせたりして塞ぎます。また、外壁用パテで埋める方法もあり、いずれもホームセンターなどで購入できます。

ネズミが家の中に残ったまま侵入口を塞いだ場合は、捕獲器などで中のネズミを捕まえる必要があります。また、天井裏や屋根まわりなどの高所は作業に危険が伴うため、無理をせず専門事業者に任せることも検討してください。

関連記事:ネズミの侵入を防止する方法!侵入口の見つけ方と塞ぎ方を解説


被害が続く場合は専門業者に相談する


餌の片付けや捕獲、隙間の封鎖を続けても物音やフンがなくならない場合は、ネズミ駆除の専門事業者への相談を検討してください。

専門事業者に相談したいケースは以下のとおりです。


  • 対策を続けても、物音やフンなどのラットサインが減らない
  • 天井裏や壁の中、床下など、自分では確認できない場所に出入りしている
  • 侵入口が高所にある、または見つけられない
  • 電気コードや断熱材がかじられている

専門事業者に依頼すると、ネズミの種類や侵入経路を調べたうえで、捕獲から侵入口の封鎖までまとめて任せられます。依頼する際は、作業範囲や追加料金の有無、保証の内容を見積もりの段階で確認しておくと安心です。

関連記事:ネズミ駆除の相場はいくら?戸建て・マンション別の費用目安と安く抑えるコツ

家にいるのはネズミ以外の生き物の可能性もある?

屋根裏に潜むネズミ以外の動物画像

天井裏の物音やフンの正体は、ネズミとは限りません。ハクビシンやアライグマ、イタチ、コウモリなども住宅に入り込み、天井裏で暮らすことがあります。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 天井裏で大きな足音がする場合はハクビシンやアライグマも疑う
  • 夜や早朝に天井裏からする足音はイタチにも注意する
  • 日没後に飛び立つ音がする場合はコウモリの可能性も

これらの動物は法律で守られた野生動物のため、許可なく捕獲することはできません。正体によって対応が大きく変わるので、音の大きさや時間帯、フンの特徴を確かめてください。


天井裏で大きな足音がする場合はハクビシンやアライグマも疑う


ネズミにしては大きすぎる足音が天井裏から聞こえる場合は、ハクビシンやアライグマが住み着いている可能性があります。

ハクビシンは体長40〜60cm、アライグマは体長40〜65cmと、ネズミよりはるかに大きな動物です。どちらも夜行性で、木登りを得意とします。屋根裏などに入り込むこともあり、さらにハクビシンは8cm四方ほどの隙間にも入り込むとされています。

屋根裏で大きな音がするほか、天井にシミができる、雨どいやベランダの一角にフンがまとまって落ちているといった変化も、住み着いているサインです。野生動物は許可なく捕獲できないため、お住まいの自治体の窓口に相談してください。

関連記事:ハクビシンを見つけたら自分で駆除はNG!人への影響や対策方法を紹介
関連記事:自分でできる?ハクビシンの駆除方法を紹介


夜や早朝に天井裏からする足音はイタチにも注意する


イタチは体長30〜40cmほどの夜行性の動物で、ネズミや鳥、昆虫などを捕食します。3cmに満たない隙間からでも侵入するといわれ、天井裏や軒下に入り込むことがあります。

夜間に天井裏を走り回る音に加えて、尿やフンの強いニオイがする場合は、イタチを疑ってください。イタチも法律で原則、捕獲が禁止されている動物のため、自治体の窓口に相談して対応を決めます。

関連記事:イタチの駆除は市役所に対応してもらえる?駆除する方法や費用相場を解説


日没後に飛び立つ音がする場合はコウモリの可能性も


住宅でよく見られるコウモリは、イエコウモリとも呼ばれるアブラコウモリです。人家の天井裏などに住み着き、日没後に巣から飛び出して虫を捕まえるため、日が沈んでから天井裏や軒下の隙間で出入りする音がする場合は、コウモリの可能性があります。

アブラコウモリのフンは5〜10mm前後で、クマネズミのフンと大きさも見た目も似ています。コウモリのフンはほとんどが虫の体のかけらでできているため、表面に虫の破片が見られることがあります。

コウモリも法律で守られた野生動物で、捕獲や殺傷はできません。病原体を持っている恐れもあるため、素手で触らないでください。

関連記事:家に住みついたコウモリを追い出す方法とは?効果的な対策法をご紹介

家に出るネズミの種類は大きさ・フン・出る場所を合わせて見分けよう

家に出るネズミは、主にクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミの3種です。種類によって体の大きさやフンの形、好む場所が異なるため、1つの特徴だけで判断せず、いくつかの手がかりを組み合わせて見分けてください。

天井裏や高い場所ならクマネズミ、床下や水まわりならドブネズミが目安です。小さなネズミは、ハツカネズミのほかに子ネズミの場合もあります。また、物音が大きい場合やフンの形が違う場合は、ハクビシンやイタチ、コウモリなどネズミ以外の動物の可能性も考えましょう。

種類の見当がついたら、餌の片付けや侵入口の封鎖を進めます。それでも被害が続く場合や、天井裏など自分で確認できない場所に住み着いている場合は、専門事業者への相談がおすすめです。

EPARKくらしのレスキューでは、お住まいの地域に対応できるネズミ駆除の専門事業者を比べて探せます。ネズミの種類の特定から侵入口の封鎖まで任せたいときは、ぜひ活用してください。

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